マスク生活でたるんだ顔に!? 今こそやりたい“小顔マッサージ”

2020.6.27
マスク生活で油断しきった顔の筋肉を解きほぐすマッサージ術を、小顔術に定評のあるヘア&メイクの小田切ヒロさんが伝授! マスクなしでも自信の持てる顔づくりをいまからスタート。

顔のコリを放置したままだと、一生懸命スキンケアをしても、肌に不要物ばかりが溜まり“肌便秘”で大顔になってしまうと話す小田切さん。

「さらにこの自粛生活で人と話す回数が減ったり、マスクで口元を覆って話すせいで、唇の動きを意識せず、口元の緊張感が薄れている人も。口まわりの筋肉を動かさない→固まってコリが発生→血流不足となると、そこから顔の肥大やむくみが起きるんです」

そこで必要なのがマッサージ。マッサージ前に気をつけたいのが、

「クレンジングと洗顔で、不要な角質を断捨離すること。角質が残っていると、そこに油分が溜まり、肌の新陳代謝に悪影響が」

そしてマッサージの際は、オイルやクリームなど、肌と指の間の潤滑剤になるものを使いながら。

「オイル5滴を手のひらにのばして始め、滑りが悪くなったらミストタイプの化粧水などを加え、肌を傷つけないよう滑りよく行いましょう。そしてマスク生活が強いられているため、マスクの紐で耳まわりにも負荷がかかり、コリにつながります。その辺もしっかりほぐしてあげることが大事。さらに効果を上げたいのなら、マッサージ後にかっさで肌の血流を上げるのがお勧めです。一度のマッサージでも、キュッと引き締まった小顔になれるはずです」

HOW TO:週に2~3回、クレンジング後の肌に行うのが理想。かっさなどのツールを使っても。小田切さんのオススメは温感かっさ。

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ほぐす:老廃物を排出する道を作る。

最初に上半身の巡りをよくして、老廃物の流れ道を作るため、ワキや首、鎖骨まわりをほぐすマッサージを。1を始める前に、親指以外の4本指でワキの下を揉みほぐし、鎖骨周辺もプッシュしておく。「老廃物を流すには、いったん耳の下や鎖骨にある“関門”に溜め、そこから排水口であるワキにある大きなリンパ節に流します。ワキや首筋、耳まわりをほぐしておくと、老廃物がスムーズに流れるので、この段階でも顔がすっきり」

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1、人さし指と親指の腹で首の筋を下から上へと揉みほぐす。耳の下までしっかりと。左右ともに行う。

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2、目元、口元、頬、フェイスラインにつながる側頭筋と呼ばれる筋肉をほぐす。親指以外の4本の指を生え際から後方に動かす。

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3、耳の周りも老廃物を流す関門。親指と人さし指で耳の中央をつかみ、グルグルと回す。後ろ回し、前回しを各5回。

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4、人さし指と中指でVの字を作り、耳の下、横、上の3か所を指の腹で押す。ぐりぐりと小刻みに回しながらほぐす。

小田切ヒロさん ヘア&メイクアップアーティスト(LA DONNA所属)。雑誌や広告、トークショーも人気。著書に『小田切流小顔道 自分でつくるキレイで、人生を変える』(講談社)など。

※『anan』2020年7月1日号より。写真・古谷利幸(F‐REXon) スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・小田切ヒロ(LA DONNA) モデル・土屋巴瑞季 取材、文・今井 恵

(by anan編集部)