癒やしの旅・岐阜|夢のように美しい雪景色! 奥飛騨が織りなす“白い世界”でどっぷりおこもり

奥飛騨の雄大な自然を一望できる2階建てゴンドラのロープウェイ。西穂高口駅から散策できる〈頂の森〉の雪景色は圧巻。 ●高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉 ☎0578・89・2252 上り始発9:00、下り終発16:15(冬期) 無休 運賃:第1・2ロープウェイ連絡往復大人¥3,800など アクセス/平湯バスターミナルから路線バスで約40分。

バスに乗ってたどり着いたそこは、深々と雪が降り積もる、白銀の景色。粉雪にまみれて遊んでも楽しい、お湯に浸かりながら眺めても美しい。雪深い“奥”でしか味わえない特別な時間を、思い切り満喫して。

Index

    日本屈指の湯量を誇る、白く、静かな温泉郷

    日本列島のほぼ真ん中にある岐阜県の奥飛騨温泉郷は、“奥”と名が付くだけあってなかなかの山奥。バスで山道を上るにつれて徐々に雪景色になっていき、気がつくと一面雪の白い世界!

    奥飛騨は、まるで別世界に迷い込んだような不思議な感覚に包まれる、そんな魅力的な場所。そしてそこには、どこまでも白い雪景色や湯量も湯源も豊富な温泉、干し野菜や発酵食品、この土地でしか味わえない食など、“奥”だからこその魅力がたくさん待っている。

    一番上は標高2156m。

    冬は屋上の展望台で〈にしほくん〉が待ってます!

    5つの温泉地を持つ奥飛騨温泉郷。おすすめコースは、その中で最も歴史が古く湯量が豊富な平湯温泉に昨年9月にオープンした宿「界 奥飛騨」で湯と食を楽しみ、新穂高ロープウェイに乗って2000m超えの世界での雪遊びをするコース。

    ロープウェイから見る奥飛騨の雪景色、そして頂の森で触れるサラサラの粉雪。これが楽しめるのは冬の時期だけ。真っ白な世界に身を委ね、心も体もゆっくり癒されよう。

    奥飛騨を目一杯楽しむ、ぴったりの宿はここ

    昨年9月にオープンした「界 奥飛騨」。

    温泉や客室など棟が別れている構造。外を歩いて温泉の暖簾をくぐるのが楽しい。

    露天風呂が付いた客室が多く、窓を開ければ雪景色!クッションもあり気軽に部屋で足湯も。

    窓のようにくりぬかれた天井が印象的な露天風呂。雪に包まれているような、幻想的な雰囲気。

    中庭に飾られる<飛騨玉>。合掌造りを思わせる形と、飛騨高山エリアで大切にされている色である“紅色”を使ったデザインがかわいらしい。ライトアップされるとさらに素敵に。

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    飛騨に攻め入った武田信玄の家臣が、老猿に導かれ道端の湯に浸かり元気を取り戻したという伝説を持つ平湯温泉。40以上の源泉から1日1200万リットルもの湯が湧き出ている、そんな日本屈指の温泉郷に昨年9月にオープンしたのが「界 奥飛騨」。

    客室やサロンには、飛騨の伝統技術である曲げ木の技術を使ったインテリアや飛騨家具が置かれていて、奥飛騨の森の中にいるような気持ちになれる、そんな魅力的な宿。

    「飛騨MOKUの間」は、曲げ木をモチーフにしたヘッドボードや飛騨家具などが置かれ、飛騨の豊かな森を感じられる空間。

    中庭の足湯。この時期は雪景色を眺めながらひと息つける。

    温泉は、中庭に面した足湯、雪の中から空を見上げる感覚で湯が楽しめる大浴場の露天風呂、そしてお風呂付きの部屋もあり。湯守が平湯の湯を解説する「温泉いろは」に参加すれば、より楽しくなること間違いなし。

    夕食で郷土料理に舌鼓を打ったあとは、地元産ウイスキーなどを使った薫香体験に参加するのもいいし、降り積もる音に耳を傾けながらの雪見風呂も捨てがたい…。のんびり、でも味わい深い夜が過ごせます。

    湯で体を癒し雪景色で心洗われる。白い世界でのんびりまったり。冬の奥飛騨の極上の時間です。

    夕食は飛騨高山の食文化を満喫。朴葉に包まれた銘柄牛・飛騨牛は、熱々のペレットで自ら最後の火入れを。ヒレとサーロインの2種類が味わえる幸せ!

    石臼ですりつぶした大豆に、味噌や醤油がベースの出汁を加えた郷土料理〈すったて〉に、牛しぐれを加えた先付け。膳には、飛騨の文化人・代情山彦(よせ・やまひこ)が氏が作った開運の魔除け<山形人形>が添えられているのでお楽しみに。

    朝食には、地元の保存食である干し野菜と豚肉の味噌鍋が。戻った干し野菜のフレッシュさにびっくり!

