文/RKRK
『フォトジェニックトレンド大賞2020』は、年間100万枚を超える食卓投稿の中から、特徴的なおうち料理を『SnapDish』編集部が選出するというアワード(2020年1月1日~2020年11月22日の期間の『SnapDish』での食卓投稿の中から、2019年と比較して増加しているキーワードの出現投稿数、それらの投稿へのコメント数、いいね数、シェア数等のリアクションデータをもとに選出)。
新型コロナウイルスやSDGs(持続可能な開発目標)の社会的な広がりで、健康や環境への注目が高かった1年でしたが、家庭料理にはどんな影響があったのでしょうか……?
トレンド大賞は“ヴィーガン食”に!
大賞に選出されたのは、肉や魚などの動物性食品を含まない“ヴィーガン食”でした。地球環境にも優しいと言われている“ヴィーガン食”の増加には、SDGsへの理解や共感が広まったことも背景として挙げられます。
『SnapDish』には、「ヴィーガン」「vegan」関連の投稿やコメント数は、2020年10月までの累計で前年比170%まで増加。特に新型コロナウイルスが国内で猛威をふるいはじめた2020年4月以降は、前年比で約2倍の数で推移していたようです。
特に自宅では、“大豆ミート”などのプラントベースの食材や、野菜中心の料理を作ることで“ヴィーガン食”が取り入れられていました。
ユーザーからは、“ヴィーガン食”を身近に取り入れるアイディアや、美味しそうに見せるスタイリングの工夫なども投稿されています。“環境や健康に配慮しながら食事を楽しむ”というアイディアがたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。
2020年のトレンドをおさらい!
バレンタインでは『マンディアン』がトレンドに
2020年のトレンドは、溶かしたチョコレートにナッツやドライフルーツなどを乗せた『マンディアン』。作り方は簡単なのに可愛いので、バレンタインの新しい定番メニューとなりました。
投稿ではバレンタインだけにとどまらず、涼しげなブルー系カラーの真夏のマンディアンや、ハロウィン仕様のマンディアンなども登場しました。
自粛期間のトレンドは“イギリス風”?
新型コロナウイルスの影響による外出自粛期間中は、薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、ホットケーキミックスなどの粉製品が各地のスーパーなどから消え、連日ニュースに取り上げられるなど社会現象化しましたよね。この時期の『SnapDish』への投稿数は、昨年の2倍近くとなったそうです。
外出ができないおうち時間を楽しむべく、様々な“粉もの料理”のアイディアが広がり、イギリスのティータイムに欠かせないスコーンや、イギリスの軽食の定番で、もちもちとしたパンケーキ“クランペット”など、“イギリス風”のトレンドが生まれました。
おうちで旅行気分を味わうには…?
なかなか旅行に行けなかった今年。昨年のタピオカブームに続き、今年も台湾料理やスイーツが人気となりました。特に、八角が香る定番の“魯肉飯(ルーローハン)”は多くのユーザーがチャレンジしていたようです。
来る2021年! フォトジェニックトレンド予想は…?
健康意識が高まった2020年でしたが、2021年はさらにその流れが加速し、様々な角度からの“ライフスタイルの見直し”に注目が集まると考えられています。
特に『SnapDish』では、「引き続きのパンブーム」「食事・食材の見直し」「健康への意識(免疫力の向上)」「朝食への意識変化」の4つをトレンドのテーマと予測。動物性の乳製品を使わず、ノンファット・ノンコレステロールのベーグルや、ヘルシーな豆料理、さらにじわじわとトレンドになりつつある“腸活”などが注目ワードのようです。
■公式サイトはこちら!
2021年はさらに健康食が注目されそうですね。毎日の食事の参考に、ぜひ『SnapDish』を覗いてみてください。
【参考】
2020年、おうち料理のトレンドは「ヴィーガン食」。コロナ禍の今年、健康志向とSDGsは食卓にも影響/2,300万枚の料理写真共有アプリ「スナップディッシュ」が発表 - PR TIMES
©︎ヴァズ株式会社
©︎SnapDish