電車やバスを乗り継ぎ、歩き回り、お気に入りのスポットやお店、食べ物を探し出す韓国“ノムチョア”KOMAKiさん。そのパワフルな一人旅とは。


身も心もパワーチャージ・ソウル

地元の人との交流も一人旅の面白さ
旅に出るのは国内外問わず年に6~8回。そのうち4~5回は韓国を訪れるというKOMAKiさん。一人旅も多く、旅に求めるのは、デトックス&パワーチャージと新しい発見。

「20年前、『私の名前はキム・サムスン』を見て、韓国ドラマにどハマり。聖地巡礼はもちろん、韓国の文化や空気感を知りたくて、一人でも通い詰めるようになりました。韓国料理は何を食べても美味しいし、何より人が優しいんです。活気溢れる市場や繁華街に行くと、元気をもらえるんですよね。渡航時間が短いのも最高です。初めて訪れた時から大好きになりました」

1回の希望滞在日数は7~10日間だそう。

「スケジュールを詰め込むと疲れちゃうので、午前中はホテルでのんびり、午後から好きなところに出かけるのがいつものパターン。こだわりは、行きたいエリアに合わせて前後半でホテルを替えることと、バスタブがある部屋を取ること。バスタブがなければ、近所にチムジルバン(温浴施設)があるホテルを予約します。外に出たら歩き回るので、夜はできるだけ湯船に浸かりたいし、疲れはその日のうちに解消したいから。足用シートも必ず持っていきます。街を知るために電車やバスを使って遠出をすることが多いので、買い物にも使えるT-money(韓国の交通系ICカード)をフル活用。雨の日に残高不足でバスを降ろされて、ずぶ濡れになりながらコンビニでチャージしたことはいい勉強になりました(笑)」

一人旅の醍醐味はたくさん。見知らぬ現地の人との出会いも大切にしている。

「食堂や小さいスーパーでは韓国語で『日本人?』なんて聞かれたり、夜飲みに行くと、隣に座った人やバーテンダーにもよく話しかけられるので面白いです。自由に動けるのが一人旅のいいところ。ストレスなく楽しめることはデトックスにもなっているのかも」

【ショッピング】マニアックな小物やヴィンテージを探して

ヴィンテージショップ巡りは必ず。「渡韓前にSNSでチェックするのは『Million A rchive』。定期的にジャケットとワンピ、Tシャツなどアイテム限定のイベントをやっています」

『ARTBOX』や『nyunyu』には安くてポップな小物がたくさんありおみやげ探しに絶好。

好きな文字を彫金できる『レタリングジュエリーラボ』。「“アイゴー”(韓国語の感嘆詞)の文字で作りました(笑)」

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【ごはん】定番はスープ料理で、食材はおみやげに。

「忠武路の定食屋『ソウルトゥッペギ』の海鮮味噌チゲと菜っぱのビビンバセットが大好きでよく食べに行きます」

 

韓国では朝からしっかり食べる。「スープ料理が大好き。豆もやしがたくさん入ったコンナムルクッパは朝の定番」

「市場では、日本ではあまり見かけない干し鱈や調味料などを購入。韓国海苔は冷凍すると新鮮なままと市場の人に教えてもらいました」

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【ナイトライフ】夜遊びできる穴場もたくさん!

「女性客限定の『WILD WILD』では筋肉男子がセクシーダンスをするショーを開催。美しい筋肉やキレキレのダンスは圧巻」

 

「清渓ソウルオーシャン」は無料の穴場スポット。「音楽とともに眺める水辺のアートがキレイ。コーヒー片手に酔い覚ましをすることも」

「ここ数年は一人でもバーに行くように。バーテンダーや地元の人と話すのが楽しい」

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Profile

KOMAKi

コマキ 雑誌やアパレルブランドなどのスタイリングを手がける。2人組ユニット“韓ドラ♡姉妹”として単行本『韓国ドラマ聖地巡礼 ドラマで見たあの名所を巡る』(徳間書店)を出版するほどの韓国ツウでも知られている。

写真・KOMAKi 取材、文・若山あや

anan 2468号(2025年10月22日発売)より
Check!

No.2468掲載

秋の推し旅2025

2025年10月22日発売

anan恒例の旅特集!今回は“大人の遠足旅”をテーマに国内外、この秋行きたい場所をピックアップ。朝ドラで注目の松江をはじめ、ワインや栗、新米を堪能する八ヶ岳&諏訪のヌーボー旅、いまおさえたい北陸3県ときめき旅のほか、旅慣れた賢者が勧めるタイ・ソウル・台北・香港の週末旅プランなど、内容盛りだくさん。 私たちの毎日を彩った、食、暮らし、健康、美容、ファッション、そしてカルチャーたち。その輝きの数々をキーワードに落とし込み、ジャンル別にあらためてピックアップ。今年大活躍の白石聖さん、しなこさんも豪華に登場!

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音叉のように共鳴する関係性を象徴する日です。例えば趣味のつながりや同業間の人脈などです。ちょっと困ったことが起きても、そんな間柄のよしみで助けてもらえる場合もあるでしょう。何でもかんでも自分で解決しようと気負いすぎるのではなく、知り合いを含めた周りの人の力を借りる形でやっていくことを学ぶのです。

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