「金谷旅館」の名物、総檜造りの“千人風呂”。2つの源泉から湯を引き温度を調整した、4つの湯温を楽しめる。深さ1mほどの所もある広々空間。男湯だが女性もバスタオルまたは湯浴み着着用にて入浴可。

伊豆半島の南側、都心から少し足を延ばせば辿り着く、青い海と温泉で愛されてきた下田。観光列車・サフィール踊り子号の人気や移住者の増加も相まって、美食を中心にニューカルチャーが躍進中。新たな下田の魅力を楽しんで。

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    新旧の魅力が交差する、伊豆の南国リゾート

    気候が温暖で、熱海や伊東などメジャーな温泉地が点在する温泉天国・伊豆半島。その半島を、海の景観を楽しみながら南下すると現れるのが下田だ。蓮台寺温泉や観音温泉など、たっぷりの湯量を誇る5つの温泉地があり、エメラルドグリーンの海と白い砂浜、新鮮な海の幸と、旅人を誘う最強のラインナップが揃っている。

    都心から特急で2時間30分ほど。車でも3時間ほどと、サッと行ける時短リゾートではないけれど、道中を含め、ゆっくりゆったり旅時間を満喫するにはうってつけ。

    黒船来航で開国の舞台となった港町には、なまこ壁や石造りの建物が残り、小川沿いの柳並木など、古き良き下田を味わえるノスタルジックなスポットが点在している。さらに注目は、移住者と地元の人が協力し合い、町の新たな魅力を発信する飲食店が続々登場していること。変わらない温泉地の良さと、人々が集う新スポットでの発見や美味しいものを求め、“今”の下田へ出かけてみよう。

    下田の温泉文化を今に伝える老舗旅館

    2人部屋の一例。床の間や欄干、天井など伝統的な和室で、部屋ごとに造りが異なる。

    1867年創業。緑豊かな2000坪の敷地に建つ、創業以来増築を重ねた館内は、廊下を歩いているだけで旅気分が高まる。じゃぶじゃぶと注がれる源泉掛け流しの温泉は、浴槽はもちろん、壁や天井など全てが木造。女性専用の大浴場もゆったりしたスペース。全15室(洋室は別館) 1泊2食付き2名1室 ¥39,900~(6/21以降は素泊まりのみ)

    女性専用の大浴場“万葉の湯”。湯温が異なる浴槽を移動すれば、のぼせにくくお湯をゆっくり堪能できる。露天風呂や貸切風呂もあり、日帰り利用も可能。

    廊下から見た玄関。照明や時計など、味わい深い調度品や絵画が飾られる館内。夜の雰囲気もいい。

    宿の看板にも風格がある。

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    information

    金谷旅館

    下田市河内114-2 TEL. 0558-22-0325 チェックイン15:00 チェックアウト10:00 アクセス/伊豆急行線蓮台寺駅より徒歩4分。

    贅沢なゆったり空間が魅力。サフィール踊り子で快適旅

    最大6名利用可の個室。ソファでゆったり(特急券・グリーン券のほか個室料金が必要)。

    下田への旅をさらに盛り上げてくれると人気なのが、サフィール踊り子号。全車両に天窓が設けられ、車窓からリゾート感たっぷりの海景色を満喫できる。カフェテリアでは、中国料理店『美虎』が監修した限定メニューやスイーツも楽しめる。グループ旅ならちょっと奮発して、カフェをイメージした個室をリザーブしても。

    カフェテリア。

    大ぶりエビワンタン復興麺~ゆずの香~(ミネラルウォーター付き)¥1,900 ※グリーン個室を利用する場合、食事メニューは個室へのデリバリーに。容器も写真と異なり、テイクアウト専用容器でのお届けに変わる。

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    information

    サフィール踊り子

    全車両グリーン席の指定席で予約マスト。1か月前の10時から予約可能で、えきねっと、指定席券売機、みどりの窓口で対応。個室はえきねっとでは予約不可。食事はサフィールPayで事前予約が必須。

    行く時期で魅力が変わる、定番の観光スポット

    夕刻のペリーロード。

    いにしえの下田に触れるなら欠かせないペリーロード。伊豆石造りの蔵や古民家を使ったカフェなどが並ぶ、400mほどの石畳。伊豆急下田駅から徒歩15分。景勝地・爪木崎も訪れたいスポット。周辺は自然公園で、この時期は約300万本群生する野水仙が見頃。1月31日まで水仙まつりを開催。駅からバスで15分。

    爪木埼灯台。

    ほのかに明るく通りを照らすガス灯。

    爪木崎で開催される「水仙まつり」では、地元名物のさんま寿司などが食べられる。

    美しい水仙。

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    写真・津留崎徹花 取材、文・板倉ミキコ

    anan 2480号(2026年1月21日発売)より
    Check!

    No.2480掲載

    冬の癒し旅へ 2026

    2026年01月21日発売

    全国津々浦々のいま行きたい温泉地、温泉宿をピックアップ。山口・長門湯本温泉、岐阜・下呂温泉、大分・別府温泉をはじめ、長野県松本や三重県湯の山温泉のご褒美宿、レトロなローカル線で訪れる青森・弘前から大鰐温泉の旅、人気の特急「サフィール踊り子」で行く伊豆・下田巡り、千葉県木更津の「竜宮城スパホテル三日月」&和歌山「ホテル浦島」の東西レトロインパクト温泉まで。

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