ここ最近、’70~’80年代の日本のポップスが海外で注目を集め、中古レコード店で過去の邦楽作品を買い求める外国人が急増するなど、ジャパニーズ・シティ・ポップの再評価がブームになっている。なかでも竹内まりやの「プラスティック・ラブ」は、海外DJによるリミックスでYouTubeに紹介されたことから人気爆発。その流れを受けて今年、35年前にリリースしたこの曲の新MVが公開されるなど面白い動きが広がっている。
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まさに時代も国境も超えて愛されるポップ・ミュージックを生み出してきた竹内まりやさん。今年はそのデビュー40周年を祝して、「モア・ベスト&レアリティーズ&カバーズ『Turntable』」と名付けられた、豪華3枚組のアルバムをリリース。

「すてきなヒットソング」(’78年)から「いのちの歌」(’12年)まで、新たなベスト盤として楽しめる1枚目。広末涼子さんに提供した「MajiでKoiする5秒前」などのセルフカバーが収録された2枚目。そしてビートルズのカバーに、夫である山下達郎さんとのデュエットソングも収録された3枚目と、彼女の40年の軌跡に触れることができる今作。デビュー当時から、愛らしいルックスと伸びやかな歌声で多くの人を魅了し続け、女性としてのしなやかな生き様も、妥協のない音楽制作の中に映し出してきた。それらは時代を超える豊かさとなってポップ・ソングに封じ込められてきたから、聴けば今なお、溢れてくる輝きがある。

毎年、夏が終わりを告げそうな頃になると“セプテンバ~”、と竹内まりやさんのあの素敵な声で脳内ターンテーブルが回りだす、という人はもちろん、まだその世界を未体験の方も、この作品で彼女の音楽のエバーグリーンなポップスに触れてみて。

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『Turntable』【通常盤CD3枚組】¥4,000 竹内まりやの作家として、歌い手として、音楽家としての魅力がたっぷり感じ取れる全62曲の豪華盤。新たにレコーディングされた音源も多数収録。(ワーナーミュージック)

たけうち・まりや 1978年にデビューし、「SEPTEMBER」や「不思議なピーチパイ」などがヒット。結婚後は作家として多くのアーティストに楽曲提供をしながら’84年以降、シンガーソングライターとしての活動を再開。

※『anan』2019年9月18日号より。文・上野三樹

(by anan編集部)

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