冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんに“間違いない冷凍食品”を教えていただきました。
間違いない冷凍食品 01:今までにない「画期的な新商品」
冷凍ラーメンに革命を起こした特許出願中の新技術。
冷凍麺は1974年に登場したうどんがはじまり。その後、冷凍パスタのブームを経て、今アツいのが冷凍ラーメン。注目は、日清食品冷凍が開発に6年かけた新技術“生麺ゆでたて凍結製法”。「麺の香りやコシが抜群! 他と比べると、麺の美味しさが別格です。開発者は何軒も有名ラーメン店を食べ歩いて、味を研究したそうです」
日清食品冷凍「冷凍 日清本麺 ゆず塩ラーメン」
まるで“ゆでたて”の麺の美味しさを味わえる人気シリーズの第3弾が新発売。魚介と鶏ガラの旨味が後を引く塩スープが特長で、爽やかなゆずの香りが印象的。つるっとのど越しがいいストレート平打ち麺とも好相性。211g オープン価格(日清食品グループ TEL:0120・923・301)
間違いない冷凍食品 02:カラダに優しい「注目のヘルシー系」
粉モノがヘルスコンシャスに進化中!
大豆ミートを使ったキーマカレーや餃子など、カラダをいたわる冷凍食品が続々登場中! なかでも注目は、大阪の冷凍お好み焼き専門メーカー・かねます食品が手がけるオートミールを使ったお好み焼き。「とろっとなめらかな食感の生地で、びっくり仰天の美味しさ! 1枚233kcalと低カロリーなのもうれしいポイントです」
かねます食品「オートミールお好み焼」
小麦粉不使用、食物繊維豊富なオートミール粉を使ったヘルシーなお好み焼きが新発売。驚きのふわとろ感で、小麦粉で作るお好み焼きと味の違いもナシ。グルテンフリー派でなくともハマりそうな美味しさ。240g オープン価格(かねます食品 TEL:0120・050・257)※かつお節は商品についていません。
間違いない冷凍食品 03:味を再現! 「あの名店のメニュー」
東京の名店の味を、全国どこでも気軽に楽しめる。
外食がままならない今、お店に行かないと食べられない逸品が、自宅でレンチンするだけで味わえたら…。そんな願いを叶えてくれたのが、日本ハムの冷凍食品の新シリーズ“東京名店めぐり”。「そのうちの一品、煉瓦亭のビーフストロガノフは、焦げ感のある味わいで、具材の旨味が溶け込んだソースのほろ苦感が本格的です」
日本ハム「東京名店めぐり 煉瓦亭監修 ビーフストロガノフ」
1895年創業、銀座の老舗洋食店、『煉瓦亭』監修。牛肉と玉ねぎをじっくりと煮込んだ、ビター感のある深い味わいが楽しめる。パッケージのQRコードから、実際のお店の食レポ動画を閲覧できるのもユニークな試み。170g オープン価格(日本ハム TEL:0120・867756)
間違いない冷凍食品 04:できたての食感「ベスト“和”スイーツ」
冷食だからこそ、甘さ控えめの和菓子が実現!
冷凍食品のスイーツでは、今川焼きやベビーカステラ、ぜんざいなど、ちょっと懐かしい和スイーツが人気。「なかでも、2021年春に発売された井村屋のきなこおはぎは、新商品グランプリに輝いたアイテムです。冷凍するので、糖度を高くすることで日持ちさせる必要がなく、甘さがすっきりとして上品な美味しさに。絶品です」
井村屋「4コ入 きなこおはぎ(つぶあん)」
北海道産もち米を使用したおはぎ生地に、上品な甘さのつぶあんを包み、大豆の風味豊かな国産きなこをたっぷりとまぶした逸品。冷凍庫に常備しておけば、専門店のようなできたての味わいを、いつでも手軽にいただける。4個入り オープン価格(井村屋 TEL:0120・756・168)
山本純子さん 冷凍食品ジャーナリスト。冷凍食品に関する情報を発信するサイト「冷凍食品エフエフプレス」編集長。テレビや雑誌などのメディアで、冷凍食品の知識や最新トレンドを紹介。
※『anan』2022年3月23日号より。写真・小川朋央 スタイリスト・野崎未菜美 料理作製・田村つぼみ 取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)