【ピエール・エルメ・パリ】思いがけない香りを纏う、巨匠の発明。
「今夜はトリュフ、明朝はプラリネにしよう」なんて、寝ても覚めてもショコラで頭がいっぱいな皆さん、今年もショコラ愛好家の心躍るシーズンが到来です! 今季、ピエール・エルメさんは“ショコラ中毒”をテーマに、フランスの人気イラストレーター、ソレダッド・ブラヴィさんの茶目っ気たっぷりなイラストと、輝くショコラで私たちを耽溺させてきます。驚きの新作は日本の海苔香るボンボンショコラ! 海苔の自然な塩気と繊細な風味に魅せられたエルメさんが、ショコラとの相性を探求すること1年半、濃厚で酸味のあるベリーズ産チョコレートを合わせることで新境地へ辿り着きました。齧れば柚子のパート・ド・フリュイの甘酸っぱさに続き、洗練された磯の香りと旨みが蕩け出すよう。やめられないのも幸せなショコラ沼へようこそ!
アソリュティマン ド ショコラ 14個入り¥6,804
新作は海苔を使った「アルガエ」のほか、ジャスミンの天然香料を纏う「アンフィニマン ジャスマン」「ショコラ オ マカロン アンフィニマン ジャスマン」も。純粋さと妖艶さを併せ持つジャスミンの香りに魅了される。エルメさんのアイコン的ケーキ「イスパハン」のショコラも。5~24個入りの4サイズ。2/14まで販売。●青山店 東京都渋谷区神宮前5‐51‐8 ラ・ポルト青山1~2F TEL:03・5485・7766 11:00~19:00 不定休
【ブルガリ イル・チョコラート】ブルガリの哲学が息づく、かぐわしいチョコの宝石。
途方もない時間と試作を重ね、細部までこだわり抜く姿はブルガリのモノ作りと同じ。ブルガリの美学と文化、職人技を象徴する、「チョコレート・ジェムズ(=宝石)」と呼ばれる一粒は2024年、メートル・ショコラティエにジャンルカ・フストさんを迎え、次のフェーズへ。新作はイタリア名産の5つのナッツのプラリネと厳選素材のマリアージュ。卓越した技術とクリエイティビティで、ナッツの知られざる味覚とアロマを呼び覚まします。ピーナッツはその繊細な素材感を塩とバニラでふくよかに。シチリア産アーモンドにはリグーリアのブラックオリーブを合わせて。ナッティさに続く仄かなオリーブの余韻が、暖かなオリーブ畑を思わせます。齧ればたちまち、イタリアの豊かな大地と地中海の眩しい太陽に包まれている気分!
コレツィオーネ・サン・ヴァレンティーノ 2025 5個入り¥6,600
ジャンルカさんがメートル・ショコラティエ就任後、初のバレンタインコレクション。ピエモンテ産ヘーゼルナッツとオレンジのジューシーな調和にシナモンが余韻を残すものや、シチリア産ピスタチオにレモンとローズマリーが清々しい一粒など、イタリアの恵みに満ちた5種。2/14まで販売。●東京都中央区銀座2‐7‐12 ブルガリ銀座タワー10F TEL:03・6362・0510 12:00~20:00(日・祝日~18:00) 不定休
【ラ・メゾン・デュ・ショコラ】気球でパリを空中散歩、祝祭の街を巡るショコラ。
パリの空に舞い上がる気球の聖火台。オリンピックの名シーンをなぞるように、ショコラティエ、ニコラ・クロワゾーさんはショコラでパリの空中散歩へと私たちを招きます。祝祭の街を見下ろし巡る気分で味わうショコラは、めくるめくメドレーのようにさまざまな味わいが交錯し、驚きやときめきに溢れるパリを映し出すよう! イチゴを使った一粒は香り高いイチゴ「マラ・デ・ボワ」のガナッシュの上下にイチゴ風味のチョコを薄く重ねて。まったりとイチゴジャムの甘さを帯びたガナッシュが蕩けると、甘酸っぱさと愛くるしい香りがふわり。ハートは胡麻のプラリネ。胡麻のかつてない香ばしさとカリカリ感は、ひまわり油で揚げて叶えたそうで、いつもと違う胡麻の表情にドキッとしてしまう。ショコラの喜びは、恋する心のように舞い上がります。
パリ サンヴォール 4個入り¥2,646
1977年、“ガナッシュの魔術師”ロベール・ランクスさんがパリで始めた、類いまれなショコラクリエイター。今季は“パリ サンヴォール”がテーマ。イチゴ香る「ヴェルティージュ フレーズ」、黒胡麻プラリネの「スフルグリエ」のほか、マルメロとジュニパーベリーの「フリュイテ ランヴェルサン」など4種のコレクション限定レシピ。●丸の内店 東京都千代田区丸の内3‐4‐1 新国際ビル1F TEL:03・3201・6006 11:00~20:00 無休
【ジャン= ポール・エヴァン】スパイスや果物が香る、味覚の新世界を冒険!
