岩田剛典「MVもCDのジャケットも艶っぽい感じに」 ソロシングル『Phone Number』で魅せる“色気”

エンタメ
2025.02.23

岩田剛典さん

グループのパフォーマー、そして俳優として高い評価と人気を得ている岩田剛典さんが、ソロ活動でのニューシングルをリリース。

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これからも変わらずスーパースターを目指したい。

ソロシングル『Phone Number』が発売になった岩田剛典さん。歌詞もMVも大人の色気を意識したものになったという。

――どのような経緯で今回のコンセプトが決定したのでしょうか?

岩田剛典さん(以下、岩田):これまでのソロ活動は、自分がやりたいことにこだわってきたんですよ。でも今回は新しい風を入れたいと思って、客観的に魅力を引き出してもらいました。MVもCDのジャケットも艶っぽい感じになっています。

――岩田さんがセクシーを感じるときとは?

岩田:隙を見つけた瞬間に感じますね。すごく気張ってる人が弱さを見せたとき、逆に普段は気が抜けているのにスイッチがオンになったときにも色気を感じます。僕自身は泥くさくやってきたから、“抜け感”がないんですよ。なんでもやりますってモットーで馬車馬のように働いてきたから、名づけると“馬車馬セクシー”かな(笑)。でも、緊張感を持ってやってるから、そこにセクシーさを感じてもらえたらいいですね。

――カップリング曲「MVP」の歌詞からも、歌手、俳優、パフォーマーと、あらゆることをやってきたプライドが感じられますね。

岩田:ツアーが始まる前に書いた歌詞なので今見ると恥ずかしいんですけど、嘘偽りない気持ちです。やっぱりLDHという事務所はそこまで長い歴史ではないかもしれないけれど、その中でパフォーマーがツアーを回るというのは初めてのことで、それくらいの意気込みを表したかったんです。

――昨年のLDH LIVE‐EXPOでは、真ん中に立ってEXILEの名曲「Together」を歌われていました。

岩田:実はPSYCHIC FEVERの「Just Like Dat」を歌うことになってて練習もしてたんですが、2週間くらい前に全体的な企画をしていたSHOKICHIさんをはじめとした先輩方が提案してくれて「Together」を歌うことになったんです。個人活動では、次につながるもつながらないも自分次第で、常にリスクを背負ってやってきました。そんな中で、自分のやれることを底上げしていかないと、自分が満足できないと感じていたんです。だから、LDHの総勢84人がいる中で歌唱できたのは、満足できたし貴重な経験でしたね。

――三代目 J SOUL BROTHERSのライブでは、主演ドラマ『フォレスト』の主題歌を三代目に持って帰れたことがうれしいと語っていましたね。

岩田:これまでにもチャンスはあったんです。でも僕が三代目にフックアップしてもらうのはダサいと思っていました。僕は泥くさく脇役でもなんでもやりますという考えでやってきて、最近はありがたいことに主演もやらせてもらうようになりました。まだ納得がいかないなりにも、自分の演技プランで表現できるようになった。僕と三代目が対等な関係性になった今なら主題歌を三代目が歌うこともふさわしいのかなって思ったんです。

――脇役で経験を積まれてきたのはどういう考えからですか?

岩田:そういう道を通らないと自分がへたくそなことに気付けないし、いつまでたっても変われないですから。最近やっと、人気があるから呼んでもらうんじゃなくて、この座組みに自分が必要と思って呼んでもらえていると感じられるようになりました。やっぱり、監督にもう一回一緒に仕事をしたいと思って声をかけてもらえたときは、うれしいですね。

――忙しく活動されていますが、休みたいと思うことは?

岩田:休むと必要とされなくなるんじゃないかという不安が勝っちゃうんです。必要とされたい、求められたいんですよね。でもそろそろ少しは休んだほうがいいのかなと考えることもあります(笑)。

――今のような活躍をすることは想像していましたか? 大学時代にはいかつい風貌だったこともあり、まったく違った活躍をしている可能性もあったのではないかと。

岩田:でも、遅かれ早かれ、今の自分にはなってたんじゃないかと思います。求められてなんぼの世界でやっているんで、自分が求められる方向が、僕のやりたいことなんですよ。どんな道を通っても、みんなに受け入れられるにはってことを考えるだろうから、絶対に今の自分にはなってると思います。

――そこには、HIROさんの助言なども関係ありましたか?

岩田:「笑ったほうがいいよ」っていう話ですか? やっぱり大先輩の言葉っていうのは、自分を助ける言葉として刻まれていたのかもしれないですね。

――今後、年齢を重ねて、どんな岩田剛典でありたいですか?

岩田:変わらずスーパースターを目指していきたいですね。自分の理想としては日本を背負って海外にアプローチできる人間になりたいです。それとやっぱりパフォーマーとしてスタートしたので、この世界を目指してくれる人のロールモデルになりたいです。

PROFILE プロフィール

岩田剛典

いわた・たかのり 1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー、俳優。ソロ歌手として2022年と2024年にツアーを開催。主演ドラマ『フォレスト』がテレビ朝日系で放送中。ソロシングル『Phone Number』が発売中。

ニット¥242,000※予定価格(CELINE HOMME BY HEDI SLIMANE/セリーヌ ジャパン TEL:03・5414・1401) その他は本人私物

ニット¥226,600 パンツ¥283,800 ベルト¥61,600 シューズ¥170,500(以上SAINT LAURENT BY ANTHONY VACCARELLO/サンローラン クライアントサービス TEL:0120・95・2746) その他は本人私物

写真・田形千紘 スタイリスト・渡辺康裕 ヘア&メイク・下川真矢(BERYL) 取材、文・西森路代

anan 2435号(2025年2月19日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2435掲載2025年02月19日発売

色気の法則。

今の時代、人々の心を掴む魅力的な人の共通点とは? 私たちが焦がれ、惹かれ、引き付けられる艶やかさとは?現代において人を惹きつける色気について考察する特集です。作家の一穂ミチさん、俳優のファーストサマーウイカさん、映画監督の三木孝浩さんが語る現代色気論。森田想さん、工藤遥さん、寺西拓人さんら注目の俳優たちをそれぞれの色気テーマで撮影したグラビア&インタビュー。

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