“これがあれば大丈夫”とお守りが心を支えてくれる。
お守りにまつわる説はいくつかありますが、私は、その中の一つである、“人からもらったお守りのほうがパワーをもらえる”というお話を信じています。そもそも、お守りほど、願いが込められた存在ってないと思うんです。そこへ、さらに渡してくれた人の気持ちや念がこもっているとしたら、そんなに頼もしいものはありませんよね。そんなふうに、神社に行った時に、誰かのことを思い出してお守りを買っていってあげる気持ちは素晴らしいし、そんな気遣いができる人って素敵だと思いました。神社に行くということは、きっと、願いごとなどがあるはずです。それなのに、自分のことを願った後、誰かのことを思い出せるというのは、すごいですよね。実際、妊娠をしてから、友だちやお仕事関係の方などから、安産のお守りをいただきました。不安なことも多いですが、“お守りが支えてくれるから心配ない”と気の持ちようが変化して、いい方向へと心を和ませてくれます。実際に効果があるかはさておき、“これがあるから大丈夫!”と思えるものがあるというのは、いい意味でふっきれるし、心強いですよね。このあいだ、神社でご祈祷をしてもらい、その後に腹帯をいただいたのですが、それを身につけると、寒い日でも大丈夫な気がする。ちょっとしたことが大事なんだと気づきました。
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人のためにお守りを買うには、どんな種類があるかを見に行くといいかもしれません。恋愛や仕事、交通安全、学業、健康と、さまざまなので、その場で“あの人によさそう”と思い浮かんだ相手に渡してみてはいかがでしょうか。私の場合は出産ですが、人にはそれぞれ人生の一大イベントがあるもの。お守りは、そんな場面で気持ちを支える大事な存在。身近な人に贈ってみましょう。
よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。
※『anan』2020年1月22日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾
(by anan編集部)