24ページのうち、18ページはこの特集のための撮り下ろし。撮影当日、スタジオに現れた松任谷さんは、ポップな色の洋服を纏い、さすがのファッションアイコン! という出立ち。『ヴァレンティノ』や『サンローラン』などメゾンブランドがずらりと並ぶラックを見て、「どれでもOK。皆さんのお好きなのを着ますよ!」とにっこり。かなりデザイン性の強いモードな衣装でしたが、それらを着て再び現れた時は、その似合いようにスタッフみんながため息を漏らすほど。「ドラァグクイーンみたいで素敵ね」と笑う20センチ以上ありそうなヒールでもサッとポージングを取り、そのカッコいいことといったら! 以前、作家の林真理子さんが「ユーミンは本当にカッコいい。どんなに仲良くなっても、永遠の憧れ」とお話ししていらしたことがあり、誰もが目が離せなくなるその存在感とオーラを、肌で感じた瞬間でした。
そんな魅力たっぷりの松任谷さんですが、実際に会ってお話しすると、明るく優しく、場を和ませてくださる方。約2時間に及ぶインタビューでも、一つ一つの言葉を丁寧に紡ぎながら、松任谷さんらしい素敵な言葉でこれまでの歩みを振り返ってくださいました。音楽と、言葉と、カルチャー。その3本軸で語られたユーミンのストーリーを、ぜひお楽しみください。
また、これまで何度もananで「誌上お悩み相談」に答えてくださった松任谷さん。今回は、読者が抱える「コロナ禍を経ての悩みと不安」に、背中を押すアドバイスをくださいました。「どうしてもテーマが重ためになっちゃうけど、今はしょうがないのよね」と、7人の読者の悩みに答えてくださっています。前向きに明日を生きていこうと思える魔法のような名言の数々、きっと、皆さんの心のもやが晴れると思います。
そのほか、ファンの皆さんの思い出がワーッと溢れ出すであろう、全オリジナルアルバムを網羅できるアーカイブページや、これまで何十回もananに登場してくださった過去の記事アーカイブなど、たっぷりと歴史を振り返ることができる内容に。50年間トップを走り続けてきた理由が、この24ページにギュッと凝縮していると思います。ぜひ、完全保存版として、皆さんのお手元に届きますように。(S)
さまざまな背景を駆使して、カメラマン伊藤彰紀さんが撮影したファッショングラビア。ガラリと変化していく世界観を、お楽しみに!
立ち読み、詳細はこちらから
https://magazineworld.jp/anan/anan-2317/
ananwebでも今週の記事を配信しています。
https://ananweb.jp/