近代五種・フェンシング（エペ）選手・才藤歩夢「自分なりの理想を無理のないペースで努力して追い求める」

オリンピック出場を目指すプロアスリートであり、モデルとしての顔も持つ才藤歩夢さんにとって脚は要。まっすぐなフォルムにバランスよく筋肉がついたメリハリのある脚は、まさに“闘う美脚”。ただし、やみくもに筋肉をつけるのではなく、しなやかに動けるカラダを目指しているそう。

「筋肉はつけすぎても、競技をする上でおもりになってしまうこともあるので、いつも“ほどよく”を意識しています。もともと筋肉がつきにくい体質であることに加え、近代五種は5つの種目で万能性を競うといういろんな筋肉を使う競技だから、バランスよく鍛えられるため、それが今の脚を作っていると思っています。脚の筋肉だけに頼っていると疲れやすくなるため、脚を支えるお尻や股関節のトレーニングも欠かせません。大きな筋肉を持つお尻を鍛えれば、脚の力を最大限活用できるようになり、下半身の土台である股関節の柔軟性を高めれば、脚とお尻がうまく連動してくるので、下半身も引き締まりやすくなります。特にデスクワーク中心の人は、股関節がガチガチに固まりやすいので、普段からよく歩いたり、股関節を回したりしてしっかりと動かすことを意識するだけでも、美脚や美尻に繋がりやすいと思います」

アスリートながら、誰もが憧れるバランスの良い美しい脚が目に留まり、ファッションブランドや化粧品のイメージキャラクターに大抜擢された才藤さん。モデルの仕事をする上で心がけていることを聞いてみると…。

「特にないです（笑）。モデルの仕事は、近代五種の魅力を少しでも広めることができればと思って始めたことなので、撮影に向けて特別に何かすることは一切なく、今のありのままの姿を毎回披露しています。でも脚は自分にとってとても大切なパーツだから、それを褒められると純粋に嬉しいです。それに普段とは異なる素敵な衣装とメイクで着飾って、自分の違った一面を見るのはとても新鮮！ 試合中はメイクができませんが、ネイルは長すぎなければOKなので、普段はネイルでモチベーションを上げています。フットネイルをすると、脚もよりキレイに見えるので、愛おしく感じてきます」

最後に、美脚美尻を目指している人にアドバイスを！

「骨格や筋肉のつき方は人それぞれ。だから誰かと比べるのではなく、自分なりの理想を、自分のペースで目指してほしいです。私自身、近代五種の種目が馬術から『オブスタクル』という障害物レースに変更になり、新しい競技に対応するベストな体型を模索している最中。懸垂など上半身の筋肉も強化しつつ、踏み込んだりする時はやはりカラダの土台である脚の筋肉が大事。改めて下半身の重要性を感じて、日々トレーニングを積んでいます。完成形みたいなものはなく、年齢によって体型も変化するし、その時どきで自分のベストな状態も違ってくるから、自分の理想をちゃんと理解して取り組んでいくと、なりたい自分に近づけるのではないでしょうか」

歩夢’s 美脚美尻のマイルール

1、しっかりほぐしてケアする。
しなやかな筋肉を作るには、鍛えるだけでなく、ストレッチポールやマッサージガンを使ってちゃんとほぐすことが大切。疲労を次の日に残さないようにケアすれば、自然とむくみ知らずの美脚へ。

2、今の状態をセルフチェック。
脚やお尻の状態をチェックすることを習慣にすると、自分の変化に気づきやすくなる。そうすれば効率よくケアできるし、見た目が変わってくれば、モチベも上がり、また頑張ろうと思えてくる。

3、日頃から美姿勢をキープ。
歪みは美脚美尻の最大の敵なので、どんな時も正しい姿勢を意識。座っている時は膝をつける、立っている時は片足重心に気をつけるなど、ちょっとしたことでも意識すれば、みるみる変わる！