
これぞ西表島! を体験できる、充実した「西表島ホテル」のアクティビティ。上・初心者でもトライしやすいSUP。空も水面もオレンジに染める夕日の中で行う「サンセットSUPクルージング」(90分 ¥8,000)は特別な思い出に。
島全体が世界自然遺産に登録されている、沖縄県・西表島。慣れない離島旅はホテルアクティビティを活用して、大人でも楽しい、オールタイムの大冒険へ。
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自然が生み出す極上の癒しにより忘れられない旅に
亜熱帯の原生林が島の90%以上を占め、“東洋のガラパゴス”とも称される西表島は、32の島からなる沖縄県八重山諸島で最も大きな面積を誇る。
日本最大のマングローブ林を有し、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコほか、貴重な動植物が数多く生息。島民たちは保全ルールを守り、生態系を保護しながら普遍的価値を維持し続け、2021年には“生物多様性上重要な地域”であるとして世界自然遺産に登録された。

ガイドと共にクーラの滝を目指してマングローブ林をカヤックで進み、沢歩きをしながら珍しい植物を観察する「クーラの滝 カヤック&沢歩き」(150分 ¥7,500)。
「朝昼晩で異なる美しい景色を楽しめるのが、西表島の大きな特徴です。朝は、日の出とともに木々や花が鮮やかな色を放ち、運が良ければ夜行性のイリオモテヤマネコの痕跡を見られることも。
昼は、アクティビティにより透明度の高い海、マングローブ林が続く川やジャングルの自然を体験できます。日本初の星空保護区に認定されている西表島では、夜は空一面を星や天の川が覆い尽くし、圧巻の眺めです」(西表島ホテル by 星野リゾートホテルスタッフ・高野由衣さん)
飛行機やフェリーを乗り継いで向かった先に待っているのは、手付かずの自然がもたらす極上の癒し。アクティビティをうまく使いながら、西表島の魅力を総ざらいしよう。

西表島へは石垣島まで飛行機で行き、フェリー(2社から発便)で約45 分。主に西表島の上原港に到着するが天候により大原港にも。事前にオンライン予約をし て、運行情報をチェックしておくと安心。
心地よい風と時間が流れる、「西表島ホテル」に足を踏み入れて

ホテルエントランスに続く道沿いにはヤシの木や亜熱帯の植物が茂り、南国気分上々!
プライベートが守られ、静寂に包まれた客室に時折聞こえてくるのは、動物の鳴き声や波の音などの天然のヒーリング音。西表島ホテルでは、島の生き物や環境を守るため、さまざまな取り組みを行っている。
「館内ではペットボトル飲料の販売を行わない代わりにウォーターサーバーを設置して、滞在中はマイボトル活用(貸し出し可)を推奨。またアメニティは、『OSAJI』との共同開発により人の肌や髪、環境にも優しいオールインワンソープのみご用意し、ランドリーでは洗剤を使わない仕様にするなど、環境保護×旅において持続可能な運営を目指しています」(高野さん)
沖縄を感じる食やトロピカルなドリンクが続々!


朝晩の食事はビュッフェ。夕食には沖縄らしい食材の料理が約60種並び、ライブキッチンでは“西表の日”と“アジアの日”のメニューを日替わりで提供。プールサイドでドリンク(¥1,000~)を楽しめる「イリオモテトロピカルサマー」にも注目。
島の動植物への関心・知識を向上


敷地内のジャングルや月ヶ浜、マングローブ群をホテルスタッフがガイドする「イリオモテガイドウォーク」(45分)。その他、希少動物について学ぶ「世界遺産の学校」(隔日19:30~30分 ※時期により変動あり)など無料の学習イベントも開催。
市場に出回りにくい農家のマンゴーを堪能


今はマンゴーのオンシーズン。「至福のマンゴーモーニング」は、農園でマンゴー栽培などを見学したあと、マンゴースフレやマンゴースムージーなどマンゴー尽くしのスイーツを味わうプラン。「至福のマンゴーモーニング」は7月31日まで開催。120分 ¥8,300で参加できる。市場に出回りにくい農家のマンゴーを堪能。
information
西表島ホテル by 星野リゾート
- 住所/八重山郡竹富町上原2-2
- 電話番号/ 050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
- 料金/「デラックスツイン」2泊1室(2名1室の場合)¥48,000~、チェックイン15:00 チェックアウト11:00
- アクセス/上原港からは無料送迎バスで約10分。また上原航路が欠航した場合のみ、大原港~ホテル間の送迎バスが運行(約60分)。
MAGAZINE マガジン

No.2455掲載
夏の推し旅 2025
2025年07月16日発売
海、美食、動物、かき氷、アートなど「大好き」なもの=“推し”を追い求める癒しの旅を案内する特集。夏といえばの沖縄は、那覇&本島西海岸のエリア別解説のほか、久米島、西表島という2つの離島もフィーチャー。他に「大人の夏休み」として、埼玉・長瀞の涼を求めて日帰り旅、栃木・那須で自然に触れる“大人の林間学校”、岡山で今が旬のフルーツとアートを楽しむ旅、北海道・トマムで雄大な自然を満喫する旅など、この夏おすすめの旅先をご紹介します。 ※ anan2455号POPver.(通常版)と、MODEver.(特装版)は表紙・掲載グラビア(Mrs. GREEN APPLE)・バックカバー・価格が異なり、その他の内容は同一です。