timelesz project -AUDITION- DOCUMENTARY

【timelesz project #START⑥】菊池風磨「このプロジェクトにアイドル人生を懸けている」

エンタメ
2024.10.12
新メンバー募集プロジェクト「timelesz project」に密着する短期集中企画。2次審査で候補生たちと対峙した今の想いを菊池風磨さんに伺いました。

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【timelesz project #START⑤】菊池風磨「最後のチャンスをこのチームになら懸けられると思いました」

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今年4月、Sexy Zoneとして過ごした12年間を“sz”の2文字に込め、timeleszというグループ名に改名し、新たなスタートを切った佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんの3人。同時に、より大きなグループに飛躍するため、新メンバーを募集する公開オーディション『timelesz project』をおこなうことも発表。候補生たちと対峙した今の想いを菊池風磨さんに伺いました。

timelesz 菊池風磨

――審査の際、重視して見ているところは?

このお仕事をするうえで大事な輝きだとか、目を引くパフォーマンスもひとつの審査基準ですけど、僕が知りたいのは気持ちの部分ですね。Sexy Zoneやtimeleszの活動にリスペクトを持ってくれているかどうか。そして、途中参加することに対して覚悟を持っているかどうか。プレッシャーを背負って新たに入ってくるメンバーをカバーできるのは僕らだけだし、どう関係を築いていくのかについては、僕ら3人に圧倒的に責任があります。ただ、必ず新メンバーにもいろんな意見が飛んでくることになると思うので、それに耐えられるメンタルと覚悟があるのかを知りたい。それと、候補生のSNSはできる限りチェックしています。その人の過去を否定するつもりはまったくないです。ただ、もし何かあった時に傷つくのはファンの方と本人なので、僕らが審査段階で気をつけてあげないと。

――審査で迷うことは?

正直、僕は候補生が部屋に入ってきた時点でほぼ決まります。timeleszの空気感と合うなとか、めちゃくちゃカッコいいけど、この方は違うところのほうが輝けるなとか、1人平均5分あれば十分わかる。そこをベースに、パフォーマンスをしてもらい、この歌声は合うなとか、受け答えの雰囲気とかを加点して最終的に決めています。候補生には、落ちても自信をなくしてほしくないんですよ。今回のオーディションは僕らtimeleszの仲間を探しているのであって、スキルやビジュアルを比較した結果ではないんです。言ってしまえば審査は僕らの独断と偏見でしかないので。

――自分たちで新しいメンバーを選ぶのはどんな心境なのでしょう。

怖いです。自分の選択が僕ら3人や候補生だけでなく、timeleszに関わってくれているスタッフたち、そしてファンのみなさんの人生を変える責任をものすごく感じているから怖い。その感覚は間違いじゃないし、怖がったほうがいいとも思います。でも、候補生のパフォーマンスを見て胸躍る瞬間があるんですよ。大勢の人生が懸かったオーディションで、僕は楽しんではいけないと今でもどこかで思ってるんですけど、やっぱりこの仕事はどれだけ自分が楽しんで、人を楽しませることができるか。これからどんな方に出会えるのかワクワクしています。

――まだ2次審査を半分終えた段階ですが、最終的にどのくらいの人数をイメージしていますか。

基準は5人。そこから大きく変わるような増やし方はしません。あとは本当にどれだけの出会いがあるかですね。

――ツアーについても伺いたいのですが、改名後初のツアーにはどう気持ちを整理して臨みましたか。

前回のドームと3月31日の配信でSexy Zoneという宝箱のふたを閉じることができたので、ツアーの時点では僕は気持ちの整理がついていました。ツアーの曲選びはいつも以上に慎重に話し合いましたね。というのも、このプロジェクトが発表されてから、Sexy Zone時代の曲を歌ってほしい派とほしくない派で二分したんです。それも必然なんだけど、オリジナルメンバーだけの今、この瞬間を楽しんでもらいたくて、歌うことに決めました。メンバーが増えた後は…。今までの曲をやるのかやらないのかはいったん置いておき、いろんな想いに配慮して、どうしたら楽しんでもらえるのか、ずっと考えています。

――このプロジェクトを通じて、届けたいファンへの想いとは。

僕がこのプロジェクトに、timeleszというグループに、アイドル人生を懸けようという想いがそもそもどこから生まれたのかといえば、それはファンのみなさんでしかないです。だから、応援してくれている方はもちろんのこと、配信を見るかどうか決めかねている、むしろ迷っている方にこそ、どんな想いでオーディションをすると決めたのか、どういう気持ちで候補生を選んでいるのか、葛藤しながら進む僕らを見てほしい。このプロジェクトによって100%timeleszを応援するとまでは思ってもらえないかもしれない。もちろんそこを目指してやっているんですけどね。でも、絶対にこのプロジェクトを一歩前に進むきっかけにすることだけはお約束します。そして、僕らの想いを伝える場はこのプロジェクトで終わりだとは思っていません。みなさんに誠意が伝わるまで、僕らは諦めないんで。


きくち・ふうま 1995年3月7日生まれ、東京都出身。昨年、4期連続でドラマに出演し、バラエティでも活躍。恋愛リアリティショー『キミとオオカミくんには騙されない』(ABEMA)でMCを務める。

タイムレス 2011年11月16日、5人組アイドルグループ、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。同グループ名での活動は2024年3月31日をもって幕を閉じ、4月1日より、「timelesz」に改名。現在は佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。6月19日timeleszとしての1st EP『timelesz』をリリース。メンバーは、ドラマやバラエティ、舞台など様々な分野で活躍中。現在、「timelesz project」として新メンバー募集オーディションを開催中(特設サイト https://timelesz-project.com/

timelesz

『timelesz project ‐AUDITION‐』
オーディションの様子は9月13日よりNetflixで独占配信。現在、timelesz公式YouTubeで、現メンバーの3人自らがオーディションを行う様子が一部公開されている。その映像からは現場の緊張感溢れる空気が伝わってくるが、彼らがそれだけ真剣にこのプロジェクトに臨んでいるということ。メンバー決定は来年初頭を予定。その様子を追いかける配信が決定し、世界配信も予定されている。

※『anan』2024年9月18日号より。取材、文・小泉咲子 望月リサ
(by anan編集部)

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