暑い夏も終盤になり、お疲れ気味の人も、多いのでは。
「疲労とは、カラダはもちろん、精神的な負荷により活動能力が低下すること。それは“これ以上運動や仕事を続けるとカラダに害が及ぶ”という心身に対するイエローカードのようなものです」(内科医・馬渕知子先生)
疲労感に大きく関わるのが、私たちのカラダをコントロールする自律神経。ストレスが過剰にかかると自律神経が働きすぎ、バランスが崩れてしまう。さらに胃腸が調子を崩して消化・吸収に問題を起こし、回復に必要な栄養を十分に摂れず、栄養が不足気味に。一方、暑いからと家にこもっていると、運動不足で筋肉が衰えてしまう。すると血行が悪くなるため、冷えるし、全身に栄養が届きにくくなり、疲労回復しにくい…という悪循環に。
また、寝不足、飲みすぎなどもストレスの一因となる。
「特に夏は紫外線や、クーラーの効いた室内と高温多湿な外気との寒暖差など、環境的なストレスもたくさん。結果、過剰な活性酸素が発生し、全身の細胞がダメージを受けやすくなり、さらに回復も遅くなります」
このままでは涼しくなっても疲れが溜まる一方。まずは自分の疲れの原因をチェックしてみましょう!
Check!
□職場のクーラーが冷えすぎでキツい…A
□寝苦しくて睡眠不足気味だ…A
□腹持ちがよいタピオカティーは一食とカウントする…A
□夕方から元気になってくる…A
□外食やコンビニ弁当が続いている…B
□ビールがおいしくてつい飲みすぎる…B
□コーヒーやラテばかりで水をあまり飲んでいない…B
□夏になってから、湯船に浸かっていない…B
□暑くて疲れそうだから歩くのを控えている…C
□座りっぱなしの仕事だ…C
□ランチはそばやそうめんなどの麺類が多い…C
□この夏は水着を着るために、食事制限を頑張った…C
Aが多いあなたは…“自律神経の不調”が原因!
例えば通勤時の電車と外の温度差に合わせた体温調整だけでも自律神経は疲労するので、脳や自律神経を鎮めるケアを心がけたい。またストレスに対処するホルモンの分泌を司る副腎をいたわるケアもあわせて行いたいところ。
Bが多いあなたは…“内臓冷え”が原因!
冷たいものの摂りすぎで胃腸が冷えると消化・吸収能力も落ち、食欲不振、下痢など暑気あたりの症状が。また解毒したり不要なものを排出する腎臓や肝臓まで疲れが溜まることも。まずは口に入れるものを見直すことから始めて。
Cが多いあなたは…“筋肉不足”が原因!
暑くて運動不足になりがちな夏。筋肉量が減ると代謝が落ちて活力不足になり、不調を招きやすく。血の巡りが悪くなり冷えやむくみが生じ、栄養が全身に届かず、疲労回復が遅れる原因に。まずは大きな筋肉を鍛えることを目標にしよう。
馬渕知子先生 内科医。マブチメディカルクリニック院長。さまざまな科と提携を結び、内科学からアンチエイジングまで、幅広い分野に携わる。
※『anan』2019年8月28日号より。マンガ・菜々子 取材協力・馬渕知子(マブチメディカルクリニック)
(by anan編集部)
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