文/上村由夏
あなたの目指すお尻は?
ヒップエクササイズと一口に言っても、目指すお尻によって最適なエクササイズは異なります。
今回ご紹介するのはペタンコなヒップにボリュームをもたせて引き上げるエクササイズ。そのためには、お尻の上部を鍛えることが大切です。
意識すべきは、お尻、お腹、股関節
今回紹介するエクササイズを行なうときに意識すべき部分は、“お尻の上部”、“お腹のサイドラインから脚の付け根まで”、そして“股関節の後ろ側”です。これらを意識するだけで、エクササイズの質がグッと上がります。
エクササイズは見よう見まねでやるだけではなく、丁寧に「どこに効いているのか?」「必要な部分は動いているか?」など自分の体の感覚を確かめながら行なうことがとても大切です。
それでは、上記のことを踏まえたうえでエクササイズを実践してみましょう。
お腹にも効果的! ヒップアップエクササイズ
1.両脚をこぶし1つ分程度開けて立ち、お腹とみぞおちを上に引き上げるように立ちましょう
2.息を吸いながら右脚を後方へ伸ばしつつ、上体を倒し、右手を床につきます
3.左の股関節の後ろから体を折り込むように意識して、上体を倒します
4.右脚は“みぞおち”から真っ直ぐ伸ばすようにして後方へ伸ばします
5.息を吐きながら、左脚の股関節の後ろを意識しつつ上体を起こします
6.同時に右脚をお腹の右サイドの腹筋の力で持ち上げるようにして、膝を曲げて脚の付け根よりも上に引き上げます
7.さらに右の肋骨を意識して、腕を天井方向へ引っ張るようにして、右腕を頭上に伸ばします
8.これを1セットとし、再び上体を倒し、脚を後方へ伸ばしましょう
9.10セット行なったら、反対側も同様に行ないましょう
どこに効かせているのかを意識して!
エクササイズの効果を上げたいがために、無理に回数を重ねる人もいます。しかし、大切なのはどこに効かせているのかを意識すること。そのため、今回紹介したエクササイズは体の感覚を意識しながら、丁寧に行なってみてください。
紹介したエクササイズは簡単に行なえるものなので、ぜひ自分の体と向き合いながらチャレンジしてみてくださいね!
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上村 由夏
「マナヨガ」代表。
20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から整える“マナメソッド”を発案。
現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした『マナメソッドセラピー』でボディ・マインド・スピリットの調和を大切にし本質的な幸せを見出すレッスンを展開中。生徒は全国にわたる。