新しい沖縄観光のかたちを提案! エシカルに楽しめる選りすぐりスポット4選

ライフスタイル
2024.03.09
訪れる観光客と迎える事業者が、双方向で地域や自然環境に配慮した旅を実現させるプロジェクト、「エシカルトラベルオキナワ」。エシカルに沖縄を楽しめる、選りすぐりのおすすめスポットをご紹介します。

文化や伝統に触れ楽しみながら土地を知る。

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行楽の春。旅先での過ごし方につい悩んでしまう人におすすめしたいのは、エシカルな視点を取り入れること。足を運ぶ地域の文化や伝統に触れ、楽しみながらその土地のことを知るのもまた、持続可能な社会への一歩になるはず。

例えば沖縄県は、新しい沖縄観光のかたち「エシカルトラベルオキナワ」を提案している。沖縄の自然、伝統、産業に触れながら、訪れる観光客一人ひとりが地域の一員のように過ごすこと。そして、迎え入れる観光事業者、沖縄県民も、観光客と同じ視点で、双方が地域の暮らしや自然環境に思いを馳せることができたら、というコンセプト。

今回は、エシカルな体験ができる4つの事業者と、そこで体験できるアクティビティをご紹介。あたたかな気候のなかで、沖縄でしか味わえない食、文化、自然を堪能すれば、素敵な旅の思い出になること間違いなし。旅の予定にぜひ取り入れよう。

1、メイドイン沖縄のコーヒー園で収穫・焙煎体験。

【慶佐次】又吉コーヒー園

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もともとは植物園を経営していたと教えてくれたのは、代表の又吉拓之さん。農薬を使わずに作物を育てたいという思いから、2016年にコーヒー園にリニューアル。東京ドーム2つ分の広い敷地でコーヒーのほかマンゴーなども栽培。キャンプ場も併設するこの園では、コーヒーを摘み、一杯のコーヒーにドリップするまでを2時間半で体験できる。自分で収穫して焙煎した一杯に、普段は想像できないような生産者の思いを感じられるはず。収穫体験コース¥8,800※11~4月のみ DATA /沖縄県国頭郡東村字慶佐次718‐28 TEL:0980・43・2838 10:00~17:00(土・日・祝日9:30~) 不定休 沖縄自動車道宜野座ICから車で44分。許田ICから車で39分。

2、流れ着いた海洋ゴミをアートにアップサイクル。

【古宇利島】TRUE BLUE

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車で渡れる今帰仁村の離島・古宇利島。那覇から車で1時間半ほどでたどり着く、エメラルドグリーンの海に囲まれた展望は唯一無二。そんな美しい海岸に流れ着くプラスチックゴミに着目した玉村めぐみさんは、ゴミをアート素材にアップサイクルする活動を行っている。アトリエの1階にはプラスチックゴミを砕く専用の機械があり、その場ですぐに素材へ加工。オーシャンビューの2階で、レジンを使ったアート体験を味わってみては。海洋プラスチックアート体験 アクセサリー作り(リング/ピンバッジ)¥4,000 DATA/沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利385 TEL:080・4810・7460 10:00~18:00 水曜休 古宇利大橋を渡って車で1分。

3、首里城のお膝元に伝えられる染物 伝統の「琉球紅型(びんがた)」にトライ。

【首里】首里染織館suikara

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歴史情緒あふれる沖縄の城下町・首里。300年以上受け継がれる染めや織りを、次の世代へ伝える首里染織館suikaraでは、琉球で生まれた唯一の染物・紅型にトライ。型紙を用いた沖縄独特の染物で、琉球王朝時代の王族から士族の衣装として重宝されてきた高級品。南国らしい色彩や意匠を得意とする染めは、琉球文化を象徴するもの。プロのレクチャーを受けながら体験することができ、トートバッグに色を差して持ち帰れば、旅を彩るアクセントにも。琉球びんがた染め体験プログラム¥3,520~ DATA/沖縄県那覇市首里当蔵町2‐16 TEL:098・917・6030 10:30~18:00 火曜・年末年始・ウークイ(旧盆最終日)休 モノレール首里駅より徒歩7分。

4、漆黒の森、夜のやんばるの音をBGMに星空を堪能。

【国頭】国頭村森林公園

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沖縄の星空なら、迷うことなく国頭村森林公園へ。沖縄で天文台が併設されたキャンプ場はここだけで、人工的な明かりがほとんどなく、6等星まで見ることができる。真っ暗な森から聞こえてくるヤンバルクイナなどの生き物の鳴き声や自然の香りに癒されながら、やんばるの夜空のストーリーを感じたい人におすすめ。星空ナビゲーターによる解説や、天体望遠鏡での観察など、一歩踏み込んだ星空体験も可能。漆黒の森で星空を眺める星空ツアー 大人¥5,500 小学生¥3,300 未就学児無料 ※最少催行人数2人。要予約 DATA/沖縄県国頭村字辺土名1094‐1 TEL:0980・43・0514 9:00~18:00 火曜休 沖縄自動車道許田ICから車で50分。

※『anan』2024年3月13日号より。写真・中島慶子

(by anan編集部)

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