ニューオープン続々! 動画や写真映え必至、2025年最新“お出かけスポット”

エンタメ
2024.12.30

出かけるならどこに行く? 人気が出そうな場所のキーワードや、最新スポットを紹介。動画や写真映えすること間違いなし。

自然や都会の遊び場…。ニューオープンに注目。

2025年は、どんなお出かけスポットに注目が集まって、行ってみたくなるのだろう。

「今は興味・関心の対象が多様化しているのでなかなか一概に言えませんが、ただ、何かを“体験”できる場所に心が動きやすい傾向はあると思います。例えば、ハイブランドのポップアップに行って、その写真や動画をSNSに上げるなど。それにより友だちから『私も行きたい!』などのコメントがきて、次のコミュニケーションにつながっていく。そんなふうに友だちと緩くつながるためのきっかけ作りとして、体験があるように感じます」(「SHIBUYA109 lab.」所長・長田麻衣さん)

そのきっかけになりそうなのが、2025年1月26日にグランドオープンの「Ginza Sony Park」。公園として開放される建物内では、クリエイティブな体験型プログラムなどが行われる。

「コンクリートの無機質な空間がおしゃれ。みんな写真や動画を撮りたくなるはず」(長田さん)

また、1月22日には豊洲の人気スポット「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」が拡張して、新たな作品群が誕生。

「チームラボは、どこを切り取っても絵になる。誰かがSNSにアップした写真を自分も真似して撮る、という楽しみ方が、また盛り上がりそうですね」(長田さん)

ほかにも支持を集めそうなスポットのキーワードは、“自然界隈”。

「2024年も人気でしたが、2025年も続くと予測されます。これは風景自体が“映”そのもの。何をするわけではなく、雄大な風景の世界に自分が入り、リフレッシュするのが目的です」(西武文理大学教授・波潟郁代さん)

波潟さんの調査では、20代女性はお出かけ欲が活発で、目的意識がはっきりしているそう。

「その最たる例が“推し”です。推しのためなら、どこへでも行くでしょう。ほかにも音楽フェスやライブイベントへの参加に意欲的で、それと自然がセットになったら最強です」(波潟さん)

4月12日・13日に淡路島で開催される「MAGICHOUR」は、安藤忠雄建築が舞台。かつアーティストのラインナップが魅力的で、今回が初開催という特別感。

「フェスのほかにも人気があるのがテーマパーク。沖縄北部にオープン予定の『JUNGLIA』は、テーマパークと自然のコラボで、ここは行きたくなる人が続出するのでは。写真や動画映えするシチュエーションも、豊富にありそうです」(波潟さん)

動画や写真を撮る“体験”のある場所へ。

「Ginza Sony Park」がついにグランドオープン。
銀座の中心地に立つ、都会の中の公園。このなかではさまざまなアクティビティが開催される。グランドオープン第1弾は、体験型プログラム「Sony Park展 2025」。
東京都中央区銀座5‐3‐1 https://www.sonypark.com/

大人気「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」が拡張!
チームラボプラネッツが、約1.5倍に面積を拡張。さまざまな絶滅した動物を捕まえて観察する「捕まえて集める絶滅の森」など、10作品以上が公開。
東京都江東区豊洲6‐1‐16 https://www.teamlab.art/jp/e/planets/
チームラボ《捕まえて集める森》 Courtesy teamLab Forest, Fukuoka Ⓒチームラボ

“自然界隈”でゆったり、のんびり。

自然界隈とは、高原や川など自然を好むコミュニティのこと。自然の中で何もしない時間をつくるという体験。溢れる情報や複雑な人間関係などから離れてデトックス。

自然×「テーマパーク」「フェス」が人気!

安藤忠雄建築が舞台の新音楽フェス「MAGICHOUR」。
海に臨む淡路夢舞台で開催のリゾートフェス。夜には日本最大級の植物園で特別ステージがオープン。出演はiri、SIRUP、chelmico、七尾旅人ほか。
兵庫県淡路市夢舞台8‐10 淡路夢舞台/国営明石海峡公園 https://magichourfes.com/ ⒸMAGICHOUR

沖縄北部に新テーマパーク「JUNGLIA」が誕生!
場所は、世界自然遺産にも登録されている「やんばる」の沖縄北部。パーク内ではサファリライドなど、大自然の迫力を生かしたさまざまなアトラクションが楽しめる。インフィニティスパなどもあり。2025年オープン予定。https://junglia.jp/  Ⓒジャパンエンターテイメント

PROFILE プロフィール

長田麻衣さん

若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」所長。毎月200人のZ世代と対話を行う。TBS系『ひるおび』月曜コメンテーターなどメディア出演や寄稿も多数。

波潟郁代さん

西武文理大学教授、JTB総合研究所客員研究員。2023年、JTB総合研究所から西武文理大学に出向。観光マーケティングや生活者行動などを研究。

構成、文・保手濱奈美

anan 2428号(2024年12月25日発売)より

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No.2428掲載2024年12月25日発売

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