    湯で温めた檜の木を実際に曲げる“曲げ木体験”ができる「ご当地楽」。オリジナルの風呂敷と組み合わせて、バッグ作りが楽しめる。

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    Information

    界 奥飛騨

    高山市奥飛騨温泉郷平湯138 ☎︎050・3134・8092(界予約センター) 和室1泊2食付き2名1室1名あたり¥31,000〜 チェックイン 15:00 チェックアウト 12:00 アクセス/平湯バスターミナルより徒歩3分。新宿より濃飛バス平湯バスターミナルまで約1時間30分。JR高山駅より路線バスで平湯バスターミナルまで1時間。

    お散歩がてらに訪れたい、平湯温泉おたのしみスポット

    平湯の文化と歴史を感じられる平湯民俗館・平湯の湯

    手前が築300年前ほどの建物「旧豊坂家」。市民の民家でもとても古いものだそう。奥の「旧高桑家」はなかに入って休憩も可能。

    平湯の湯は茶褐色の湯が特徴の、“ぬくとまり(温まるの意味)湯”。露天なので雪景色も楽しい。

    向かって左にあるのが平湯神社。

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    同じ高山市の旧上宝村の蔵柱地区から移築した市の文化財「旧豊坂家」と、富山県利賀村から移築した合掌造りの「旧高桑家」は、いずれも見学無料。同じ敷地内にある「平湯の湯」は、寸志で利用できる日帰り入浴施設が。隣には平湯神社が鎮座しており、とても風情が溢れるエリア。

    Information

    平湯民俗館・平湯の湯

    ●高山市奥飛騨温泉郷平湯29 ☎︎0578・89・3339 営業時間 民俗館9:00〜17:00、温泉6:00〜21:00(冬季8:00〜) 不定休 入浴料 寸志(¥300程度)

    ランチやコーヒーでほっとひと息、カフェ マスタシュ

    今年創業40年を迎えるログハウス風佇まいのカフェ。夏場は観光客で溢れるが、雪深い時期は地元の方が新聞を片手にコーヒーを飲む、そんなゆったりとした居心地の良さが魅力。

    ランチにぴったりのプレートメニューに加え、ケーキやパフェといったデザート系も充実。マスターがサイフォンで淹れてくれるコーヒーを飲みながら、のんびりしたひとときを。

    ごはんメニューは午前11時よりオーダー可能。人気はたっぷりの卵を使ったチキンオムライス。とろける卵とチキンライスの相性が抜群。¥880

    平湯のバス停近くなので、バス待ちスポットとしても。

    こちらもお店の前に温泉が!ついつい手を入れたくなる…。

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    Information

    カフェ マスタシュ

    ●高山市奥飛騨温泉郷平湯679 ☎︎0578・89・2634 営業時間8:00〜18:00 不定休

    名物〈はんたいたまご〉や地酒など、お土産が大充実なつるや商店

    お店の入り口にある小さな温泉・鶴の湯温泉で作られているのは、黄身が固くて白身が半熟の〈はんたいたまご〉¥100。ほんのり塩味なのは、温泉に塩味が効いているからだそう。

    他にもお菓子や地酒、朴葉みそなどお土産にぴったりな地元の味覚が勢揃い。特にお酒の品揃えは圧巻で、飛騨高山の7つの蔵元の日本酒に加え、地元産ウイスキーやリキュールなども。

    お店の入り口にある小さな温泉・鶴の湯温泉で作っている〈はんたいたまご〉¥100

    (左から)1.旅人の姿をかたどったユニークな最中。飛騨街道 旅がらす 2個入り¥540 2.奥飛騨温泉郷でしか育たない〈高原山椒〉を独特の製法で製品化。粒山椒・青 10g¥1,029 3.おちょこが付いたかわいい徳利入りの地酒。上撰 深山菊 雪だるま徳利 300ml¥1,880

    ノスタルジックな街並みに馴染むつるや商店の外観

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    Information

    つるや商店

    ●高山市奥飛騨温泉郷平湯519 ☎︎0578・89・2605 営業時間 8:00〜20:00 不定休

    あれこれ欲しい!ローカルなお土産たち

    ほのぼのしつつもなんだかおしゃれ。買い物心がそそられるローカルなお土産をご紹介!

    ひとつひとつ手で丁寧に編まれた野趣溢れるかごは、岐阜県の白川村で作家が制作。「お山からこんにちわ」くるみかごバッグ中¥37,400(界 奥飛騨)

    奥飛騨の温泉に含まれている成分を採取・精製した入浴剤。硫黄成分はゼロなので浴槽を傷めないのも嬉しい。天然湯の花 15g×30袋¥1,300(つるや商店)

    西穂高口駅から登れる、標高2452mの西穂丸山の景色を描いたドロップ。飛騨牛乳ドロップ 80g¥400(MEGUMI/新穂高ロープウェイ西穂高口駅内)

    西穂高口駅の展望台に冬の時期だけ現れる<にしほくん>のマグネット。にしほくんマグネット¥460(MEGUMI/新穂高ロープウェイ西穂高口駅内)

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    写真・千葉亜津子 取材、文・河野友紀
    Check!

    No.2431掲載

    冬のご自愛旅へ。

    2025年01月22日発売

    野沢温泉、白浜、奥飛騨、会津、ポロト、軽井沢…それぞれに温泉、パンダ、絶景、美食…と個性的な“癒し旅”の要素が詰まった旅の目的地をananが厳選。“餃子とビール、ときどきサウナ”のととのい旅やリモートワークをしながらリフレッシュもできる宿など、いまどきな“ご自愛旅”も提案。この冬おすすめの旅スタイルが詰まった一冊です。

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