
経血モレ、ナプキンのヨレ・違和感、肌のかゆみなど、生理中はストレスを感じる要素がいっぱい。でもそれが“当たり前”だと我慢していませんか? そのストレスを少しでも減らすため7年もの歳月をかけて誕生したナプキンが、「ルナフィット」。俳優、文筆家の石山蓮華さんと「ルナフィット」の開発者・伊東莉菜さんが、生理中のストレス経験を振り返りながら「ルナフィット」の魅力を解き明かします。
Index
お話を伺った方々
profile

石山蓮華さん
いしやま・れんげ 俳優、文筆家。TBSラジオ『こねくと』(毎週月~木曜14:00~16:50)のメインパーソナリティを務める。電線への愛を綴った『電線の恋人』(平凡社)など、執筆業でも活躍中。

伊東莉菜さん
いとう・りな 大王製紙株式会社のフェミニンケア開発グループ所属。「ルナフィット」の開発者として企画立案から試作、完成までを担当。休日のリフレッシュに欠かせないアクティビティはゴルフ。
みんなはどんなことにストレスを感じてる?
まずは、生理中のストレス・悩みについて巷の声をヒアリング。みんなは生理中、どんなことにストレスを感じているのだろう?
200人にアンケート! 生理中、ナプキンをつけて過ごすなかでストレスを感じるのはどんなこと?

※アンケート調査は2025年3月、24〜39歳の女性200人に実施
石山蓮華さん(以下、石山) どの回答も共感しかないです…。特に「経血がモレてしまうかも」という不安が1位なのはかなり納得ですね。
伊東莉菜さん(以下、伊東) そうですね。私も、モレに対する潜在的な不安はずっと感じます。
石山 私は毎週、生放送のラジオ番組でパーソナリティを務めているのですが、その時は椅子に2時間以上座ったまま。生理中の時はすごく不安です。毎回ふっと立つ時に「これは最悪なことになっているかもしれない」と思い、覚悟を決めて(笑)立ちますね。それでちらっと椅子を確認して、「あ、何もなかった。よかった」と思ってまた座る、の繰り返しです。

石山 生理の間は目の前にある仕事への緊張感に加えて、もう一つ別軸のソワソワ感がありますね。「何が起こっても、どうにか乗り越えなければ」という落ち着かなさが背中のあたりにずっと張り付いているような…。
伊東 私もそうです。普段とはちょっと違うというか、いつもの私ではいられないっていう感じですよね。私の場合は眠りも浅くなりがちなので、寝ている時でさえ経血が後ろに流れていってモレたらどうしようって、不安に感じているんだと思います。
石山 ありますね〜。就寝中の動きもそうですが、立ったり、歩いたり、ちょっと高いところにあるものを取ったりといった普段の動きって、ナプキンのズレ、ヨレに繋がるから侮れないですよね。でも、日常の動きを制限して過ごすのは結構ストレスだなと感じます。
あったらいいな、こんな“理想のナプキン”
石山 経血モレ、違和感、肌トラブルと、冒頭のアンケートでみなさんから共通して挙がった悩みを一挙に解決してくれるものが“ナプキンの理想像”となりそうですね。具体的にどんな声が挙がったかというと…。

伊東 まとめると、“安心感”“快適さ”が、共通のキーワードでしょうか。
石山 私自身もまず理想の条件を挙げるとしたら、“安心感”ですね。ただ、安心感があっても分厚かったり大きかったりすると、快適さよりも違和感の方が強くなりますし、服や行動も制限されそう…。アンケートの声にもありますが、ナプキンをどうしてもこまめに替えられない時にも肌にかゆみが出ないような機能性もあるとうれしいですね。
伊東 生理中に肌トラブルが出ないものというのは、私たちもお客さまからよく耳にするポイントです。こういった肌悩みはもちろん、安心感は担保しながら、つけている時の違和感をどうにかできないかなというのが、実は今回の「ルナフィット」の出発点なんです。
“ついてくる”ナプキン「ルナフィット」誕生

伊東 生理中の肌トラブル、物理的な違和感は主に肌がナプキンとこすれることで起こること。今までは柔らかい素材などを使って、こすれた時の肌負担を減らす工夫をしていましたが、そもそも肌はこすれてほしくない。つまり、肌とナプキンが密着すればこすれによる刺激は起きないはずと、「ルナフィット」の開発当初に考えました。
石山 肌とナプキンが密着…。でもナプキンが肌に張り付く感じは避けたいです!
伊東 もちろん、そうですよね。張り付いたような違和感を与えずに、肌とナプキンを密着させるにはどんな設計をしたらいいのかと私たちも考えて、実現までこぎつけた新技術があるんです。それが「スライドフィット吸収体」です。
ルナフィットの新技術! 体の動きについてくる「スライドフィット吸収体」
伊東 そもそもナプキンは、下着にナプキンを貼り付けるテープのついた防水シート、経血を吸収する吸収体、肌に直接触れる表面シートの3つの要素で作られています。従来のナプキンですと、この3つの要素はくっついて一体化しているので下着が動くとナプキン全体も動き、それがこすれ、ズレに繋がります。

