【timelesz project #START①】佐藤勝利「いろんな想いが交錯する中で、僕にとって一番前を向いて進んでいける選択肢」

2024.9.26
新メンバー募集プロジェクト「timelesz project」に密着する短期集中企画。2次審査で候補生たちと対峙した今の想いを佐藤勝利さんに伺いました。
timelesz project -AUDITION-DOCUMENTARY

4月に改名し、新たなスタートを切った佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんの3人。Sexy Zoneとして過ごした12年間を“sz”の2文字に込め、timeleszというグループ名を発表した。同時に、5人で描いた夢を叶え、より大きなグループに飛躍するため、新メンバーを募集し公開オーディションをおこなうことも発表。こうして始まったtimelesz projectは、5月にWebサイトで募集を開始。エントリー総数はなんと1万8922人。そこから厳正なる審査の末、約350人が1次審査を通過。応募書類すべてに目を通したメンバーが、2次審査では候補生たちと直接対面。現在はその2次審査の真っ只中だ。このオーディションの様子は9月13日よりNetflixで世界独占配信され、さらにananでもプロジェクトの経過を短期集中企画としてお届けすることが決定!

今回は、候補生たちと対峙した今の想いを佐藤勝利さんに伺いました。


2413 timelesz 佐藤勝利

――オーディションというアイデアを菊池さんから聞いた時、どう感じましたか。

グループを改名して大きく変わりゆく最中に、グループを出るという意志を固めたメンバーがいる。じゃあ、僕ら3人はこれからどうしていくんだという時に風磨くんから「オーディションをやって新しいメンバーを入れるのはどうか」と提案されて、ものすごく前向きなアイデアだと直感しました。あの時点ですでに風磨くんが、この状況をどうにかプラスに変えよう、一歩踏み出そうと考えていたことを誇りに思いました。と同時に、なかなかインパクトのある内容ではある。だからその場で返事はできなかったけど、翌日か翌々日には「やったほうがいい」と結論が出ました。

――そう結論を出した理由は?

グループ名が変わることが決まっていたことが大きいですね。Sexy Zoneのままだったら、メンバーを追加するというイメージはまったく持てなかったです。一方で、“timeleszと名前を変えて3人でやっていきます”というだけで、その先を歩めたかどうか…。歩み始められたとしても、その時間は長くは続かなかったのではないかとも思う。続けていく理由が、Sexy Zoneの時のほうがあるんですよ。それだけメンバーを、5人のSexy Zoneを大事にしてきたから。みんなやっぱり5人が好きだったんじゃないかな。それが続けてきた理由でもあると思うんです。少なくとも僕はSexy Zoneでなければ続けられていなかった。聡ちゃんも風磨くんも、もちろんケンティー(中島健人)もマリウス(葉)も家族なんですよ。その中で僕は、聡ちゃんと風磨くんという3人の家族で生きていこうと覚悟を決めました。でもそれは、5人でないことを背負いながらやらなければいけないことを意味します。たらればの話ですけど、3人のSexy Zoneも、改名はするけどオーディションをしない未来もあったかもしれない。いろんな想いが交錯する中で、僕にとって一番前を向いて進んでいける選択肢が、風磨くんから提案されたオーディションでした。もっと言えば、未来だけを描くオーディションなら、この事務所でなくてもよかったかもしれない。でも、timeleszがSexy Zoneをちゃんと肯定して、Sexy Zoneを受け継ぐには、この事務所の中で戦う道しか考えられませんでした。

――菊池さんからアイデアを聞いた時点で、どの程度の実現性があると思いましたか。

できるかどうか、正直なところ半々というか。「やれるの?」という気持ちのほうが大きかったかもしれませんね。その時期は僕が仕事でまったく時間が取れなくて、風磨くんにいろいろ任せてしまうことになってしまったんですけど、「OKが出た」と。それは、スタッフのみなさんにやったほうがいいと思ってもらえるだけの、説得力あるプレゼンを風磨くんがしてくれたんだと思います。

――そして生配信でオーディション開催を発表しました。

僕らが勝負できるタイミングというのは限られていて、あの方法での発表になりました。覚悟していましたけど、リアルタイムで反応を見ていたら、批判的な声が多かった。それはそうですよね。5人が好きだからこその意見だと受け止めました。

後編に続く。


さとう・しょうり 1996年10月30日生まれ、東京都出身。今年4月に開幕した『Endless SHOCK』9月の博多座公演にも出演。レギュラー番組に『あべこべ男子の待つ部屋で』(日本テレビ)。

タイムレス 2011年11月16日、5人組アイドルグループ、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。同グループ名での活動は2024年3月31日をもって幕を閉じ、4月1日より、「timelesz」に改名。現在は佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。6月19日timeleszとしての1st EP『timelesz』をリリース。メンバーは、ドラマやバラエティ、舞台など様々な分野で活躍中。現在、「timelesz project」として新メンバー募集オーディションを開催中(特設サイト https://timelesz-project.com/

timelesz

『timelesz project ‐AUDITION‐』
オーディションの様子は9月13日よりNetflixで独占配信。現在、timelesz公式YouTubeで、現メンバーの3人自らがオーディションを行う様子が一部公開されている。その映像からは現場の緊張感溢れる空気が伝わってくるが、彼らがそれだけ真剣にこのプロジェクトに臨んでいるということ。メンバー決定は来年初頭を予定。その様子を追いかける配信が決定し、世界配信も予定されている。

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※『anan』2024年9月18日号より。取材、文・小泉咲子 望月リサ
(by anan編集部)