2025年下半期のムードは「やんちゃな遊び心」

2025年という年は大波乱・大変革が起こると言われていて、色々なものがひっくり返っていくなどと各占術でも解説がなされたりもしていますが、皆様はいかがお過ごしでしょう？ 心穏やかに過ごされておりますか？

それとも心が千々に乱れ、てんやわんや状態でしょうか？

今年の上半期は海王星、土星、木星といった時代背景、舞台の根幹を示す天体群が一気に動いたことから、昨年の今頃とはだいぶ違う生活をしているとか、外圧的なものがやってきて、大きな転換点を迎えていたり大変化が起きたという人も多くいらっしゃるはずです。

’25年上半期は大天体のシフトラッシュだったわけですが、下半期は一体どんな流れになるのかといいますと、星回りを見る限りどうやら激動の運気は継続する模様。

天才性や革命性を暗示する星・天王星が2025年、七夕の日に牡牛座の部屋から双子座の部屋へと動くと、動乱とまではいかずとも政治・経済の分野でなんらかの大きなうねりが生じるであるとか、社会や個人レベルでも大胆な変化が起こっていくでしょう。

とはいっても混沌と栄枯盛衰的なニュースに溢れた’25年上半期とは様子が異なり、土星と海王星が鎮座している牡羊座の部屋からは牡羊座の要素である活発さや新規性が、そして天王星が鎮座する双子座の部屋からは双子座の要素である知性やスピーディさがそれぞれもたらされるので、利発で若々しい空気や色がこれからの世界を染め上げていくように思います。2020年に起きた社会現象・コロナパンデミックによって生じた混沌や陰鬱とした空気とは対照的な、むしろそれら重苦しい空気感を吹き飛ばしていく、まるで春一番の風のようなフレッシュさ、そして気鋭の天才のような聡明さと遊び心が世に満ちる時、それが’25年下半期の運気の流れであり特徴であると言えるでしょう。

ちなみに牡羊座も双子座も12星座の中で双璧をなすと言えるほどに活発で動的、そして陰陽で分けるなら陽に分類されるサインなので、そういった星座の要素が同時期に重なるということは、ある意味、反抗期的ともいえる“やんちゃ”な空気感が’25年下半期からしばらくの間、世間に漂うこととなるはずです。それを受けてなのか、周りのことをあまり気にしない、今までの常識や生活動線を書き換えるようなサービスや新しいプロダクト、はたまた、とんでもなくメチャクチャな企画が出てきたりするなど、エポックメイキングから珍奇なものまで、まるで雨後の筍のように沢山のアイデアが世に出てくることとなるでしょう。また、その中にはきっとこれからの時代のスタンダードとなるものや、新潮流を作るようなものもあるはずですから、ここからしばらくは新しく登場するものにアンテナを張ってフレキシブルに対応したり取り入れていくことが重要です。そして、自分がそういった潮流を生み出す、新しいトレンドや概念を作り出す側になるかもしれないという意識や“作り手側・仕掛け人側”に立つという覚悟を持つこともまたこれからの時代に必要なアティテュードであるといえるかもしれません。

「編む力。掛け算のセンス。」

天王星が座する双子座と土星や海王星が座する牡羊座についてここまでは綴ってきましたが、ここからは冥王星が座する水瓶座と、天王星が座する双子座についてお話をしたいと思います。

冥王星と天王星は’25年下半期には非常にいい角度をとり、我々に沢山のインスピレーションを授け、我々のイノベーティブなマインドを高めます。

そして、双子座は掛けあわせを得意とし、何かと何かを組み合わせて新しいものにしてしまう“編む”能力を持ち合わせているサインであり、水瓶座は斬新な発想を持つ改革家で、未来志向で個性尊重の思考を持つ博愛の使徒でもあります。

その二つのサインの象意が重なると、なにやら面白い発明や概念、または非常にクリエイティブな発想を持つ商品や新しい職業や生き方、そして肩書が生まれてくる流れを感じずにはいられません。

また、時代がそうなるということは、新しいものや斬新な概念も受け入れられやすい背景が醸成されるということです。独立起業はもちろん、何かを打ち出したい人、奇想天外な（？）新商品を出したい企業にとっては今は絶好のタイミングだといえそうです。

最後になりましたが、’25年下半期に忘れてはならない要素とは実は、“遊び心・ユーモア”であることを心に留め置いてください。

冥王星が座するのは水瓶座の部屋ですが、実は冥王星のパワーを最も効率よく発揮させるには、対向星座である獅子座のエネルギーを使うのが最良策。そして、獅子座とはクリエイション、ユーモア、プライド、エンターテイメント性、勇気などのバイブスをもつサインであることから、これらのエネルギーを能動的に使っていくことが、冥王星水瓶座の恩恵をもっとも受ける方法であると言えるのです。

革命や改革。パラダイムシフトが起きる時だからこそ、常に心にユーモアを。

ウィットと知的・運動的瞬発力をフル回転させ、躍動して変わろうとする時代と共に、軽やかに歩んでいく。それがこの’25年下半期を、文字通り“楽しく過ごす”マインドセットであると思います。