’70年大阪万博の息吹が残る! EXPO’70パビリオン&国立民族学博物館

ライフスタイル
2025.03.30

’70年万博当時の面影を追体験できる万博記念公園。ここでは、その園内にある、当時の賑わいを伝えるEXPO’70パビリオンと、テーマ館で展示された世界各地の民族資料を受け継ぐ国立民族学博物館をご紹介します。

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INDEX

    EXPO’70パビリオン

    ’70年大阪万博が凝縮するトリビアの宝庫も欠かせない!
    かつて鉄鋼館だったパビリオンを利用し、大阪万博記念館として2010年に公開されたのが「EXPO’70パビリオン」。当時の最新技術で作られたスペースシアターと呼ばれたホールに加え、数多くの映像や写真、資料で大阪万博を振り返る施設だ。ピクトグラムが広まったのは大阪万博からなど、さまざまなトリビアも楽しい。2023年に増設された別館では大阪万博当時、太陽の塔の頂上で輝いていた「黄金の顔」を展示(現在の黄金の顔は2代目)。その輝きを間近に見ることができる。

    大阪万博ではホステスと呼ばれた女性たちのユニフォームは華やか。スカートのミニ丈は当時の流行を伝えてくれる。

    ひと目で大阪万博とわかるシンボルマーク。

    1008個ものスピーカーから流れる音に包まれたというホール。

    直径10.6mもある「黄金の顔」。

    INFORMATION インフォメーション

    EXPO‘70パビリオン

    吹田市千里万博公園 TEL:06・6877・7387(万博記念公園コールセンター) 10:00~17:00(入館~16:30) 水曜休(万博記念公園に準ずる) 入館料¥500(別途、万博記念公園入園料が必要)

    詳しくはこちら

    国立民族学博物館

    大ボリュームで集結する、世界各地の文化が圧巻!
    “みんぱく”の名で親しまれる「国立民族学博物館」は、世界各地の民族学や文化人類学の研究の成果を広く公開展示する博物館。といっても堅苦しさはなく、世界中で育まれてきたカルチャーを伝える展示資料は膨大であると同時に、知的好奇心を刺激するものばかり。時間がいくらあっても足りないと、訪れたほとんどの人が口にするほどだ。そのなかにはEEMコレクションとして、岡本太郎の発案により収集、太陽の塔で人類の原点として展示された貴重な資料も含まれている。

    開館は1977年。設計は建築家の黒川紀章が手掛けた。

    「未来の遺跡」と名付けられた中庭。

    南九州で見られる豊穣を祈る田の神。

    京都・太秦牛祭の面など日本各地の祭で使われる仮面が並ぶ。

    収蔵点数は34万6000点にものぼり、約1万2000点が展示されている。

    INFORMATION インフォメーション

    国立民族学博物館

    吹田市千里万博公園10‐1 TEL:06・6876・2151 10:00~17:00(入館~16:30) 水曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始休 入館料¥580(6月19日からは¥780) 

    詳しくはこちら

    写真・わたなべよしこ 取材、文・大和まこ

    anan 2440号(2025年3月26日発売)より

    MAGAZINE マガジン

    No.2440掲載2025年03月26日発売

    推し旅 2025・春

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