King & Princeの⾳楽と花⽕がシンクロしたエンターテインメント「King & Princeとうちあげ花⽕ 2025」を開催。今年は冬の花⽕がみどころ。11⽉16⽇(⽇)に3万⼈が集結した千葉県・ZOZOマリンスタジアムで⾏われたイベントの様⼦をレポートします。
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極彩⾊の花⽕とKing & Princeの⾳楽の共演で最⾼の時間を過ごせるこのイベントは、昨年に引き続き、2回⽬。イベント直前に⾏われた記者会⾒では、「花⽕という嫌いな⼈がいないようなイベントをファンの⽅々と、なおかつ冬のこの時期にやれることがすごく嬉しいです。『毎年やりたいね』って話していたくらい去年が楽しかったので、今年も開催することができて嬉しい気持ちでいっぱいです」と花⽕イベントへの熱い想いを語っていた永瀬廉さん。
髙橋海人さんも「めちゃくちゃ幸せです。去年やらせていただいて、ファンのみんなと同じ⽅向を向くことができるということがすごく新鮮で。みんなと同じ気持ちになれることが嬉しい。King & Princeを語る上で⽋かせない特別なイベントになってきているなと実感しています」と胸を張っていた。

冬の空を花火が彩る、レベルアップしたエンターテイメントショーが開幕!
開演の17時を5分過ぎた頃、「King & Prince、打ち上げ花⽕、始まるよー!」という声を合図にイベントがスタート。これから⼣暮れに染まろうとするスタジアムの空に開幕の花⽕がお出迎え。⿊×紺を基調とした浴⾐に下駄を履いた⼆⼈が登場。髙橋さんはこのイベントのために⾦髪に染めたばかり。
会⾒では「ファンのみんなにちょっとサプライズというか。よりいい思い出になってもらうために」と、“デートのために髪の⽑を染めてくる彼⽒”になったと語っていた髙橋さん。デートの相⼿はもちろん彼らのファン・ティアラ。このイベントを楽しみにしていたのは、ファンだけでなくKing & Princeの⼆⼈も同じだ。
まずは恋のときめきを歌うラブソング「HEART」を歌った後、髙橋さんが「皆さん、『King & Princeとうちあげ花⽕ 2025』にようこそ! すごいですよ、冬の花⽕ですよ! 盛り上がっていけますか? 俺たちと⼀緒に最⾼の思い出作れますか?」と会場に呼びかけると集まった3万⼈が⼤歓声を上げる。「最⾼です。最後までよろしくお願いします!」と挨拶し、「なにもの」へ。
それぞれ“K&P”トロッコに乗ってスタジアムの観客の⽬の前に。ラストポーズをVサインでキメていたのは髙橋さん。永瀬さんは「My Love Song」で⼿を振ったり、⽚⼿でハートを作ったり、ファンサービスを忘れない。⼀気に会場をホットにあたためる二人。
トロッコでバックステージに到着すると、永瀬さんが「さぁ、というわけで改めましてKing & Princeです。楽しんでいますか? キレイな花⽕⾒たいですか?」とコール&レスポンスで盛り上げる。髙橋さんも「盛り上がっていますか? 屋台⾏きましたか?」などファンとコミュニケーション。
肌寒い時期の屋外イベントということで、永瀬さんが「皆さん寒くないですか?」と気遣ってから、「海⼈はファンの⼈を⾒たら、あたたまってきた?」と尋ねると「⼼はポカポカですよ!」と髙橋さん。「去年も来て下さった⽅もいるかもしれないですけど、結構レベルアップしました」と嬉しそうな永瀬さん。
フードコートの数はもちろん、ファンの皆さんがKing & Princeの楽曲を歌える特設ステージを⽤意してみんなで歌える「ティアラFes」、King & Princeの⼆⼈への想いを詰め込んだオリジナルデコうちわを会場ビジョンで発表する「MyうちわFes」など、新企画も盛りだくさんだ。
イベントのパワーアップしたポイントについては、会⾒で髙橋さんが「冬に開催するということで、冬ならではの⾳楽だったり、業界の先輩の楽曲をカバーさせていただいたり」と説明。
