2021年にオープンした「ホテル アレクサンドラ」

発売中のMOOK『anan特別編集 魅惑の「香港映画」の世界』。その現地取材のために、夏の盛りに香港へと向かったanan取材班一考。映画のロケ地に食に文化に…とさまざまな場所をぎゅぎゅっと巡った5日間。宿泊に選んだのは、お目当ての注目スポットにアクセス良好の「ホテル アレクサンドラ」でした。

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    待望の香港へ。九龍半島と香港島、どっちに泊まる?

    今年、映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の公開を機に、日本でも香港映画熱が再び急上昇中! ananでも『トワイライト~』の魅力を語る座談会や、キャスト&監督の舞台挨拶レポ、来日メンバーの撮影&インタビューまで…さまざまな企画を本誌と

    してきましたが、で、ついに現地取材が決定! 途端に心は香港へと飛び、期待でソワソワ。

    しかし。現実に戻ると、ホテルの手配をしなければという大前提が。香港に滞在するとなると、大きくは九龍半島と香港島、どちらに泊まるか迷う人は多いのではないでしょうか。

    今回の滞在期間は5日間。その間にできるだけ多くの場所を周りたい! そう考えて選んだのが香港島。「ミッド・レベルズ・エスカレーター」や「セントラル・マーケット」、フレンチトーストの「瑞記咖啡」など、目的のスポットが香港島には盛りだくさん。とりわけホテルは、地下鉄やバス、トラムといった公共交通手段の乗り場に近く、フットワーク軽く動けるところが希望。ということで、香港島の中心部・北角(ノースポイント)のMTR炮台山(フォートレスヒル)駅から徒歩約5分という好立地にある「ホテル アレクサンドラ」に宿泊することになりました。

    香港国際空港から電車で炮台山駅まで行くには乗り換え1回でOK。地上に出たらエスカレーターつきの歩道橋を登り、そのまま進めばホテルに到着。このラクさ、スーツケースを持って移動する身にはありがたい。

    空港から炮台山駅まで直通で行けるバスもあるので、いずれにしても空港からのアクセスは申し分なしです。

    香港島は、2階建てのトラムやバス、赤いタクシーなどが並走する景色も見どころ。

    ホテルの中はビクトリア調。なんともきらびやか!

    「ホテル アレクサンドラ」の気になるフロア内はというと──。足を踏み入れた瞬間、そこは一面ゴージャスな空間! ゴールドの設えや、シャンデリア、白黒ダイヤ柄の床など、日本ではあまり見かけないデザインに圧倒されまくり。これでもかというほどきらびやかで、異国に来たことを実感し、自然とテンションが上がります。

    フロントからカフェへと続く通路にはシャンデリアがずらり。まるで宮殿のような様相。右手の金ピカの扉の向こうは、宴会などが開けるボールルーム。

    フロントも統一された世界観。どこを見渡してもゴージャス。

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    客室は、ダイヤモンドルーム、クローバールーム、スペードルームなど、トランプのマークの名前がついた6タイプ。
    そのなかから宿泊したのはクローバールーム。部屋の中央には広々としたダブルベッドがどんと置いてあり、手足を悠々伸ばして寝られそう。

    実際、横になるとマットレスが硬めで、寝返りがうちやすく、気持ちいい。滞在中は早朝からのロケ続きで夜になるとクタクタでしたが、おかげで目を閉じると秒で意識が飛ぶほどぐっすり眠ることができ、翌朝はシャキッと目覚められたのでした。

    クローバールーム。ソファとテーブルがあるので、そこでくつろぐのもよし、日本でやり残した仕事をするのもよし…。

    ビクトリア・ハーバーと九龍半島を臨む、絶好のロケーション!

    そして、なんといっても贅沢だったのが、窓外の眺望。

    窓の向きはシティビューとシーサイドビューがありますが、泊まった部屋はシーサイドビュー。外を覗くと香港の象徴的な景色、ビクトリア・ハーバーが広がります。その奥には九龍半島が。すっきり晴れた朝でも曇りでも、水面にネオンが映る夜景も、すべてに情緒があって、「香港に来たんだなあ」と見るたび幸せな気持ちになりました。

    対岸の九龍半島へは地下鉄やタクシーでも渡れますが、断然スターフェリーがおすすめ!炮台山駅から3駅先の湾仔駅近くに、フェリーターミナルがあります。

    屋外プールやフィットネスセンターもある!

    ほかには何が見えるかなと窓の下をのぞくと、屋外プールを発見。ターコイズブルーのタイルに囲まれていて、気持ちよさそう。夏に来るときには、水着を持って来るとよさそうです。

    ホテル内を探索すると、フィットネスセンターもありました。ランニングやウェイトトレーニング用のマシンがあり、旅先でも運動をしたい人に嬉しい設備です。

    部屋から見えた屋外プール。滞在時は蒸し暑い天候続き。ザバンと入りたい衝動が…。

    フィットネスセンターには、トレーニングに必要なベーシックなマシンが揃っている。

    朝食は香港ならではの点心や、洋食ビュッフェがずらり

    宿泊している間、毎日の楽しみだったのが朝食ビュッフェ。会場のカフェスペースに行くと、カウンターに並ぶおいしそうな料理の数々。せいろで蒸されたシュウマイや腸粉、お粥に揚げパン、朝から焼きそばにチャーハンと、食欲が止まらない…!

