ぶつかってもブレない軸のある体作りを意識
華麗なドリブルに軽やかなパス、豪快なダンクシュートで多くの人を魅了する馬場雄大選手。身長198cm、体重90kgと恵まれた体格を武器に大学在学中にプロバスケットボールチームと契約を交わした逸材で、プロ1年目から高い身体能力によるプレーが話題に。その背景には強い体作りが深く関わっているそう。
「ぶつかり合いが激しいスポーツなので体幹を強くして、接近戦に勝たなくてはいけない。全身の筋トレと合わせて、コアトレーニングを意識的に行っています」
特に目を引くのがふくらはぎの筋肉。引き締まった腓腹筋の下にあるヒラメ筋の長さは天性のもの。全速力でダッシュしたかと思えば、相手の動作に合わせてアクセル&ブレーキをかけ、踏み込んで軽やかにゴールを決める。しかしBリーグ新人賞に輝いた昨シーズン、試合中に足の甲を負傷。
「落ち込みましたが、体の使い方に無理があったと気づきもあった。お尻の筋肉をうまく使えるよう重点的に鍛えるようになりました」
また、気持ちの切り替えも大事だそうで、コートの外ではバスケのことは一切考えないとか。
「頭に浮かぶのは“何を食べようかな”です。だから理想の女性は胃袋を掴んでくれる人(笑)」
好きなものを好きなだけ食べるのがモットー。ただし、睡眠の質にはこだわっていて、寝る時は加湿器とアイマスクが必需品という。
「寝つきが悪いと余計な考え事も増えますし。視界を真っ暗にするとリラックスして眠れます」
近い将来、アメリカ進出も視野に入れている馬場選手。屈強な外国人選手と互角に戦っていくには、
「あと5cmは身長が欲しい」
と本音も。だが、今は体を強化することと同じくらい日本のバスケ界を盛り上げることも大事、と。
「女性目線でいえば、Bリーグはかっこいい選手も多いですし、ユニフォームから見える腕の筋肉は見所のひとつかも?(笑)コートと観客席の距離も近いので、躍動する選手の筋肉にも注目して観戦してもらえたら」
ばば・ゆうだい 1995年11月7日生まれ。富山県出身。筑波大学在学中の’17年、アルバルク東京へ。 その後、アメリカのテキサス・レジェンズ(2019 - 2020)、現在はメルボルン・ユナイテッド。座右の銘は「人の痛みを知る」。好きな食べ物は白味噌のお味噌汁。
※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W) ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE) 取材、文・浦本真梨子
(by anan編集部)
※ 2019年2月16日作成