幼少期から圧倒的な演技力で存在感を発揮!
「幼稚園の時に女優を目指してから今まで、一度も辞めたいと思ったことはありません。自分以外の誰かになれるのはこのお仕事だけ。“大人のキッザニア”じゃないですけど、役を通して消防士にも警察官にもなれる。もともと性格も飽きっぽいので、このお仕事に向いてるなって思います(笑)」
幼少期からモデルとして活動を始め、12歳の時に出演したドラマ『明日、ママがいない』で演技力が大絶賛された桜田ひよりさん。最近では公開中の劇場アニメ『薄暮』で声優に初挑戦するなど、新たな才能を開花させている。
「昔からアニメが大好きでしたし、一つの経験として絶対にやったほうがいいなと思ったんです。自分ではない誰かになるのは女優と同じですけど、声だけで感情を伝えるということがとても難しくて。家で猛練習しました」
これまで数多くの映画やドラマに出演してきたものの、桜田さんが女優としての未来を真剣に考えるようになったのはつい最近のこと。まもなく公開になる映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』がきっかけだった。
「この作品には10代の女の子の悩みが詰まっています。10代って、人にどう見られているかが気になったり、自信をなくしたり、自分自身との葛藤が生まれる時。私もその一人で、今まではただいろんな役がやりたいという一心だったんですけど、この作品をきっかけに、本当に自分がやりたいことや人とは違う自分の魅力ってなんだろうって真剣に考えるようになったんです」
そうして見えてきた、桜田さんが思い描く女優としての理想像とは?
「これまで、心に闇を抱えている女の子の役をいただく機会がすごく多かったんです。やっぱりそういうクセのある役をやらせたいって思っていただけることが自分の長所なのかなって。これからも物語のスパイスになるような個性的な役を演じていきたいです」
Q 特技は? ずっと特技がなかったんですけど、ついに見つけました! 四つ葉のクローバーを探すのがめっちゃ早いです(笑)。
Q 好きな作品は? アニメ『鬼滅の刃』。人を食べる鬼の話なんですけど、妹のために頑張るお兄ちゃんが素敵で、とにかく面白い!
Q 休日の過ごし方は? 自分から人を誘うのが苦手なので、誘われない限りはずっと家にいます(笑)。宿題をしたり、小説を読んだり。
Q 今ハマっていることは? 小さい頃からの念願が叶って、最近犬を飼い始めたんです。ふわふわのトイプードル! もうかわいくて仕方ありません。
さくらだ・ひより 2002年12月19日生まれ、千葉県出身。ヒロインの妹・成田茜を演じる映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日公開。
※『anan』2019年7月3日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・福田亜由美(crepe) ヘア&メイク・池上 豪 取材、文・菅野綾子
(by anan編集部)
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