永瀬さんは「『ティアラFes』では、King & Princeの曲をワンコーラスみんなで歌って盛り上がろうというコーナーで、その動画を⾒せていただいたんですけど、すごく盛り上がっていて。今⽇は我々の曲の『Funk it up』を男⼦が歌ってくれていたので、後でその⼈のこといじろうかなと(笑)」と会⾒で⾔っていた通り、会場で「ティアラFes」について話し出す。
「今⽇は男の⼦が『Funk it up』を歌ってくれてたよね?」と呼びかけ、歌ってくれた男⼦を探す永瀬さん。「どう緊張した? あの曲、よく歌えましたね。なかなか⼤勢で歌うことはないから、どんな気持ちでしたか? 歌ってくれた⼦」と質問するなど、会場内のリアルな声を拾って⽣の会話を楽しむ場⾯も。
ティアラとともに打ち上げをカウント! ワクワクは最高潮に
そして、いよいよ花⽕パートへ。10秒前になったらみんなでカウントをしようと提案し、「ゼロのタイミングで何て⾔います?」と確認する永瀬さんに「よいしょー!」と髙橋さんが提案し、全員で10秒前カウントをしてワクワク感を⾼める。
「よいしょー!」の掛け声で6thアルバム『Re:ERA』の楽曲たちにのせて次々と華やかに打ち上がる花⽕。だんだんと夜空に包まれていく中、会場はレーザーや照明、⾊とりどりの花⽕で眩しいほどに明るい空間に。肌寒い時期の冬の花⽕は、澄み渡った空に鮮烈にキラキラと輝いた。

イベント1⽇⽬は、スマホを⽚⼿にお互いを動画撮影し合っていたという二人。髙橋さんは「美しい廉が撮れたので、どこかで披露したい」と語っていたが、この⽇は、永瀬さんが「さっき、いいのが撮れたわ。海⼈の」とMCで報告。
「あっ、撮ってくれたの。ありがとうございます。僕も激ビジュの廉、撮れました!」とニコニコな髙橋さん。「激ビジュやった?(笑)昨⽇も撮ってくれたやん、期待してるわ! 皆さんは撮る派ですか? それとも⾁眼、⽬に焼き付けるタイプですか? 撮った⼈?」とこのイベントは動画OKのため、会場に尋ねる永瀬さん。
髙橋さんは「撮らないで今まで来た⼈?」と確認。なぜ撮影しないか不思議がる永瀬さんに「脳みそにメモリー系だよね」とファンに代わって説明。前⽇はずっと動画を回していた永瀬さんも「インプット系? なるほどね。それもいいよね。⽣で⾒たほうがね」と納得。
会場をあたためる、冬の名曲をカバーするシーンも
話題は変わって、冬になったら聴きたい曲についてに。髙橋さんは⼭下達郎さん、⽵内まりやさん、永瀬さんはマライア・キャリーの楽曲が聴きたくなると⼒説。そして、「今から歌う曲はあるアーティストさんのある曲をカバーさせていただきます。今までしたことないことをイベントでできないかなということで…聴いてほしいです!」(永瀬さん)と、back number「ヒロイン」をアコギ演奏のリズムにのせて届ける。
ここでしか聴けない特別な二人のハーモニーに沸く会場。歌ってから、前⽇に歌ったという桑⽥佳祐さんの「⽩い恋人達」をアカペラで二人でワンフレーズ披露。「昨⽇は桑⽥さんの『⽩い恋人達』を歌って。普段、⾃分たちのライブだとなかなかできないから」と特別な試みをチャレンジできたことに喜ぶ。

永瀬さんは「しっとり系でいいですね。次の曲もしっとりバージョン! 我々の歌声を楽しんでいただきましょう。どうぞ!」と「I Promise」のアコースティックバージョンの披露へ。ロマンティックな⾳⾊を奏でる⼆⼈の歌声に合わせて、ペンライトを振る会場。ラストは「I Promise…」とムードたっぶりにささやく髙橋さんの歌声にうっとり。
「こういう感じもいいね。元々、冬を感じる曲で。ピアノの⾳⾊もいいね」と冬のイベントにぴったりという永瀬さん。「より冬を感じますね。ちょっとあたたかくなってもらいました」と髙橋さんはニッコリ。
ここでクリスマスイブにリリースする7枚⽬のアルバム『STARRING』よりリード曲となっている新曲「Theater」の歌唱も花⽕とともに披露。テーマは、「映画」のこの曲。⾳楽と映画への愛がたっぷり詰まっているというアルバムは、聴く者みんなに楽しんでもらえるようにコンセプトを考え、1年にわたって構想を練ったもの。クラシカルでファンタジックな映画館を舞台に展開するアルバムの楽曲も期待⼤だ。
