新トレンド! フランス伝統菓子“フラン”がスイーツ界を席巻?
スイーツライターのchicoさんは、カスタードクリームを使ったフランスの伝統菓子、フランの流行を予測。「’24年オープンの専門店『パケモンテ』が注目されたりと人気の高まりを感じます。シンプルだからこそ奥深い。『LESS』のバニラフランは香り、“ぷるんまったりサクサク”の口当たり、卵とバニラの味わいなど全てが理想的。パリッパリの筒型パイにクリームがとろける『パケモンテ』のフラン・パティシエなど進化系も登場」
上・フラン・パティシエ、フランボワーズ シトロン¥1,000 バニーユ¥900 『パケモンテ』●東京都渋谷区代々木5丁目に2024年オープン予定(最新情報はインスタグラムにて) 下・VANILLA FLAN¥750 CHOCOLATE FLAN¥810 『LESS』●東京都目黒区三田1‐12‐25 金子ビル1F TEL:03・6451・2717 11:00~17:00 火・水曜休
素材も味も! 進化の目覚ましい“ネクストヴィーガン”。
ヴィーガンスイーツが、さらに進化。「一流パティシエが取り組むようになったり、卵白代替品『ユンゴ』の誕生により、メレンゲなどヴィーガンとは遠いイメージのものにも対応できるように。味の差も少なくなりました」(chicoさん)。“対話”がコンセプトのカフェ『dial』のヴィーガンに対応したスフレショコラ、メレンゲ専門店『コム・ン メレンゲ』のエスピエーグル ヴィーガンは、共にメレンゲを使いつつヴィーガン仕様に。
上・プティ・コキャン ヴィーガン(エスピエーグル ヴィーガン ギフトセット 5個入り)¥3,240 『コム・ン メレンゲ』●東京都世田谷区奥沢7‐18‐5‐1F 7:00~18:00 無休 下・スフレショコラ(紅茶とセットで)¥2,500 『dial』●東京都台東区駒形2‐1‐20‐1Fに’24年1月19日オープン TEL:03・3847・0266 10:00~19:00 火曜休
料理だけでなく、体験も楽しむ。“ディスティネーションレストラン”という新しい食の旅へ。
フードライターの小寺慶子さんは「食を通して土地の魅力に触れる体験を求める人が増えている」と考察。「生産者と近い距離で里山風景を感じながら食を楽しむことは、日本の気候風土や食文化を知ることにもつながります」。そんな食空間の一つが京都の綾部にある『田舎の大鵬』。「養鶏場の近くにお店を構えて畑を耕し、近くの川で獲れた食材をシンプルに力強く調理する。農場長やスタッフが伸びやかに命のバトンをつなぐ姿に心打たれます」
食はもちろん、そこでしかできない体験も求めて、京都駅から車で1時間半ほどの山の中へ。『田舎の大鵬』●京都府綾部市八津合町別当2‐1 蓮ヶ峯農場 完全予約制。予約はインスタグラム(@inakanotaihou)DMから
東京に続々オープン! “新しい美食の館”をもうチェックした?
「虎ノ門横丁や東京ミッドタウン日比谷の開業あたりから、“人流を変える魅力的な店”が商業施設内に続々と開店。’23年の大ニュースにもなった麻布台ヒルズや、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの躍進は、’24年も続きそうです」(小寺さん)。麻布台ヒルズの日本初出店のタイレストラン『SAAWAAN BISTRO』や富山発のバーガーショップ『SHOGUN BURGER』、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのブリュワリー『dam brewery restaurant』、『赤坂おぎ乃』の和菓子専門店『赤坂 おぎ乃 和甘』などが代表格に。
左・’23年11月24日にオープンして話題の麻布台ヒルズ。東京都港区麻布台1‐3‐1、他 麻布台ヒルズ総合インフォメーション TEL:03・6433・8100 右・’23年10月6日にオープンした虎ノ門ヒルズ ステーションタワー。●東京都港区虎ノ門2‐6‐1 TEL:03・6406・6192
※『anan』2024年1月3日‐10日合併号より。イラスト・酒井真織 取材、文・重信 綾
(by anan編集部)