大航海時代、新大陸からもたらされ、人々を虜にしたスパイスやフルーツ、そしてカカオ。そこから閃き、ジャン=ポール・エヴァンさんが今季のテーマに掲げたのは“新しい世界”。カカオが今、私たちを連れ出してくれるならどんな新世界? と、最愛のショコラを手に、エヴァンさんは驚きと発見に満ちた新世界の旅へ誘います。そこで待っていたのは、ちょっと珍しいエキゾティックなスパイスや果物とカカオの組み合わせ。ナツメグと同じ果実からとれる「メース」を使ったプラリネは、ナッツのまろやかさの後からほんのり上品な香りが。南国フルーツ「サワーソップ」のガナッシュは、南国フルーツミックスのようでも、熟れたイチゴのようでもある、甘く華やかなアロマがわきたつよう。まだ味わったことのないショコラの新世界へいざ出航!
ボンボン ショコラ 12個 アーバン ジャングル 12個入り¥6,923
メースのプラリネを包むピンクのハート「クール レ マスィ」、サワーソップのミルクガナッシュ入り「アムールドンファンス」のほか、バナナと抹茶が思いがけず調和するキャラメル入りのショコラや、タスマニアのスパイス香る一粒など、限定ショコラ9個を含む詰め合わせ。2/28まで販売。●東京ミッドタウン店 東京都港区赤坂9‐7‐4 東京ミッドタウン ガレリアB1 TEL:03・5413・3676 11:00~21:00 休みは施設に準ずる
【フレデリック・カッセル】一粒のショコラに潜めたケーキの多幸感。
パイ生地に小さなシューをのせたフランス菓子「サントノーレ」は、フレデリック・カッセルさんにとって、子供の頃から毎週のように家族で囲んだ思い出のお菓子であり、店のスペシャリテの一つ。フランス本店では毎月新作サントノーレを発表していて、その数これまでに300種以上も! ついにこのバレンタインには、サントノーレをボンボンショコラにしてしまいました。キャラメリゼしたシューやパイ生地はプラリネで表現。砕いたキャラメルやフィヤンティーヌを混ぜ込んで、サントノーレのカリカリ感と深みを感じさせます。味の組み立てもまたケーキ的。フランボワーズは普段合わせがちなダークチョコでなく、ホワイトチョコで繊細な香りを立たせて。甘酸っぱく可憐なアロマとプラリネの香ばしさに満たされる、一粒の極上ケーキを召し上がれ!
コフレ・サントノーレ 6個入り¥3,672
パリ郊外、フォンテーヌブローにパティスリーを構えて30周年を迎えた昨年、それを記念して、パリでサントノーレだけの本まで出版。サントノーレを俯瞰するイラストのボックスに、ガナッシュとプラリネを層にしてサントノーレを表現したボンボンショコラが収まる。マロン、柚子、バニラなど6種の味わい。●東京都中央区銀座4‐6‐16 銀座三越 本館B2 TEL:03・3562・1111(大代表) 10:00~20:00 休みは施設に準ずる
【ル・ショコラ・アラン・デュカス】フレンチの巨匠が贈る、素材を尊ぶショコラ。
「レストランで使うショコラを自分で作りたい」。料理人、アラン・デュカスさんの夢を実現したビーントゥバーは、最高のカカオ豆選びから始まり、パリ工房で焙煎、粉砕など全工程を職人たちで行い完成します。さらに東京工房でボンボンショコラに。アイコニックな幾何学ハートショコラは、今年はフランボワーズのビターガナッシュ、レモンガナッシュ×ヘーゼルナッツプラリネ、イタリア産ピスタチオプラリネの3種。ピスタチオなら火が通りすぎてしまいやすいから別にローストしておき、砂糖だけキャラメリゼしたところに合わせて香りを立たせたり、あえて粗めに砕いたりと、素材を尊ぶ丁寧な仕事が真骨頂。目が覚めるように甘酸っぱいレモンのガナッシュも、驚くほど瑞々しく果実味に溢れて。鮮やかな味わいにハートも揺さぶられます。
ペピクール・フリュイテ 9個入り¥4,644
ジューシーで華やかなフランボワーズがビターチョコと蕩ける「ノワール フランボワーズガナッシュ」、ザクザク香ばしい「オ・レ プラリネピスターシュ」、「マーブルプラリネノワゼット&レモンガナッシュ」は2層仕立てで酸味とナッツのコクが調和。それぞれの食材が一番引き立つチョコと合わせた。6個入り¥3,564も。2/14まで販売。●東京工房 東京都中央区日本橋本町1‐1‐1 TEL:03・5614・5313 ブティック11:00~20:00 不定休