“ザワ”の愛称とともに大熱狂を巻き起こした、「HiGH&LOW」と不良漫画『クローズ』『WORST』とのクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』。その待望の続編が公開に! 前作で仲間たちの信頼を得て鬼邪(おや)高校の頭をはることになった花岡楓士雄とその仲間たちの前に、最凶最悪の敵・瀬ノ門(せのもん)工業高校が立ちはだかり、新たな戦いの火蓋が切って落とされる。
前作からの続投となる登場人物の面々に加え、今回さらに魅力的なキャストが参戦。瀬ノ門工業高校の頭として君臨する天下井公平役には、BE:FIRSTとしても活躍する三山凌輝(RYOKI)。その右腕として拳を振るう須嵜亮役は、中本悠太(NCT 127・YUTA)が演じる。EXILE TRIBEの各グループからも新たなキャストが加わり、さすがの身体能力を存分に発揮したアクションを披露している。個性と才能が激突する熱いバトルを見逃すな!
川村壱馬(鬼邪高校・全日/花岡楓士雄 役)×吉野北人(鬼邪高校・全日/高城 司 役)×三山凌輝(瀬ノ門工業高校/天下井公平 役)
――川村さん、吉野さんは続編が決まった時のお気持ちを、三山さんは今シリーズへの初参戦が決まった時の心境を教えてください。
川村:続編があることは聞いていたんですけど、コロナ禍でそれがなかなか形にならない状態が何年か続いていたんです。だから、ようやく撮れるって聞いた時は嬉しかったですし、また気合を入れて頑張ろうって思えましたね。
吉野:大変な状況だったからこそ、現場でも一体感が生まれていましたし、すごく気合も入りました。凌輝をはじめ、新キャストも豪華な方ばかりなので、僕らも熱量で負けないようにしないとなって。
三山:僕はもともとHiGH&LOWシリーズが大好きだったので、出演のお話を聞いた時は、驚いて泡を吹きそうになりました(笑)。お話をいただいた数日前も、通算4回目の『HiGH&LOW THE WORST』を観ていたところだったので、縁がすごいなって。それと同時に、プレッシャーも感じました。世界観を壊したらいけないし、俳優陣も製作陣も前作を超えないといけないっていう気持ちを持って挑むことは間違いないから、そこに参戦するなら、覚悟を持って頑張らないとなって。
――共演した感想は?
三山:壱馬くんはアーティストとして活動されているのに、すごくナチュラルなお芝居をされていたのが前作から衝撃で。でも、普段はどういう人なのかわからなかったので、探り探り歩み寄ってみたんですけど、めちゃくちゃ優しくて純粋だから、くだらない話をしても笑ってくれるし、真面目だし、思っていたとおりの人でした。
川村:凌輝は本当に達者!
三山:それ、褒めてる?(笑)
川村:達者って言うと、語弊があるか(笑)。“こいつ、うまいこと言いよって!”ってことじゃなくて、話し上手だし、素直だから、みんなとすぐ打ち解けてたよね。
吉野:僕は、凌輝が所属しているBE:FIRSTのオーディション番組を見てたから、もともと凌輝のことは知っていたんです。
三山:北人くんとは同じシーンが多いから、仲良くならないとなって思ってたんですけど、北人くんのほうからお茶目に「オーディション見てた~」って話しかけてくださって。北人くんは静かな方なのかなって思ってたから、それがすごく嬉しかったんですよね。
――今作は役者と役者の“クロス”でもあると感じます。共演者の中で、この人のここがすごい! と思ったところは?
