風邪予防にも! 専門家が選ぶ“はちみつ”ベスト5

フード
2019.11.17
身近な食材でありながら、健康・美容効果が高い“はちみつ”。ここではそんなはちみつの魅力に迫ります!

「はちみつは、みつばちが集めた花の蜜を原料にした、まさに自然の産物。花によって味が異なるのはもちろんのこと、同じ花でも土壌によって全く個性が変わってくるのが、はちみつの面白さ」と語るのは、これまでに約1000種類のはちみつを試した日本はちみつマイスター協会の平野のり子さん。

「はちみつは、美しい肌作りに欠かせないビタミンB群や、腸内の善玉菌を増やすグルコン酸など、美容や健康に良い成分が300種類以上も含まれています。だから習慣的に摂り続けると、不調知らずに! 1日の摂取量は、体重1kgに対してはちみつ1gが理想的です」

はちみつ本来の味わいを楽しむため、そして体調管理のためには、ヨーグルトに入れたり、パンに塗るのではなく、直接舐めるにかぎるそう。

「10秒くらい口に含んで温度を上げて、溶かしながら食べると、実に豊かな味わいが広がります。それが口腔ケアや風邪予防にもなるんです」

平野さん的、偏愛はちみつBEST5

honey

1、〈コサナ〉のマヌカハニー MGO100+

ニュージーランドだけに自生する「マヌカ」は、一年のうちでも4週間程度しか花が咲かないため、そのはちみつは貴重。天然の生成物「メチルグリオキサール(MGO)」が豊富に含まれ、ほかのはちみつと比べても抗菌・殺菌活性力が群を抜いている。「MGO100+は、クセが少なく、比較的安価。生キャラメルのようになめらかで食べやすいので、健康管理にぜひ」。250g¥3,348*税込み(コサナ TEL:0120・496・537)

2、〈巣鴨養蜂園〉の里の花(クロバナエンジュ)

三方を標高1000m級の奥羽山脈に囲まれた岩手県西和賀町で、巣箱作りからビン詰めまで手作業で一つ一つ手作りする。濃い紫色の花にあんず色の花粉が目を引く「クロバナエンジュ」を中心とした百花蜜は、濃厚なのにクセが少ない。「フルーティで香りが高く、ほろ苦いビターな味わいが好み。サーモンなどの脂がのった魚や、ジビエ料理の仕上げにもってこい!」。150g¥1,600*税込み(巣鴨養蜂園 TEL:03・5980・8387)

3、〈ビーネビーネ〉のタイムはちみつ

スペイン・アンダルシアの自然保護区で採蜜された、ビオ認定、非加熱のタイムのはちみつ。活性酸素を取り除き、老化を抑える効果があるとか。「キリッとした味わいで、少々苦みがありますが、ハーブ特有の清涼感を感じられます。就寝前に摂取すると、成長ホルモンが活発になり、安眠・ダイエット効果が高まるといわれているので、毎晩飲んでいます」。120g¥1,200(エイ・ダヴリュー・エイ TEL:0798・72・7022)

4、〈クリソメロ〉のどんぐりのはちみつ

ギリシャで今注目の若手養蜂家が手がける。どんぐりのはちみつは、花の蜜ではなく、樹液を吸った虫から出される分泌液をみつばちが集めた甘露蜜と呼ばれるもの。花蜜よりもポリフェノール、ミネラル分を多く含む。「樹木らしい力強い香りながら、味はまるで黒蜜のよう。ココアと合わせると、カカオの苦みを引き立て、大人好みの味わいに」。250g¥2,380*税込み(イリオス グリークプロダクツ TEL:090・3858・3246)

5、〈長坂養蜂場〉の三ヶ日みかん蜂蜜

静岡県浜松市の特産品「三ヶ日みかん」は、甘さだけでなく、酸味が特徴。その花から採蜜したはちみつは、ほかにはないすっきりとした甘みが感じられる。サラッとした口当たりも魅力。「スムージー用の定番。バナナやリンゴといったフルーツのおいしさを引き立て、みかんの甘酸っぱい香りもたまらない」。クリームチーズとの相性も抜群。数量限定、売り切れ次第終了。200g¥1,540*税込み(長坂養蜂場 TEL:0120・40・1183)

ひらの・のりこ 2012年に設立した「日本はちみつマイスター協会」の代表理事。日常での取り入れ方など、はちみつの素晴らしさを伝えるために、さまざまなセミナーを開講している。

※『anan』2019年11月20日号より。写真・大内香織 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)

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