
24時間テレビのチャリティマラソンを走りきったご褒美に、保護猫との暮らしを選んだやす子さん。千葉の保護猫団体から迎えた大人猫・アビシくんとの毎日は、穏やかで、愛しさに満ちています。超多忙な仕事の合間にも、少しでも早く帰宅し一緒に過ごしたくなる──そんな“猫ファースト”な暮らしが、やす子さんの心に温かい彩りを添えています。
Index
保護猫出身の大人猫との穏やかな時間が愛おしくて
「昨年の24時間テレビのチャリティマラソンを走ることになった時、頑張った自分へのご褒美に猫との暮らしを始めようと決めていたんです」
その願いを叶えて、昨年秋からや す子さんの元にやってきたのがアビシくん。千葉の保護猫団体から引き取った推定5〜7歳のオス猫だ。
「施設には50匹くらいの猫がいたんですが、アビシに会った瞬間にこの 子だ! ってピンときたんですよね。アビシは3回くらい譲渡会に出ていたそうですが、ちょっと噛み癖があって引き取り手が見つからなかったようです。でも、私にはすぐにすりすりしてくれたんですよ」
中学生の頃に、猫を拾って飼っていた経験のあるやす子さんは、最初から大人の保護猫を迎えたいと考えていたそうだ。
「大人猫はある程度自立してるし、性格もわかりやすくて、育てやすいですよね。特に保護猫は、アビシもそうですが、過酷な環境で何年も頑張って生きてきた子が多いから、これからの猫生はできるだけのんびり楽しく過ごしてほしくて。そこに自分が少しでも関われたらいいなと」
仕事は超多忙ながら、できるだけアビシくんファーストにしているやす子さん流の猫との暮らし。
「とにかく寂しい思いをさせないように、ロケで数日家を空ける時はもちろん、週3日ほどは信頼できる猫好きの先輩にお世話をお願いしています。普段、仕事へ出かける時はテレビをつけていくんですが、猫番組とかを見ているようです。私が出演している番組は、声には反応するけど、顔を見てもよくわかっていないみたい(笑)」
アビシがかわいすぎて、写真撮りまくり(笑)
「少し前まで、家は寝るだけの場所だったけれど、今は仕事が終わったら少しでも早く帰りたくて。アビシと一緒に過ごす時間は、私自身の生活の張り合いにもなっているんですよね」
そんなやす子さんのスマホには、アビシくんの写真が急増中。
「ソファやベッドに私が横になると必ずそばに来て、頭や体にくっついて寛ぎ始めるんです。スマホを見ていると、顔の上に乗って邪魔するし…。本当に甘えん坊で、かわいくて、つい撮りたくなっちゃいますね。自分で言うのもなんですが、相思相愛です(笑)。少なくとも私は、アビシのために生きてるんだって、日々喜びを噛みしめています」
Profile
やすこ
1998年9月2日生まれ、山口県出身。2019年から芸人活動をスタート。テレビのバラエティ番組やラジオなどで大活躍。
アビシ
子猫時代から装着していたであろう小さな首輪をつけたまま、野良猫生活を送っていたところを保護された。チャームポイントはちょっぴり寄り気味の目。
(初出:ムック『anan特別編集 にゃんこLOVE もふもふ大渋滞』)