岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「記者会見」です。
岡崎体育 音楽 タレント

先日、筆記具メーカー〈ゼブラ株式会社〉の「ハイマッキー」ブランドオリジナルキャラクター「Hi! Mckee」のためのテーマ曲を制作させていただきました。その際に記者会見にも呼んでいただいたのですが、新聞やテレビ、はたまたインフルエンサーの方などたくさんのメディアが来てくださって記事やニュースにしていただきました。テレビやニュースサイトなどで見かけたよ、という方もいらっしゃるかも。記者会見というものを個人的なことで開いたことはないのですが、たくさんのマイクやカメラに囲まれて自分のことを話すということには、ちょっとした憧れもあります。イメージはスポーツ選手のヒーローインタビューや移籍発表会見などの感じ。ああいうのは、いつかやってみたいなと思います。

少しイメージは違いますが、過去に甲子園でファーストピッチセレモニーに呼んでいただいたことがあり、そのときの取材はボイスレコーダーを口元にこれでもかと向けられるような会見感のあるものでした。スポーツ界特有のインタビュースタイルだなという感じで、ほっといても鮮明に音声を記録できるだろうボイスレコーダーをぐっと迫らせてくる圧は、なかなか他では体験できないものでした。でも、これはこれで正解の会見スタイルのはず。新聞記者のみなさんは、いわゆる音楽関係のインタビューのような整った環境ばかりで取材できるわけではない。音声が鮮明にとれないような環境であっても、取材対象のコメントは確実にとらねばならない。ボイスレコーダーの圧は、その執念のようなものだと感じました。

ミュージシャンの取材はインタビュアーとの1対1で行うことがほとんどです。記者さんたちに囲まれて取材されるという免疫が僕にはあまりないので、今後もしそういう機会があったら、緊張せず気の利いたことを言えるかな? とも思います。お騒がせ会見と言われるようなもので名言・迷言を残し、話題を振り撒く方も多い。そこまで強烈な話題にならずともニュース記事の見出しにされるようなコメント力は身につけておきたいです。今、いちばん狙いたい会見といえば、年末の紅白歌合戦の出場歌手発表の記者会見。あれは、たいていその年に初出場するミュージシャンが壇上に並びます。岡崎体育、いずれ必ずや並びたいと思います! そのときどんな名言を残せるか、みなさんにぜひ見守っていてほしいです。

おかざきたいいく 7/24(水)「宇治フェス ~DREAM & FUTURE~」(宇治市文化センター)に出演。秋には、ホールワンマンTOUR「盆テク博覧会」を全国5か所で開催。

※『anan』2024年7月31日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND) 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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インナーチャイルドと向き合うことに関係した日です。孤独感や無邪気に遊べなかった記憶、怒り、不満、抑圧感などをいかにして癒し、自己肯定感を高めるか。幼いころの感情や記憶は、ふとしたことをきっかけに甦るものです。大人としての自分と、未消化になっている感情体験との上手な折り合いのつけ方を探す日といえます。

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