川村:僕は個人的に、ビンゾー(板垣瑞生)の人懐こさ。今までまったく喋ったことがなかったんですけど、気づいたら結構長い時間一緒にいて、めちゃくちゃ仲良くなりました。瑞生、めちゃくちゃかわいいんだよなぁ(笑)。
吉野:俺はやっぱり、須嵜役の悠太くんがすごいなぁって。演技が初めてって聞いてたのに、堂々としていて、むしろ慣れてるように感じたくらい。
三山:俺は悠太くんと一緒のシーンが多かったけど、近くで見ていてもすごかった。演技が初めてだなんて、嘘って言ってくれよ! みたいな(笑)。セリフがあるほうがまだやりやすいはずなのに、須嵜は「……」みたいな部分が多くて。それでも感情がすごく伝わるから、「なんでそんなことができるの?」って、疑問しかなかった。
――今作は絆もテーマになっていると思いますが、現場で絆を感じたエピソードを教えてください。
川村:鬼邪高校のみんなで集まった時の空気感は抜群によかったですね。撮影中も、カメラが回ってないところでも、ずっと笑ってました。みんなでギャハギャハ、男子高校生のテンションで。こうやって集まるのは数年ぶりだったんですけど、前作が終わってからみんなでごはんを食べに行ったりしたので、仲の良さは前作以上。気づいたらもう、“いつもの仲間”みたいな感じです。でも、凌輝との絆は…ないかな。
三山:おいおいおーい!
川村:嘘(笑)。俺は人と打ち解けるのに時間がかかるタイプなのに、凌輝はこのとおり、イジられキャラにも徹することができるタイプだし、いっぱい話しかけてくれるから本当に1日で仲良くなれた。今でも連絡を取り合ってるしね。
三山:THE RAMPAGEさんのライブにも呼んでもらったし。
吉野:僕も、凌輝との思い出はとくにないかな。
三山:いやいや、いっぱい一緒にいたよ? 結構一緒にいたよ?
吉野:嘘だよ(笑)。本当にずっと喋ってたよね。僕は人に気を遣うのが得意じゃないけど、凌輝は人に歩み寄るのが上手だから、気楽に話せてありがたかった。みんなのことをたくさん笑わせていたし、僕はそういうことができるタイプじゃないから羨ましいなって。
三山:僕も人のよさが滲み出てる二人が温かく迎え入れてくれたおかげで、初参戦なのにすごく居心地がよかった。ありがとう!
写真右から、
吉野北人 よしの・ほくと 1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。俳優としても活躍し、近作のドラマ『魔法のリノベ』では、福山竜之介を演じた。
ジャケット¥55,000 シャツ¥35,200 パンツ¥33,000(以上ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087) その他はスタイリスト私物
川村壱馬 かわむら・かずま 1997年1月7日生まれ、大阪府出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル。俳優としても活躍し、出演する映画『貞子DX』が10月28日公開予定。
ジャケット¥82,500 シャツ¥37,400(共にガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール) その他はスタイリスト私物
三山凌輝 みやま・りょうき 1999年4月26日生まれ、愛知県出身。映画『縁側ラヴァーズ』や『人狼ゲーム デスゲームの運営人』などに出演。BE:FIRSTのRYOKIとしてアーティスト活動も行う。1stアルバム『BE:1』が発売中。
シャツ¥27,500(セブン バイ セブン) パンツ¥51,700(YUKI HASHIMOTO) 共にサカス PR TEL:03・6447・2762 ブーツ¥66,000(MORSE/OUAT TEL:03・6804・0865) その他はスタイリスト私物
『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』 企画プロデュース/EXILE HIRO 総監督/二宮“NINO”大輔 監督/平沼紀久 原案・キャラクター設定/髙橋ヒロシ 出演/川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(RYOKI)、中本悠太(NCT 127)ほか 9月9日より公開。
※『anan』2022年9月7日号より。写真・樽木優美子(TRON) スタイリスト・吉田ケイスケ(川村さん、吉野さん) 八木啓紀(三山さん) ヘア&メイク・oya(KIND/川村さん) 大木利保(CONTINUE/吉野さん) 西村裕司(earch/三山さん) 取材、文・菅野綾子 保手濱奈美 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー AWABEES
(by anan編集部)