「Theater」については会⾒で永瀬さんが「今までで一番時間も労⼒もアイデアも思いも詰めた作品のリード曲になっていて。MVも3⽇ぐらいで撮って、最⻑時間。今までで一番スケールのデカいMVになっています。いろんな⾒⽅ができるような、歌、ダンスもそうですし、いろんな楽しみ⽅ができる曲です」というから発売を楽しみに待ちたい。
「改めてKing & Princeの楽曲を愛していることを再確認しました」
ここからは冬にぴったりな楽曲とともに花⽕をお届け。浴⾐の⾐裳からキャメルの冬コートのカジュアル⾐裳にお⾊直しした二人は、クリスマスムードたっぷり。「君とメリークリスマス」などKing & Princeの楽曲とダイナミックな花⽕の融合でひと⾜早く特別なクリスマスを楽しんだ。
そして、「もう次のブロックで花⽕は最後なんですよ」と名残惜しそうに話し、「最後の最後までキレイな花⽕を⾒て、素敵な花⽕の思い出、作りましょう!」と永瀬さん。

「このブロック好きなんだよな」と⾔っていた髙橋さんが花⽕の打ち上がる10秒カウント後の掛け声は「やったー!」でいこうと提案を。これには「毎回変えるけど、最後だから『やったー!』がいいっすね」と永瀬さんも賛成し、「また来年できるか分からんから、最後だと思って楽しんでいきましょう」と。
ラストブロックを前に「この2⽇間、本当に天気が良くて…みんな、持ってる!」と髙橋さんが⾔えば、「晴れ⼥、晴れ男が多すぎたね! ラストなので最後まで⽬を凝らして、⼀緒にいけたらなと思います」と永瀬さんが微笑む。
会場⼀体になってカウントをしてから、花⽕とともに「シンデレラガール」の世界が美しくドラマティックに繰り広げられると拍⼿が巻き起こる会場。特設ステージのコタツに⼊って、じっと見つめる二人。コタツの上にはみかんやラムネが置かれており、横にはやかんが置かれたストーブも。
最終ブロックでは、前⽇のイベントで髙橋さんが涙を流した「君がいる世界」がラスト曲に待ち受けている。「いや〜、このイベントの僕が本当に素敵だなって思うところが、⾃分たちじゃなくて花⽕が主役なんですよ。それをたくさんのティアラと⼀緒に同じ⽅向を向いて、美しい景⾊とKing & Princeの⾳楽を深く楽しんでもらえて。⾃分もこの曲こんなに良かったんだって気づきました。『君がいる世界』は僕、歌っている時も結構泣いちゃうんですけど」と花⽕とともに聴く空間の尊さに涙したという。
「改めてKing & Princeの楽曲を⾃分が愛していることを再確認しましたし、守っていかなきゃなと覚悟してることに涙していましたね。気づいたら…」と胸の内を素直に会⾒で語っていた髙橋さん。二人の花⽕を⾒つめる⽬がキラキラと輝いていた。
ラストブロックを終えると「すごかったねぇ〜!」と⾔い合い興奮状態の二人。「最後、花⽕の残り⾹が…。めちゃめちゃキレイだったな」と髙橋さん。永瀬さんは「なんか花⽕ってハッピーにさせてくれるよね。いろんな感情になるよね。同じ空間、同じ時間にみんなで⾒てるけど、それぞれ感じ⽅、全然違うもんね」と、しみじみ。
そして、コタツのセットはバックステージにあったため、「いま⽬の前にいるファンの⼈のことをこんな⾒る機会ないですからね」と永瀬さん。「そうね。みんな、花⽕⾒てるから」と、同じ⽅向を⾒つめて、美しい景⾊を⾒られることに「最⾼だったなぁ。King & Princeの楽曲に背中を押される2⽇間でした。より深く曲を楽しめたね」と、感慨深げな髙橋さん。
「皆さんと⾒るのがいいね。今まで⼀緒に頑張ってきた仲やからさ。その⽅々たちと⾒る花⽕だからよりグッとくるというか」(永瀬さん)と寄り添ってくれるティアラとの時間が特別でかけがえのないものになったよう。
エンディングは、トロッコに乗って「What We Got〜奇跡はきみと〜」とメインステージで「WOW」を歌唱。ラストスパートの花⽕が百花繚乱に打ち上がる中で歌う姿は、輝きも倍増。何度も「ありがとう」の⾔葉を繰り返し、感謝の想いを伝える⼆⼈。「また遊ぼう。いつもありがとう」──。
⼤晦⽇には『NHK紅⽩歌合戦』に出場。2026年はKing & Princeの4⼤ドームツアーの開催が決定とパワフルに突き進むKing & Prince。その歩みを⽌めることなく、エンターテイナーとして進化し続けていく。




























