韓国発の進化系パン、焼きたてカステラも! 見逃せない最旬“スイーツ”情報

2022.12.28
次に来るもの、トレンド大予測! ここでは、いま押さえておくべき“スイーツ”を一挙に紹介します。

韓国発の進化系パン「クロワッサンロール」、日本で独自に進化中。

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クロワッサン生地をシナモンロールのように渦巻き状に焼き上げ、中にクリームを絞り入れたクロワッサンロールが、韓国のカフェで注目を集め、日本でも様々なアレンジが加えられ展開中。「甘さ控えめのデニッシュ生地を使用した『デニッシュロール』は、ドーナツに次ぐトレンドになりそう!」(BOUL’ANGE ブランドディレクター・松川敏明さん)

右・デニッシュロール いちご¥432 左上・デニッシュロール ピスタチオ¥486 左下・デニッシュロール プラリネ¥486(BOUL’ANGE 渋谷 東急フードショー店 TEL:03・3477・4747)

職人技が光る和菓子が国の登録無形文化財に。

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「菓銘をもつ生菓子(煉切・こなし)」が、国の「登録無形文化財」に登録され、和菓子文化を世界に向けて発信する動きが加速。「熟練の職人のみが作り出せる手技だからこそできるもの。登録されたことでますます注目を集めそう」(伊勢丹新宿店 和菓子バイヤー・弓納持清美さん)。室町時代後期創業の『とらや』では、季節に合わせて様々な製法や意匠の和菓子を販売。

右から、羊羹製 好文花¥508 ※12/29~1/15までの販売。餅製 ゆめうさぎ¥540 ※~1/15(とらや/伊勢丹新宿店 TEL:03・3352・1111)

出来たてならではのおいしさに出合える“焼きたてスイーツ”。

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お店に足を運んだ人だけが辿りつける「焼きたてスイーツ」がヒットの予感。「『匠の焼き菓子CONGALI 文明堂』は、文明堂東京が“匠の焼きの技術”を集結させた伊勢丹新宿店限定の新ブランド。従来カステラは、釜から出した後に一晩寝かして生地をなじませてから出荷するのですが、今回はあえて焼き上げてすぐのフルフルふんわりの食感を楽しんでいただくため、近くの新宿工房で焼き上げたばかりのカステラを1日3回運んで販売。また洋菓子店『ノワ・ドゥ・ブール』でも店内厨房で焼いたフィナンシェ、ガレットブルトンヌは、焼きたての香りと歯切れの良さがが楽しめます」(伊勢丹新宿店洋菓子バイヤー・井上孝さん)。ここだけの味わいを目当てに行列必至。究極の味と食感を体験して。

新宿工房釜出しカステラ 3切れ入り¥908 ※販売時間11:00、13:00、15:00。各回100切れ限定販売(匠の焼き菓子 CONGALI 文明堂/伊勢丹新宿店 TEL:03・3352・1111)

産地や品種で異なる味や香りを生かした“バニラスイーツ”。

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世界で最も高貴な香料といわれるバニラビーンズの奥深さを教えてくれるバニラスイーツを提供する店が続々オープン。「『Hugh Morgan(ヒューモルガン)』は、’22年誕生したスペシャルティ・バニラブランド。ブルボンバニラ、タヒチバニラなど、選りすぐりのバニラをふんだんに用いたスイーツを提供。バニラはその時どきの最良のものを仕入れて用いるため、同じ商品でも風味に変化があります。無添加クラフトアイスクリームショップ『ハンデルスベーゲン』もマダガスカル産のアグロフォレストリバニラをさやから煮出しているため香り豊かです」(スイーツライター・chicoさん)。カカオに続き、バニラの時代が来る!? 贅沢な香りに酔いしれる未知のバニラ体験を。

右から、ガトー・ヴァニーユ¥648 マカロン・ヴァニーユ 1個¥324 プディン・エクアトリアン¥540(Hugh Morgan/日本橋三越本店 TEL:03・3241・3311)

まるでだまし絵! “トロンプ・ルイユ”なスイーツに注目。

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トロンプ・ルイユは、フランス語で「目をだます、錯覚を起こさせる」という意味。本物と間違うような精巧に作られたアーティスティックなスイーツに注目が集まっている。「“桃源郷の土産物屋”をコンセプトにした和洋菓子店『小楽園』の山菓子は、日本各地の山をかたどったチョコレート菓子。地形データを3Dプリントして型を作っているので、そのルックスはジオラマそのもの。中には山のある地域にちなんだ味のガナッシュが入ります。また『パティスリー・パロラ』で味わえる季節のトロンプ・ルイユも、旬のフルーツを使ったスペシャリテで、見た目は本物そっくりです」(chicoさん)。見て楽しい、味わっておいしいトロンプ・ルイユスイーツにワクワクが止まらない!

雛山セット¥3,456(小楽園) https://www.shorakuen.com/

※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・市原慶子 スタイリスト・古瀬絵美子 取材、文・風間裕美子 鈴木恵美 撮影協力・UTUWA

(by anan編集部)