未利用魚にエコ素材カップ。地球に優しい素敵な冷食。
冷凍食品業界にもSDGsの波は及んでおり、持続可能な観点で食材を選んだり、またパッケージの素材にこだわる、といった商品に注目が集まっています。福岡の水産加工業者が手がける『フィシュル!』はサイズや量の問題で廃棄されてしまう“未利用魚”を、鍋料理の冷食『Wisedays』は、環境に優しい紙製のカップを使用。食べる人はおいしくて嬉しい、さらに地球にもいい影響が。この動き、もっと広がってほしい~。
写真左から、コシード with glass noodles~トマトベースのスペイン風ポトフ~、ピェンロー with glass noodles~胡麻油香る椎茸昆布出汁の豚肉白菜鍋~
【Wise days】
紙製スープボウルの中には、ヘルシーなのにしっかり食べごたえのある具材ともちもちの春雨が入ったおいしい鍋料理が。化学的合成添加物を使わない体に優しいレシピの鍋は、世界の味を取り入れた魅力的なラインナップ。夜食にもよさそう。
具材の味がしっかり染みた鍋はいずれも滋味深く、体にじわっと染み渡ります。写真以外にもタイスキやタッカンマリ、テンジャンチゲなど食欲をそそるラインナップ。パッケージもおしゃれ。各¥1,188(SL Creations TEL:0120・010・018)
写真右から、ブリの煮切り醤油漬け、クロダイのハーブオイルマリネ
【フィシュル!】
国産の天然魚100%使用の、魚の冷凍ミールパック。解凍してそのまま食べられるメニューと加熱調理するタイプのメニューの中からおすすめのパックが月に1回送られてくる。-30°Cの瞬間冷凍なので、獲れたての鮮度そのまま!
水揚げしたその日に和風、洋風、エスニック風などに味付けされた魚は、そのまま食べるも良し、ご飯にのせたりサラダにしたり、アレンジ料理にも◎。6パックおまかせ便 初回限定¥5,390~(フィシュル!)https://fishlle.com
タケムラさんも大注目! おいしい冷食は地方からやってくる?!
あまたの冷食を食べている、冷凍食品マイスターのタケムラダイさんが今最も注目しているのが、日本の地方の味が楽しめる“ローカルな冷食”。
「冷凍機材の小型化とネットでの通販システムが手軽になったことで、地方の小さなお店でも冷食を作り販売できるように。そのおかげで今、ローカルなメニューの冷食化が進んでいるので、僕としてはとても嬉しい」
ということで、タケムラさんのおすすめ地方冷食を2つご紹介。いずれもその土地の食文化が味わえる名品です。
【長野県】いろは堂のおやき
味付けした野菜や山菜、あんこなどを、小麦粉とそば粉の皮で包んで焼いた、長野県の郷土料理・おやき。もちもちの食感がたまらない。お試しセット 5個入り¥1,350(いろは堂)https://www.irohado.com
【山形県】米沢牛おこわ
銘柄牛・米沢牛をたっぷり使ったおこわ。甘じょっぱい味の牛肉がもち米にぴったり。わっぱ入りなので贈り物にも。110g×2個入り¥2,208(道の駅米沢)https://michinoeki-yonezawa.jp
タケムラダイさん 冷凍食品マイスター、電子レンジ料理研究家。食べた冷食はなんと2万食以上! テレビなどメディアにも多数出演経験が。開発した冷凍カレー『TOKYO FROZEN CURRY』が好評発売中。https://frozen-curry.tokyo/
※『anan』2024年3月27日号より。写真・内山めぐみ スタイリスト・官野亜海
(by anan編集部)