左から、大石さん、江頭さん

多忙を極めるお笑いコンビ・家族チャーハンの二人が、日常生活に簡単に取り入れられる“ながら温活”に挑戦。寒さも慌ただしさも本格化する年末年始をHOTに楽しく乗り切ろう!

Index

    現代人は全員冷えている!? “ながら温活”が健康の鍵

    冬場に多くの人が直面する、冷え。医師の石原新菜さんに冬の冷えと温活の重要性について教えていただきました。

    「手足の先が冷たいというわかりやすい冷えもありますが、注意が必要なのは自覚がない冷え。現代人の多くが平熱の定義(36.5~37.2°C)を下回り、冷えているという事実があるんです」

    冷えは不調と万病のもと。

    「体温が1°C下がると代謝が約13%下がるといわれています。代謝が悪くなると、臓器に運ばれる酸素や水分・栄養の量が減少。体の働きが落ち、頭痛や生理痛、凝りや肌の乾燥といった不調が生じる恐れが。免疫力も下がるため、体温が低い人ほど風邪をひきやすく治りにくい傾向に。だからこそ“ながら温活”で体温を上げて、冬を健やかに過ごしましょう!」

    Profile

    石原新菜

    いしはら・にいな 「イシハラクリニック」副院長。漢方医学、自然療法、食事療法を取り入れ、様々な病気の治療にあたる。テレビやラジオ、雑誌などで温活情報を発信。『カラダを温めて冷えをとる! 温活365日』(内外出版社)など著書多数。

    42秒でできるアイソメトリック体操(各7秒)

    必要なスペースはバスマットほど! たった42秒間のお手軽さで、ぽかぽか効果絶大の簡単な体操に家族チャーハンの二人が挑戦。

    ① 胸の前で手を組み、力を加えながら両肘が外側に引っ張られるイメージで引く

    ② ①で組んだ手を後ろに回し、同じように肘を引く。首・背筋・腹部を引き締める

    ③ ②の姿勢のまま、腹筋に力を入れこむ。この時、呼吸は無理せず自然体でOK

    ④ ③と同じ姿勢で、今度は重心を落とし、両脚の太もも全体に力を入れてキープ

    ⑤ 足を広げて、お尻を垂直方向に落とす。下半身に徐々に体重をかけていこう

    ⑥ 両足を揃え、首からふくらはぎが一直線になるイメージで、つま先立ちをする

    1/ 1

    日中の移動も温活チャンス

    通勤や通学時の短い時間でも正しい姿勢を心がければ、筋肉が熱を生み出し、体温も代謝もUP! 正しい姿勢は、シルエットも映えていいことずくめ。

     

    通勤時の姿勢

    ○ 視線はまっすぐ前に。腕の振りと歩幅を大きくすると、脂肪の燃焼にも効果的

    × 背中が丸まっていると、運動量も代謝も低下。ながらスマホは、もってのほか

    電車、デスクでの姿勢

    ○ つむじから糸で吊るされているイメージで、腹筋と背筋を支点に背筋を伸ばす

    × 前かがみになると内臓が圧迫され、血流が停滞。体温の産生や代謝に悪影響が

    デスクワーク中にできる“ながら温活”

    靴の踵を床につけたままつま先を上げる。すねの筋肉が刺激され、血流が改善。

    つま先を床につけて、踵をアップダウンさせる。ふくらはぎのむくみ対策にも◎。

    自律神経が密集する肩と首を肩甲骨回しでほぐして、代謝も心のめぐりもUP。

    1/ 1

    “ながら温活”をやってみて…

    江頭

    冬場になると手足がかじかむ末端冷え症で。風邪もひきやすいんですが、している温活っぽいことは寝る前に養命酒を飲み始めたことですかね。思い当たる運動といえば、移動する時にちょっと歩いたり、お笑いライブ中の、縄跳びをするコーナーとかで体を張る時くらいです。でも、アイソメトリック体操の肘を引っ張るのは簡単だったし、温まりましたね。体が硬い僕でもいけました。

    大石

    僕も末端冷え症で、ありったけの布にくるまって寝るスタイル。つま先を上げるのとかは、楽屋での待ち時間にできそう。レッグウォーマーを履いたり白湯を飲む以外の、簡単に温まれる方法を知れてよかったです。

    Profile

    家族チャーハン

    かぞくチャーハン 2023年結成のお笑いコンビ。昨年のM-1グランプリ敗者復活戦での漫才が話題に。『家族チャーハンのラジオホームラン』が、Podcastで毎週金曜19時~配信中。二人揃って末端冷え症。右・江頭 1990年6月24日生まれ。ツッコミ担当。左・大石 1993年1月15日生まれ。ボケ担当。

    写真・KAZUYUKI EBISAWA(makiura office) スタイリスト・ダヨシ 取材、文・三上六花

    anan 2476号(2025年12月17日発売)より
    Check!

    No.2476掲載

    免疫力を上げる、温活

    2025年12月17日発売

    酷暑の夏を乗り越え、あっという間に冬。寒さに慣れる“寒冷順化”する間もない、寒暖差に悩まされるいまの時代ならではの最新温活を大特集!

    Share

    • twitter
    • threads
    • facebook
    • line

    Today's Koyomi

    今日の暦
    2025.12.
    25
    THU
    • 六曜

      仏滅

    • 選日

      天恩日

    「石橋を叩いて渡る」かのように慎重に事を進めていくことを表す日です。失敗しないように要所要所で確認を入れる、あるいは、頼みの綱となる人にお願いするなど万全を期しましょう。はたから見ると「成功させるために必死になっている」と冷笑されるかもしれませんが、本当に大事な場面ではそうなっても仕方がないものです。

    Movie

    ムービー

    Regulars

    連載