自分へのマナーとして、美容を楽しんでます。
早朝から深夜までロケ続きというハードな毎日を送っているタレントの丸山礼さん。
「日帰りでの地方ロケのお仕事は、早朝の飛行機に乗って最終便で帰ってくることが多いですね。合間の移動時間で仮眠することもありますが、ベッドでちゃんと眠れるのは3~4時間程度。しかも、絶対に遅刻できない~! という緊張感とプレッシャーの中でベッドに入るので、なかなか寝つけないことも多くて…」
そんなストレスフルな毎日に頼りにしているのが、香りの力。
「夜寝る前は『ニールズヤード レメディーズ』のピローミストをベッドまわりに使うようになったら、眠りの質が激変! 癒される香りなので寝つきがよくなりました。もはやないと不安になるレベルで愛用しています。日中は『SHIGETA』のエッセンシャルオイルを持ち歩いていて、疲れたら酸素代わりにボトルからじかに香りを吸入(笑)。基本的に緊張しやすいタイプなので、お守り代わりに好きな香りを嗅いでリラックスするようにしています」
ロケのお仕事では一日に6~7軒の飲食店を巡ることが多いので、オフの日は“リセット食”で調整。
「家にいる時はお蕎麦をめっちゃ食べます。納豆とめかぶをてんこ盛りにのせて食べると、いくらでもいけちゃう。体が重たい時やお通じをすっきりさせたい日は、ご飯がわりにキャベツを。お蕎麦とキャべツなら無限にいけますね」
憧れは透明感のある“女優肌”。
「女優さんって、血管が透けて見えるほど本当に澄んだ肌なんですよ。しかも私より絶対お忙しくされているはずなのにって。比べ始めるとキリがないので、顔の造作や体型ではなくて、肌や髪のツヤだったり、明るい性格だったり、自分のいいところを伸ばしていこうと思えるように。私もテレビのワイプに映っている自分を見てがっかりしたくないから、自信が持てるようにケアしています。スキンケアで欠かせないのがパック。冷蔵庫の真ん中の棚はドミノのようにパックを並べています(笑)」
“キレイ”が仕事をつかむ。
美容に目覚めたのは、上京して仲良くなった友達がきっかけ。
「美容のお仕事に携わっている人が多くて、キレイな人が仕事をつかんでいくんだって気づいてから、私も自分のことはキレイにしておかなきゃなって。当時はお金もなかったからあれこれは買えなかったんですけど、20歳でYouTubeが軌道に乗ってからは試したいものを買えるようになって。今は洗面台の収納棚を開けると、わーっとコスメが並んでいるのが幸せ。お店に行く時間がないので、だいたい寝ぼけながらネットで欲しいコスメを買うことが多いんですけど、気づいたら家にめっちゃダンボールが溜まってます(笑)」
美容を習慣化するために、その日の気分を大切にしている。
「意気込まないことが大事! 疲れていたらサボるのも全然アリです。あまり気負わずにやれる時にやる、くらいのスタンスでいいんじゃないかな。そのうちやらないと気持ち悪くて眠れないってなった時が習慣化したってことなので、サボりながらでもいいから続けてみるのがいいと思います」
丸山さんにとって美容とは?
「世の中をサバイブしていくための必需品! 他の人に対して不快感を与えないためのマナーでもあると思います。たま~に一部分だけ、血管透けている系の肌になれる時があって、ひゃあぁぁぁ~って興奮しちゃいますけど、今のお肌は採点すると50点くらいかな。やっぱり若い子のお肌を見ると、もうあの頃には戻れないんだなって(笑)。でも歳をとれば余裕もできて、その分美容にも投資できるから悪くないなって。“歳をとるの最高!”って思いながら生きていこうと思いますね(笑)」
超多忙な丸山さんを支えるアイテム。
食事のお供に「緑効青汁」を。
「家族が飲んでいたので私も小学生の時から続けています。家で食事を摂る時にお茶代わりに飲んでいますが、腸の動きが助けられる気がします」
桃の香りに癒されるフェイスパック。
「数あるパックの中でもお気に入りが、山梨で買った『ルルルン』の桃の香り。本当にいい香りだし、どんな肌の揺らぎにも応えてくれます」
ボディケアはお気に入りの香りで。
「お風呂上がりは『ジルスチュアート ビューティ』のボディクリームを全身に。手を抜きたくなるボディケアも、いい香りなので続けられます」
まるやま・れい 1997年4月1日生まれ、北海道出身。2016年に芸能界デビュー。鋭い観察眼で特徴をとらえつつユーモアを交えたモノマネが人気を博す。登録者数128万人を超すYouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」では美容からお悩み相談まで発信し、共感を得ている。
ニット¥14,300(Spick & Span/Spick & Span ルミネ有楽町店 TEL:03・5222・1744) イヤリング¥2,970(KBF/KBF ルミネエスト新宿店 TEL:050・2017・9164)
※『anan』2024年4月3日号より。写真・Nae.Jay スタイリスト・奥田ひろこ ヘア&メイク・nari 取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)