伊東 「スライドフィット吸収体」では吸収体とバックシートにあえて空間を持たせ、下着の動きに影響されにくい状態を作っています。そうすることで、ナプキン自体(バックシート)は下着とくっついているけれども、吸収体、表面シートは、下着ではなく体の動きに“ついてくる”ように。
伊東 つまり、これまでは下着が動けば一緒にナプキン全体もズレていたのが、「スライドフィット吸収体」にすることで、体と下着が動いても、ナプキンの吸収体は肌の当たってほしいところにフィットしたままの状態をキープしやすくなったんです。
石山 私、「ルナフィット」を初めて使ってみて本当にびっくりしたのが、いつの間にかナプキンをつけていたことを忘れていたんですよ。お手洗いに行った時に思い出すくらいで。あの“ナプキンの存在感を忘れる”感覚は、普段通りに過ごしてもナプキンがズレたり、肌にこすれたりせず、ちょうどいい状態を保てていたからなんですね。
ルナフィットならでは! こだわりのカタチと「表面ぽこぽこシート」で、肌に優しく、つけやすい
石山 普段は薄めのナプキンが好きなんですが、「ルナフィット」のふんわりタイプはムレや肌への刺激を感じることがなくて快適だったのもすごく印象に残りました(※)。それって絶対、ナプキンに何か工夫があってのことですよね?
※ 個人の感想です
伊東 そうなんです…! 石山さんが感じてくださった「ムレ、肌への刺激のなさ、快適感」の秘密は、「ルナフィット」独自のカタチと表面シートの設計にあります。
石山 この前後と羽の波形のデザインは可愛いからだけではない…?
伊東 実は機能的な目的があるんです。ナプキンの四隅が波形になっているのは、肌に触れる部分をできる限りなくし、肌とこすれにくくするため。また、羽を長めにすることで、下着にパパッとつけやすい作りにしています。

伊東 加えてナプキンの幅は、あらゆる形、大きさのショーツをリサーチして試行錯誤した末にたどり着いた“最適解”。ナプキンの幅が広いと、ナプキンとショーツの脚回りがこすれて肌トラブルのもとになりますし、脚を組んだり、歩いたりすると、ヨレにも繋がります。ですので、ナプキンが脚に当たりにくくなる「スッキリ幅」になっているんです。幅が細いことで吸収力に不安を感じる声がありましたが、今回のスライドフィット吸収体にすることで、フィット性を高め、スッキリ幅の良さは活かしたまま、モレにくさに繋がるように設計しました。また、ナプキンの表面にも注目していただくと…。
石山 なんだか、小さい膨らみがたくさんぽこぽこと並んでいますね。

伊東 この表面もこだわっていて、石山さんが体験された“快適感”のカギの一つ。平らな表面よりもぽこぽこしたものの方が肌に触れる面積が少なくなり、かつ、経血はぽこぽこの合間にある谷の部分に落ちます。肌は経血がたまりにくい部分に当たるので、ベタつきを感じにくい設計です。
石山 私が「ルナフィット」を使った時に感じた“ナプキンの存在感を忘れる”感覚って、計算され尽くした設計のおかげだったんですね。ナプキンって、今までなんとなく選んで使うものだったけれど、「こういう設計で、この機能を備えているから」という理由で選ぶと、やっぱりその働きと違いを直に感じますね。
ついてくるナプキン「ルナフィット」で、生理中も“いつもの私”に
伊東 石山さんがおっしゃった「今までナプキンをなんとなく選んで使っていた」というのは、実はかつての私も同じでした。学生の頃は親が買ったものをそのまま使っていて。でもナプキンの開発をするようになり、自分で試作したものをつけてみて、「ナプキンで快適感がこんなに違うんだ」と実感するようになりましたね。
石山 いつもの自分を100%とすると、生理中って80%から0%まで、その時どきでかなり調子に差があるんですが、使い心地が良くて自分に合ったナプキン、それこそ今回は「ルナフィット」を使ったことで、調子のベースラインを下支えしてくれている感じがありました。冒頭にお話しした、「何が起こっても、どうにか乗り越えなければ」という覚悟やソワソワ感もなく、仕事に向かうことができていましたし。

伊東 ナプキンを変えることで、いつも通りの生活ができるっていうところを感じてもらえてうれしいです。「ルナフィット」は着想から7年かけて完成した、私たち開発チームにとっては“理想のナプキン”。空間部分の大きさや素材の選定など100以上の試作を重ねて、ようやく辿り着いた自信作なんですよ。

伊東 私も、定期的にナプキンを使う“いち生活者”として、「こうだったら、いいな」と思うところを形にしています。ぜひ手に取って、進化したナプキンを体験いただけたらうれしいです。
〈石山さん〉ブラウス¥22,000 パンツ¥33,500(共にTHURIUM/ESTEEM PRESS press@esteem.jp)イヤリング¥4,400 イヤカフ¥3,300(共にLinola/805showroom 805showroom@gmail.com) リングは本人私物