「ソーシャルギフトとは、インターネット上でギフトが贈れるサービスのこと。2020年から調査していますが、ここ1~2年で利用者が増えており、20代の4人に1人が使っているとされています。ソーシャルギフトの形態には大きく分けて2種類あり、ひとつは、贈る人がギフトの受け取り用のURLを相手に送り、受け取った相手がURLのリンク先に住所や受取日時を入力するとギフトが届けられるタイプ。もうひとつは、贈る人がネットで商品のチケットを購入して相手に送り、受け取った相手が店舗でチケットを提示して商品と交換するタイプです。店舗に交換しに行く手間はありますが、自分の好きなエリアで、好きなものを、好きなタイミングで交換できるのが魅力。最近はプライバシーへの意識の高まりから、親しい間柄であっても住所を知らない人が増えていますが、どちらも相手の住所を知らなくてもギフトを贈れるのがメリットです」
便利なソーシャルギフトを上手に使いこなすには?
「商品ジャンルや価格帯もさまざまなので、友達への贈り物からかしこまったシーンまで幅広く対応できますが、お相手がシステムに慣れていない場合はとまどうことも。まずは、身近な人や友達へのギフトとして使うのがおすすめです。気持ちと一緒にサプライズでプレゼントを贈ることで、お相手にも喜ばれて関係性も深まります。コミュニケーションを円滑にさせてくれるツールとして、上手に活用してみてください」
ソーシャルギフトの心得
1、とっておきのサプライズに最適!
顔を合わせる機会がなくても住所を知らなくても、相手に勘ぐられることなくスマートにプレゼントができる。たとえば誕生日当日、午前0時にメッセージと一緒にプレゼントを贈るサプライズも可能。
2、カジュアルなプチギフトに便利。
仲間や友人へのちょっとしたお礼も、ソーシャルギフトなら快適。数百円で購入できるアイスクリームやドリンクなど、負担なく受け取れるプチギフトも揃っているため、気軽に感謝の気持ちを伝えられる。
3、準備をしていなくても、今すぐ贈れる。
明日の記念日をすっかり忘れて、プレゼントを用意していないというピンチにこそ真価を発揮! 当日にお祝いメッセージとともにギフトの受け取りURLを送れば、買い物に行くことなく贈り物ができる。
4、有効期限などサービスごとのルールには要注意。
ソーシャルギフトのサービス内容は、店舗で交換するチケットだったり自分で選んだりとさまざまなので、よく確認しておくこと。また、有効期限が設けられているため、あらかじめ相手に伝えておくと親切。
5、TPOはしっかりとわきまえよう。
SNSに慣れていない年配の方や取引先へのお詫びに、ソーシャルギフトを使うのは逆に困惑させてしまうことも。さらに、関係性が築けていない人に高価な品物を贈ると、警戒される場合もあるので要注意。
友人に誕生日プレゼントを贈りたいとき
【ギフトモール】オンラインでも特別感をしっかり伝えられる。
ギフトに特化した国内最大級のオンラインサービスとして知られる「ギフトモール」。有名ブランドや話題のアイテムを多く取り揃えており、食べ物やドリンク、ファッション、体験型ギフトまで、76万点もの豊富な品揃えが大きな魅力。誕生日や結婚祝い、出産祝いに送別会など、多彩なシチュエーションや予算別に、相手の好みに合わせたプレゼントが探せるのも嬉しい。また、パーソナライズサービスに力を入れており、相手のために選んだことが伝わる名入れギフトを約10万点用意。ボールペンやハンカチなどの定番アイテムに相手の名前を入れると、気持ちのこもった特別なギフトになる。https://giftmall.co.jp
【dozo】もらった人がギフトを選べる感度高めのギフトサービス。
相手の個性や伝えたいメッセージに合わせてテーマを贈る、ちょっとユニークなギフトサービス。テーマは“なんてったって餃子”や“サ活の手引き”など100種類以上あり、各テーマに5~8つのギフトがラインナップ。もらった人はWebサイトから好きなギフトを1つ選んで受け取るシステムなので、どんぴしゃで欲しいものが選べるし、贈る側も相手の欲しいものがわからないと悩む必要はなし。人気イラストレーターがテーマごとにイメージを描き下ろしたデジタルメッセージカードも用意。ソーシャルギフト機能を利用してSNSやメールで簡単に贈れるほか、手渡しできるギフトチケットも。https://dozo-gift.com
【ギフトフル】ギフトを選び直せる画期的なサービス。
「受け取ったプレゼントが自分の好みではなかった」「すでに持っている」「アレルギーがあって食べられない」など、もらったギフトのジレンマを解消してくれる画期的なサービスを提供しているのが「ギフトフル」。贈られたギフトを交換したい場合は、別の同価格以下のアイテムに選び直せるので、本当にもらって嬉しいギフトを受け取ることができる。相手のためを想ってギフトを選ぶ気持ちは伝えながらも、ギフト選びのミスマッチも防げるので、双方にとってやさしい選択に。また、ギフトが受け取られた後に支払いが確定する後払い制度なので、期限切れなどで相手が受け取らなかった場合の支払いはなし。https://giftful.jp
PROFILE プロフィール
小川安英
ギフトモールオンラインギフト総研 所長。1998年リクルート(現リクルート HD)入社。人材、旅行、金融にまたがる幅広い領域に従事したのち、ギフト領域におけるイノベーションを目指し、2020年7月ギフトモールに参画。