楽しいはずのSNSでも見るほどに苦しくなる…。

SNSを見て心が乱されがち。そうならないための“見る時”の基本スタンスとは? イライラせずに華麗にスルーする技術を、具体例とともに、コラムニストの石原壮一郎さん、辛酸なめ子さんにアドバイスいただきました。

「#すっぴん」とハッシュタグがついている友人の自撮り画像と他愛ないコメント。どう反応しろと?

SNS

そもそも人をイラつかせやすい“自称すっぴん”写真。しかもハッシュタグって、よりあざとさが際立ってもやもや。

「ただ、“はいはい、すっぴんね”と見て見ぬふりをするのも、あとを引きそう。実は、相手の思い通りにしてあげるのが、最も被害を少なく抑える方法かも。『肌つやつやでうらやましい』ぐらいのことを言い、相手の満足げな反応で、しめしめと思えれば御の字です」(石原さん)

でも、不本意なことを言って自分でも釈然としない部分は出てこない?

「これは一種の災難だと思うんですけど、SNSをやっている以上、ある程度の傷を負うのはしょうがないんです。いいことをしたぶん、何か返ってくるはず。100回褒めたら、宝クジが当たるかも!?」

実名こそないけど、ムカついたというエピソード、これ、私のこと?

SNS

「そもそも、こういうことをSNS上に書くほうがいけないですよね。いっそ、『そういうムカつくことする人いるよね~』と、しれっと、リプライしてみては。的外れなリアクションがきたら、相手もどう腹を立てていいかわからなくなりますから。仮に向こうが、『あなたのことなんだけど』と言ってきたら、ちゃんと話すきっかけになりますしね」(石原さん)

また、こんな対応で、文句を投稿してきた相手よりも一枚ウワテに。

「やたら慇懃なDMを送るのも一案です。『私が至らなかったせいで申し訳ありません』と相手が罪の意識を感じるほどに。敵意に対して敵意で返すと、同じレベルになってしまいますからね」(辛酸さん)

石原壮一郎さん コラムニスト。大人でチャーミングな処世術に定評あり。著書に『大人の言葉の選び方』(日本文芸社)など。

辛酸なめ子さん コラムニスト。『大人のコミュニケーション術 渡る世間は罠だらけ』(光文社)ほか、女子にまつわる著書多数。

※『anan』2017年2月22日号より。イラスト・ぎゅうにゅう 文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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人間関係の変化を含め、生活の転換期に入る人が出てくるかもしれません。といっても、まだそれは間接的なもので、以前とは異なる状況になりつつあるとか、今までしてこなかった考え方をするようになってきた、好みが変わってきた、という感じのものです。ですが、この変化は重要で、うまく捉えれば大きなメリットがあります。

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