今年ソロデビュー50周年を迎えた、日本を代表するミュージシャンの矢沢永吉さん。新譜リリース、東京ドーム公演、そして全国ツアーと、アニバーサリーイヤーでアクセル全開の矢沢さんが、創刊55周年のananの歴史で最年長で表紙を飾ります!
50周年の矢沢さんと55周年のanan。勝手にアニバーサリー仲間の縁を感じ、「さすがに受けていただけないだろう」と思いながらのダメ元での依頼でしたが、矢沢さんからのお返事はまさかの「面白いじゃない、ぜひやろうよ!」。なんとご快諾いただき、企画が実現することになりました。迎えた撮影当日。E.YAZAWAのロゴ入りタオルをスタジオ入り口に設置し、スピーカーからは矢沢さんのヒットナンバーを流し、準備は万全。現場に緊張と興奮の静かな波が広がってきました。
そしてついに、矢沢さんが到着! あまりのオーラにド緊張の編集部スタッフに、矢沢さんが発した言葉は、「今日はよろしくお願いします。ananの表紙に、こんなオヤジが出て大丈夫?(笑)」。ステージ上での迫力溢れる姿とはまた違う、穏やかでジェントルマンな矢沢さんの一言に一同感動しつつ、緊張を和らげていただきました。
そこからは怒涛の撮影がスタート。ひとたびカメラの前に立つと、スイッチが入りフルスロットルの矢沢さん。ご持参いただいた愛用のギターをかき鳴らし、メロディを口ずさみ、ポーズをビシッと決める姿は、まるでライブそのもの! スタジオを縦横無尽に動く矢沢さんの一瞬一瞬を逃さないように、カメラマンさんはじめスタッフも躍動。まさにセッションのような撮影で、あっという間にそのステージは終わりました。
続く取材では、ソロデビュー50周年への想いから、新曲に込められたメッセージ、あらためて感じたファンのアツさ、そして日々のルーティンまで、たっぷりと語っていただきました。YAZAWA節全開のその内容は、ぜひ本誌を読んでみてください。特に印象深かったのは、ライブのために全てを捧げるストイックな姿勢と、「こんな時代だからこそラブソングを書きたい」というミュージシャンとしての想い。あらためて矢沢永吉というアーティストの唯一無二の凄さと魅力を感じました。
そして取材が終わるとライブ同様に、颯爽と車に乗り込みスタジオを後にした矢沢さん。思い返すと、本当に一瞬の出来事でした。75歳を迎えた今も輝き続ける矢沢永吉さん。またとないE.YAZAWAとananの夢のセッションをお見逃しなく!(ST)

撮影現場にて。E.YAZAWAタオルとananパンダも、夢のコラボ!