本格謎解きミステリードラマに、ニューバディ誕生!
昨今の謎解きブームをますます加速させるかのごとく、“本格謎解きミステリー”ドラマ『アリバイ崩し承ります』がスタートする。浜辺美波さん演じる美谷時乃(みたにときの)は、時計店を営みながら時計や時間に関わる“アリバイ崩しを承る”名探偵。一方、安田顕さんが演じる察時美幸(さじよしゆき)は、ブツブツ言いながらも時乃に捜査情報を流してアリバイ崩しを依頼する警察キャリアだ。
――『トリック』『時効警察』に続く“男女バディもの”ですね。
浜辺:安田さんとは初めてお会いしたのですが、すでに心強いバディです。時乃ちゃんだけじゃなくて、私自身のことも引っ張ってくれそうで安心しました。
安田:いやいや…。では今日から台詞覚えは二の次にして、現場では浜辺さんファーストで立ち回りたいと思います。
浜辺:あはは(笑)。
安田:浜辺さん、そして共演者の成田(凌)くんともに今もこれからも日本のドラマや映画界を支えていくであろう10代、20代の若手で、そんな2人とお芝居できるのはすごく嬉しいですね。じつは僕、ミステリー作品にあまり出たことがないんですが、名探偵といえばやっぱり、名台詞みたいなものがポンと出る印象だよね。
浜辺:今回は「時を戻すことができました。アリバイは、崩れました」が決め台詞ですね。本格的なミステリーですが、怖いだけじゃなくてゆるさもあって見やすいと思います。
安田:もちろんなぜこの犯罪が起こったのか、アリバイはどう崩すのかが肝になってはくるけど、その過程でチームの和気藹々とした感じや息の合った様子が見てくれる方にも伝わればいいね。
――現在19歳の浜辺さんと46歳の安田さんですが、ジェネレーションギャップは感じますか?
安田:きっと、バディと聞いた時に思い浮かぶキャラクターが、僕と浜辺さんとでは違う気がするんです。
浜辺:私が思い浮かぶのは『相棒』ですかね。
安田:でしょ? 僕は『太陽にほえろ!』とか『シャーロック・ホームズ』だから。なるべくコミュニケーションをとっていきたいと思っているんだけど、今日は面白かったんですよ。役者の待機所に僕が一番乗りした時、真ん中に置いてあった椅子に座って台本を読んでいたら浜辺さんが入ってきて、すごい隅っこに座ったんですね。そのあとに成田くんが入ってきて、どこに座るんだろうと思って見ていたら、浜辺さんの対角線上の一番隅っこに座ったんです。さてこの状況は…? といろいろ考えた結果、全員無言で過ごしました。
浜辺:そうでしたね(笑)。
安田:2人とも寝ていたんで、コミュニケーションをとろうにも「言葉にできない」byオフコースね、ジェネレーションギャップです(笑)。
――安田さんは浜辺さんにとっての最強のバディでありながら、現場のムードメーカーにもなりそうですね(笑)。ところでそれぞれご自身は、天才的な推察力で難事件を解決する名探偵タイプか、地道な捜査を続ける警察タイプ、どちらでしょう。
安田:僕は間違いなく名探偵ではないね。つまり助手のワトソンタイプ。それにホームズは台詞量が多い。ホームズの後ろで、常に黙って画面に映れるワトソンがいいね(笑)。
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浜辺:ここ最近は男の人を振り回す役が続いていて、ついそう思われがちなんですが、じつは私も地道なタイプ。発想力も自信もないです。組織の中で守られながら、事件を解決できなくてもお金がもらえる方がいいです(笑)。
安田:そうね、僕らは堅実にいこう。
『アリバイ崩し承ります』 美谷時乃は、時計修理の傍らアリバイ崩しを承る名探偵。プライドの高い刑事・察時美幸と共に、難事件を解決していく。出演は浜辺美波、安田顕、成田凌ほか。2月1日(土)23:15~、テレビ朝日にて放送スタート。©テレビ朝日
やすだ・けん 1973年12月8日生まれ、北海道出身。出演映画『影裏』は2月14日より全国ロードショー、主演舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』は7月から公演予定。
はまべ・みなみ 2000年8月29日生まれ、石川県出身。8月14日公開予定の映画『思い、思われ、ふり、ふられ』、2020年冬に公開予定の映画『約束のネバーランド』が控える。「JR SKISKI」のCM出演も話題。
※『anan』2020年2月5日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) インタビュー、文・若山あや
(by anan編集部)