「人間の深層心理は、行動や口癖のパターンに表れます」と、ゲッターズ飯田さん。なかでも注目したいのが、相手のコンプレックス。
「たとえば自尊心が強い人に、『(話題のニュースを)知らないんだ』などと言うと、カチンときて関係決裂の危険性あり。コンプレックスは地雷となり得るほどデリケートなので、人付き合いを円滑にするには、行動や口癖からそれを読み取っておくと便利です」
地雷を避けたら、あとはエサとなる喜ぶツボを突けば◎。
「人の性格は数タイプのみ。まずは行動パターンでタイプを見極め、交流の端々にエサを潜ませましょう」
全タイプに有効な3つの万能テクを教えてくれました。
「一緒にいて楽しい!」と伝え、特別な存在に。
「リアクションはマジメに『うん、うん』と頷いているだけではダメ。『○○ちゃんといると楽しい』『その話おもしろい』など、さも愉快なことを言ったという雰囲気にすると、どんどん打ち解けられます。おだてるのではなく、相手の手柄にしてあげることが重要ですよ」
会話に困ったら“いいところ”ゲーム。
「どうしても相手との間の壁を越えられないなら、ウソでもいいので褒め合うゲームを始めましょう。10個挙げるなどルールを決めると、最初はスムーズでもだんだんなくなってきて、相手を真剣に観察するように。これをやると、自然とお互いに好きになります」
時には相手に頼ってお願いをしてみる。
「お願い上手というのは、実は相手と仲良くなるうえで有効なテク。人は誰かから頼りにされていると思うと、嬉しいものなのです。コツは、メールで一報を入れつつ、さらに電話や対面で直接お願い。強引なぐらいが、相手の立場が優位になるのでいいでしょう」