
乳首や乳輪の色が濃くなるのはなぜ?
乳頭や乳輪の色はメラニン色素の影響を受けるので、元々の肌の色が黒い人は黒くなる傾向がある。また、メラニン色素は女性ホルモンの影響を受けるので、成長期や授乳期には濃くなりやすい。
乳輪って一体、何のためにあるの?
乳頭の周囲の乳輪には、多数の皮脂腺、汗腺、10個程度の乳輪腺がある。そこから独特の匂いを発し、乳児が母親のおっぱいの場所を探し当てるために役立つ。乳頭同様、乳房の中でも肌質は敏感。
本来の位置と違う所に乳首らしきものが?!
哺乳動物の乳房のある位置、腋の下から乳頭、脚の付け根を結ぶラインあたりにできる、小さな乳頭を“副乳”と呼ぶ。日本人では10人に1人程度に現れるが、簡単な手術で除去もできる。
乳房の大きさが左右で違うのは変?
日本人の乳房の平均直径は12~15cmといわれるが、左右差がある人は多い。一般的に心臓のある左胸が大きくなる傾向が。少しの差なら問題ないが、左右で著しく差がある場合は病院に行ってみて。
乳首や乳輪の大きさは、人によってまちまち?
日本人の平均的な乳頭の大きさは直径約1cm、乳輪は直径約4cm。妊娠や授乳の影響で大きくなることも。また乳頭が乳輪に埋まる「陥没乳頭」の場合は授乳がしづらいこともあるので病院で相談を。
女性ホルモンと胸の関係って?
成長期に胸を膨らませるのも、生理前に胸が張ったように感じるのも、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの働きが関係している。乳房内には血管とリンパ管が走り、胸の健康を維持。
※『anan』2018年9月19日号より。イラスト・かざまりさ 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)

