timelesz project -AUDITION- DOCUMENTARY

【timelesz project #3次結果と新たな挑戦者④】寺西拓人「人生を懸けるメンバーの気迫に負けていては始まらない」

エンタメ
2024.12.21

timeleszの佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんが、新たな仲間を探す「timelesz project」。4次審査から参加する実力者として、ここでは寺西拓人さんのインタビューをお届けします。なぜ今戦場に立つのか、葛藤と覚悟を伺いました。

寺西拓人「人生を懸けるメンバーの気迫に負けていては始まらない」

――参加を決めた理由は?

それはもう、timeleszのメンバーになりたいからです。Sexy Zoneのツアーのバックにつかせてもらったこともあったのでグループの雰囲気であったり、その歩みの中でいろいろあったことも、もちろん本人たちにしかわからないこともあるだろうけど、それなりに見てきたつもりです。4人での最後のドーム公演も、現場で観ました。メンバーとファンの人とで作りあげた空間がめちゃくちゃハッピーで、ファンの方への愛情をすごく感じましたね。そんな素敵なグループが、“新しい仲間を探す”という、一生に一度あるかないかのチャンスを逃すわけにはいかないと。

――決断するまでに迷いは?

めちゃくちゃありました。今、役者として一人で活動している僕を応援してくれる方がたくさんいてくれて。そんなみなさんのおかげで頑張ってこられたので、これまでの僕自身は絶対に否定したくないんです。でも、音楽活動もやりたくて、どうしたらいい形でできるのか模索していたので、すごく葛藤しました。

――どう踏ん切りをつけましたか。

伝え方がすごく難しいんですけど…。人生を懸けようという時に悩んで迷っている場合じゃないなって思ったというのが正直なところです。自分のために参加するんだと受け取られるかもしれないですけど、このプロジェクトを機に、より多くの人に舞台を観てもらえるようになるとか、その先の可能性も必ず広がっていくはずだとも思いました。あとはもう、シンプルにSexy Zoneが、timeleszが好きという気持ちですよね。風磨は本当に尊敬できる同期で、勝利も一緒に舞台をやっていて素敵だと感じていました。そういう一つひとつの積み重ねから、彼らの仲間になりたいという気持ちになりました。

――プロジェクトに参加して感じた菊池さんの尊敬できる点とは?

一番は、このオーディションをすると決断したところです。グループのためでもあると思うんですけど、根底にはファンへの想いがある。だからもっともっと上へ、前へ進んでいこうとできるんだと思います。風磨も勝利も聡ちゃんもガチですよ。もちろんわかってはいましたけど“話題性を狙って面白いことをしてみました”というテンションではまったくない。このオーディションを絶対に成功させなければならない責任を背負う3人の、人生を懸けた熱意がものすごく伝わってくるんですよ。彼らの気迫に候補生が負けていたら始まらないし、超えるくらいの勢いで向かわないと。

――同期や後輩に審査される心境はいかがでしょう。

僕も、どういう気持ちになるんだろうと考えはしたんですが、いざ始まってみると審査されているようには感じなかったんですよね。できることは出し惜しみせずアピールして、課題に全力で取り組むところは他のオーディションと変わりません。ただ、このプロジェクトの目的は“仲間探し”。3人とは、ある意味“対等”な気がするんです。もちろん審査する人/される人ではあるけれど、自分に嘘をつかず、ありのままの僕を見てもらえたらいいと思っています。

――このプロジェクトで武器になると感じることは?

まずは、同じ事務所で活動してきた経験。それと、“グループ活動をしてこなかったこと”。3人とは同じことをしてこなかった僕には僕の、彼らにはないものがあると信じています。一人で活動をしていると、その作品で評価を得られなければ次がないわけです。そこで終わってしまう。そういう環境で何年もやってこられたことが自信にもなっています。

――これまでグループで活動した経験はまったくない?

一時期、原(嘉孝)やデビュー前の目黒(蓮)とか6人で(中島)健人のソロコンサートやA.B.C-Zとかのバックについていたんです。その集団に“寺西たち”という呼び名がついて浸透しかけたことはあったんですけど、ちゃんとした名前がついたグループに入ったことはないです。

――では、グループで一つの曲を仕上げるのは大変なのでは?

ある程度、関係性が固まっていたところに途中参加したこともあって難しいです。波風立てたくないなって思っちゃうんですけど、グループにとって腹を割って話し合うことがどれだけ大事なのか、わかってきました。

――メンバーになったら叶えたい夢は?

3人が言っている5大ドームは僕の夢にもなってくると思いますけど、そうした具体的なこと以上に思っていることがあります。timeleszの3人に、ファンに最大限のリスペクトを持って、“このプロジェクトをやってよかったね、新しいメンバーを入れてよかったね”と、みなさんに納得してもらえる活動をしたいということです。みんなで幸せになれたら一番いい。それに尽きます。この事務所らしさや魅力って、ずっとファンファーストなところだと僕は感じていて。どのグループも、個人で活動している人も、とにかくファンを大事にしています。僕もそこは変わらずいたいです。

PROFILE プロフィール

寺西拓人(てらにし・たくと)

1994年12月31日生まれ、神奈川県出身。2008年入所。気品ある立ち姿が舞台に映え、ダンスや歌の上手さにも定評がある。『SHOCK』シリーズには’17年から’21年、そして今春公演に出演。ドラマ『情事と事情』がLeminoで、『離婚弁護士 スパイダー』~偽りと裏切り編~がHuluで配信中。来年、ミュージカル『ヒーロー』『ダンス オブ ヴァンパイア』を控える。

PROFILE プロフィール

timelesz(タイムレス)

2011年11月16日、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。’24年4月より、「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。ニューシングル『because』が発売中。現在、新メンバー募集オーディションを開催中(特設サイト)。

INFORMATION インフォメーション

『timelesz project ‐AUDITION‐』

timeleszの3人が、アイドル人生を共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。現在は4次審査の様子を配信中。timelesz公式YouTubeチャンネルでは、配信では見られなかったオーディションの裏側をお届けする『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram(@timelesz_project)やTikTok(@timelesz_overthetop)でも限定コンテンツが続々。timeleszのファンも、そうでない人も注目必至の新感覚オーディション番組。

写真・くさかべまき 取材、文・小泉咲子 望月リサ

anan 2426号(2024年12月11日発売)より

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