左・朝日ななみさん、右・カナカさん

お互いの食の好みをバッチリ把握するほどの仲良しの二人、朝日ななみさんとカナカさん。相手のことを思い浮かべながら選ぶ時間も、贈り物の醍醐味。Netflixリアリティシリーズ『オフライン ラブ』をきっかけに仲を深めた二人が共通して考える「贈り物論」。


カナカ うちは事あるごとにギフトを渡す“モノあげ家族”で(笑)。日常的に贈り物文化がある感じです。ななみはもちろん、例えば、旅行後1週間以内に会う予定がある人を確認して、その人に合ったお土産を買う時間を旅先のスケジュールに組み込んでいます。

ななみ 私はどちらかというとフィーリング派。いつもお世話になっている人の顔が浮かんだり、その人に渡したいなって思えるモノが売っている場所に吸い込まれるようにたどり着いたり。カナカにあげたかぼす胡椒も、大分県に行った時に偶然巡り合えたんです。料理とお酒が大好きなカナカにピッタリだ! って。カナカが詰め合わせてくれた沖縄の名産品土産も、私の“好き”が詰まっていて本当に嬉しかったなあ。

ななみさんが、料理とお酒が大好きなカナカさんに選んだかぼす胡椒を使った鶏肉の炒め物。「ななみが買ってきてくれるお土産にハズレなし! 香りが残るよう、味付けは最後に。写真付きで報告とお礼LINEをしました」(カナカ)

カナカ 自分のことを想って選んでくれているって幸せなことだなって思います。好みを知ってくれているという事実も嬉しいし。

ななみ 本当に。それに贈り物って、温かさが広がっていく感覚がありませんか? 幸せや想いのバトンというか。お土産屋さんにあるものって、それを作った人がいて、選ぶ自分がいて、渡して喜ぶ顔が見たいと思える人がいる。私の場合は、大好きな人に渡すために旅先から東京に帰る理由にもなっていて。

カナカ 贈り物って時には義理的な意味もあって、それも大事だけど、関係が深まるきっかけにもなる。食べ物は特に。料理して食べて、感想を伝える時もその人を思い出す。選んでくれた理由を聞けば、相手がどこで何を考えたかをさらに知るチャンス。渡すのはほんの一瞬でも誰かを想ったという幸せな瞬間はずっと続いて、お金以上の価値があると思えるんです。

ななみ そう思う。出掛けるたびにカナカの喜ぶ顔が思い浮かぶ!

カナカ&ななみ これからもずっとよろしくね!

Profile

右・カナカ 1999年1月14日生まれ。ブランドディレクター。左・朝日ななみ(あさひ・ななみ) 1999年1月22日生まれ。俳優、タレント。二人とも大のお酒好き。食の好みもピッタリで、宅飲みを楽しむことも。二人の韓国での食旅は「Kanaka/カナカ」チャンネルで公開中。

写真・神藤 剛 取材、文・三上六花

anan 2471号(2025年11月12日発売)より
Check!

No.2471掲載

とっておきの贈り物 2025

2025年11月12日発売

anan恒例の手みやげ・ギフト特集。スイーツライターのchicoさん、ギフトコンシェルジュの真野知子さん、フリーアナウンサーの宇賀なつみさん、料理家/管理栄養士の長谷川あかりさんといったananおなじみのフード賢者たちのトレンド感ある手みやげグルメの紹介のほか、俳優の梅沢富美男さんや、元TBSアナウンサーの堀井美香さんら食通の有名人によるこだわりのセレクトも。いま贈りたいギフトの最適解が見つかる一冊です! 松井玲奈さんによるエッセイや、注目の芸人コンビ・例えば炎の贈り物にまつわるストーリーも必読。

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慣れていないか新人であるがゆえに、ルール等がまだよく分からずオドオドしてしまうような意味の日です。裏を返せば、そういう人のために周りのサポートが必須だということです。教育係の存在か、不慣れな人がトラブルを起こさないように導く人が求められるでしょう。そもそも罰則で縛るよりも予防策を講じるほうが重要です。

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