    サラダやパンケーキ、ハッシュドポテトなど、洋食メニューもあるので、連泊しても飽きることはまったくナシ。とくに、シェフがその場で作ってくれるオムレツなどの卵料理がお気に入りでした。

    こちらのカフェスペースでは、午後になるとアフタヌーンティーを提供。スコーンやタルトといったスイーツやセイボリーなど、イギリス式の本格的なセットが楽しめます。

    せいろを開けるとアツアツのシュウマイが!

    揚げ春巻きなど、朝に嬉しい点心がいただける。

    卵料理はオムレツとスクランブルエッグから選べて、オーダーごとに作ってくれる。

    朝食会場のカフェスペースも、もちろんキラキラのインテリア。

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    徒歩5分圏内にドラッグストアとスーパーがあるのが心強い

    ちなみに、宿泊時に欠かせないアイテムも紹介できればと。

    まずは、日本と香港の電圧の違い。日本は100Vで香港は220V。コンセントの穴は2つではなく3つなので、日本の家電を使用する場合は、プラグの突起が3つ付いた「BFタイプ」の変換プラグを用意する必要があります。家電によっては変圧器も持って行ったほうがよさそうです。

    アメニティは、シャワールームにシャンプーコンディショナーとシャワージェルのみと簡潔。日本のホテルによくある歯ブラシや基礎化粧品といった細々したアメニティや部屋着は置いていないので、お忘れなく(香港政府のプラスチック製品規制により2024年4月からホテルでプラスチック製品を無料で出すことができなくなったため)。

    とはいえ、コスメをうっかり忘れてしまった。はたまたそもそも荷物になるから持って行くのが面倒、という人も大丈夫。ホテルからMTR炮台山駅までの道中にドラッグストア「Watsons 屈臣氏」があるので、そちらで調達するという手もあります。

    炮台山駅のホテルに一番近いB出口のすぐ横には、セブンイレブンが併設されたスーパー「惠康 wellcome」があるのもかなり便利。飲み物を買ったり、お土産用に地元食材やお菓子を購入したりと、何かとお世話になりました。

    ドラッグストア「Watsons 屈臣氏」。レトロなデザインがかわいい香港の軟膏などちょっとしたお土産選びにもピッタリ。

    スーパー「惠康 wellcome」。ここでは香港ですっかりローカルフード化している「出前一丁」の地元オリジナル味や、粉末の港式奶茶(香港式ミルクティ)などを買いました。

    近隣には、ビクトリア・ハーバーに面した遊歩道も

    「ホテル アレクサンドラ」から歩いて5分ほどの場所には、ビクトリア・ハーバー沿いを歩ける「東岸公園」があります。ホテルのスタッフさんおすすめの場所でもあったので、取材の空き時間に散策へ。

    到着すると、そこはまるでアートスポットのような雰囲気。ポップな色合いの走行レーンやオブジェなど、海はもちろん写真を撮りたくなる景色がいっぱいです。

    公園までの道のりには、テイクアウトOKのカフェがいくつかあったので、コーヒーを片手に海を眺めながらのんびり過ごすにも、とても気持ちのいい場所だと思いました。

    奥に見える銀のオブジェは、実は排気口とのこと。そこまで歩いて行くことができます。

    ランニングなど、運動をしに来ている地元の人たちも。市民の憩いの場のよう。

    こうしてあっという間に過ぎ去っていった5日間。滞りなく取材を終えられたのも「ホテル アレクサンドラ」を拠点にしたからこそ!

    「アクセス抜群で快適だった」「なんだかんだ便利だったよね」と大満足のスタッフ一同。また泊まりに来たいと名残惜しさを感じつつ、ホテルをあとにしたのでした。

    「ホテル アレクサンドラ」のオリジナルパンダマスコットともすっかり仲良くなった様子のananパンダ。

    information

    ホテル アレクサンドラ(歴山酒店)

    • 香港北角城市花園道32号
    • TEL. 852-3893-2888

    公式サイト

    日本での問い合わせはメールにて

    information

    発売中! anan特別編集 魅惑の「香港映画」の世界

    映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のファンと、作品をきっかけに香港映画と香港文化に興味を抱いている人たちに贈る一冊です。『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の魅力紹介のほか、東京と横浜で味わえる香港フード&カルチャー案内、香港を知るためブックガイドなど、盛りだくさんの内容になっています。

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    写真・泉山美代子 編集部 文・保手濱奈美

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