timelesz project -AUDITION- DOCUMENTARY

【timelesz project #3次結果と新たな挑戦者②】今江大地「自分の決断に責任を持って僕の覚悟を見せていく」

エンタメ
2024.12.19

timeleszの佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんが新たな仲間を探す旅、「timelesz project」。約1万9000人から、4次審査までに15人に絞られた候補生たち。経験者、未経験者どちらも未だ混在する中、事務所からの応募者たちが遂に合流。同じ候補生といえど、圧倒的実力と場数、経験を兼ね備えた今江大地さんは、なぜ今戦場に立つのか、葛藤と覚悟を伺います。

今江大地「自分の決断に責任を持って僕の覚悟を見せていく」

――すぐに、参加を決めることはできましたか。

このプロジェクトにはジュニアも参加できると聞いて、マネージャーさんにジュニアを卒業した僕も受けられるのか確認してもらったんです。そうしたら大丈夫だと。でも、確認してもらっておきながら、すぐには決められませんでしたね。怖かったんです。この3年はお芝居中心で、アイドル活動はやってこなかったですし、生半可な気持ちでは参加できないなと。

――決心がついたのはなぜですか。

迷っている間、Sexy Zoneさんのことを深く知ろうと思って、ライブDVDを全部繰り返し見たんです。Netflixさんで配信されている『RIDE ON TIME』も。そうしたら、Sexy Zoneは5人だったことを感じさせる演出があったりして、ほんまにメンバーがメンバーのことを、グループのことを愛してることが伝わってきて。僕は人見知りやし、すでに関係性ができている人たちの輪に入るのが怖いところがあるんです。でも、timeleszさんは3人とファンの方々との輪を、途中から入ってくるメンバーにもちゃんと広げてくれると思えました。みんなで夢に向かって突き進もうとしてくれるだろうなって。そういう方たちとお仕事がしたい、一緒に何かを作り上げたいと心から思えました。やっぱりずっと憧れていたんです、アイドルグループに。Sexy Zoneさんが「Forever Gold」をキラキラしながら歌う映像を見て、僕もそこに行きたくなりました。

――“アイドルグループへの憧れ”というのは?

この事務所に入って、デビューを目標にジュニアとして活動していた中で、Gang StarやFunky8という非公式のユニットにいたことがあって。そのメンバーの中で、僕はデビューするグループに入れなかった。戦力外通告というか、もうアイドル活動は無理なんやと…。そんな時に初めて外部の舞台が決まって、“お芝居”という光が差したんです。ほんまに舞台は楽しいし、事務所を辞めようとした僕を救ってくれたのも舞台でした。知らなかった世界が広がっていて、そこでまだまだ成長できるんやって感じられたのが嬉しくて。でもやっぱり歌って踊りたかった。けれども、もうその場所は僕にはない。一方で、かつて一緒に踊っていた仲間はキラキラ輝いている。お芝居が今の僕の場所で、そこは本当に楽しい。いろんな思いが出てきて、どうしてもモヤモヤしてしまう自分がいるんですよね。ファンの方には本当に申し訳ないんですけど…。

――ファンの方に届けたい想いは。

ジュニアでアイドルをしていた僕のファンになってくれた人たちにとっては、お芝居をやっていくとなった時に悲しい思いをたくさんさせてしまいました。なのに、またアイドルがしたいって、どっちがやりたいの? って思われますよね。でも、自分の決断に責任を持って、僕の覚悟をしっかり見せていくので、信じてほしいです。

――プロジェクトに参加してみていかがですか?

メンバーや候補生たちから「笑顔がいいね」って言ってもらえるんですけど、本当はずっと緊張してますし、ほんまギリギリの状態です。でも、風磨くんに「しんどいだろうけど、一回笑ってパフォーマンスしてみようか」とアドバイスされてそうしてみたら、体力的にはきついはずなのに、めっちゃ楽しくて! 楽しむってほんま大切やなって改めて感じましたね。Funky8は屋良(朝幸)くんにダンスオーディションで選んでもらったユニットやし、僕は踊ることが好き。ダンスもきちんと見せていけたらと思っています。

――見えてきた課題は?

僕はずっと「優しいね、全然怒らないね」って言われてきたんです。それは自分の良さやし、グループには調和もすごく大事。でも、優しすぎるのもよくない。思っていることを言う強さも持たないといけないなと感じています。

――15年間所属するこの事務所の“らしさ”はどんなところですか。

ファンの方と一緒に大きくなっていけるところと、関西が特に強いと思うんですけど、家族感。Funky8のメンバーとは今も仲が良くて、オーディションに参加すると決まって報告しましたし、WEST.の桐山照史くんにメールしたら「また一緒に歌えたらいいね」って返信をもらいました。みんなが応援してくれています。

――メンバーになれた未来を想像すると?

夢は3人と同じ5大ドーム。ちゃんとマイクを持って立つドームの景色は想像がつかんなあ。聡ちゃんは初ドームで泣いていましたよね。僕も涙腺がヤバそう(笑)。個人では、お芝居でグループに還元したい。このプロジェクトがすごく話題になっていてたくさんの方がtimeleszのことをもう知っていると思うんですけど、舞台を観てもっと興味を持ってくれる人もいると思うんです。それと、グループにちゃんと馴染みつつも、僕だけの新しい色を足していい変化を起こしたいです。僕がtimeleszに加わる意味があるのだとしたら、そこだと思います。

PROFILE プロフィール

今江大地(いまえ・だいち)

1995年11月6日生まれ、京都府出身。2009年入所。ダイナミックなダンスが持ち味で、アクロバットもできる。’19年、『冒険者たちのホテル~ドラゴンクエストXに集いし仲間たち~』で舞台初主演。今年は9作品の舞台に立った。’23年から1年間ラジオ『レコメン!』でパーソナリティを務めた。来年、舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』に主演することが決まっている。

PROFILE プロフィール

timelesz(タイムレス)

2011年11月16日、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。’24年4月より、「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。ニューシングル『because』が発売中。現在、新メンバー募集オーディションを開催中(特設サイト)。

INFORMATION インフォメーション

『timelesz project ‐AUDITION‐』

timeleszの3人が、アイドル人生を共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。現在は4次審査の様子を配信中。timelesz公式YouTubeチャンネルでは、配信では見られなかったオーディションの裏側をお届けする『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram(@timelesz_project)やTikTok(@timelesz_overthetop)でも限定コンテンツが続々。timeleszのファンも、そうでない人も注目必至の新感覚オーディション番組。

写真・くさかべまき 取材、文・小泉咲子 望月リサ

anan 2426号(2024年12月11日発売)より

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