土鍋で作れば最後まで熱々! おいしくて温活にもうれしい“韓国料理レシピ”3選

フード
2024.12.07

簡単&温まる韓国料理のレシピを、韓国出身の韓国料理研究家、キム・ヨンジョンさんに聞きました。

土鍋(トッペギ)プルコギ

ずっと熱々のまま食べられるチゲ風プルコギ。
甘辛いタレに漬け込んだ肉を野菜と一緒に炒めるおなじみの料理。

「土鍋で作ることで、最後まで温かく食べられます。このレシピは汁が多めなので、ぜひご飯にかけて食べてほしい。汁が余ったら翌日は卵とじうどんで」(キムさん)

材料/1~2人分
牛肉(すき焼き用または切り落とし)…150g たまねぎ…20g にんじん…15g えのきだけ…30g 春雨…30g 長ネギ…10g 水…250ml ごま油…大さじ1 いりごま、唐辛子粉、こしょう…各適宜 A(下味用)[しょうゆ…大さじ2 みりん、酒、砂糖…各大さじ1 おろしにんにく…小さじ1 おろししょうが…小さじ1/2 韓国牛だしの素または鶏がらスープの素…小さじ1]

作り方
1、たまねぎは1cm幅にスライス、にんじんは皮をむき1cm幅の短冊切りにする。えのきだけは石突きを取り除きほぐしておく。春雨は水で戻す。長ネギは薄めの小口切りにする。
2、土鍋に牛肉とたまねぎ、にんじんを入れ、Aを加えてさっと混ぜ味をなじませ、10分程度置く。
3、2を中火にかけて1分炒め、水を加えたら弱めの中火にし、5分煮込む。
4、味見をし、足りなければ塩と砂糖を各少々(分量外)加える。味が決まったらえのきだけと春雨を加え、さらに1分煮込む。
5、ごま油を回しかけ長ネギをのせ、好みでいりごま、唐辛子粉、こしょうをかける。

スユックしょうがタレ

かたまり肉をゆっくり茹でれば、出来上がり。
“水肉”と書くこの料理。調味料とともに40分近くじっくりと茹でた肉を薄切りにし、野菜に巻いてパクリ。

「ニラで血流の促進、なつめで胃腸を整え、さらには千切りのしょうがと食べることで、より温活効果を狙います」(キムさん)

材料/1~2人分
豚のバラ肉(かたまり)…300g 水…お肉が浸かる程度(600~800ml) ニラ(あれば)…20g 乾燥なつめのスライス、すりごま…各適宜 しょうがの千切り…20g A[しょうゆ…大さじ2 みりん…30ml 料理酒…30ml ローリエ…2枚 皮をむいたたまねぎ…中1個(100g) しょうがのスライス…15g] タレ[しょうゆ、砂糖、酢、水…各大さじ2 和からし…小さじ1/2]

作り方
1、タレの材料を混ぜ合わせ1時間程度置いておく。豚肉は臭みを取るため、流水でさっと洗う。
2、鍋に水とAを入れ中火にかける。沸騰したら豚肉を入れて蓋をし、中火で30分、さらに弱火で10分程度煮る。
3、茹で上がった豚肉を取り出し、薄くスライスして皿に盛る。長さ5cm程度に切ったニラと好みでなつめとすりごまを添える。タレにしょうがの千切りを入れる。好みで韓国風合わせ味噌(分量外)なども添える。

エビと春菊のチヂミ

サクッとふわっと焼き上げるのがポイント。
生地が焼ける音が雨音に似ているため、韓国では雨の日に食べる料理といわれるチヂミ。

「韓国人は小麦粉と水分が少ないサクサクした食感が好き。焼くときには生地をあまり押しつけないことが、美味しく仕上げるポイントです」(キムさん)

材料/1~2人分
春菊…50g むきエビ(大)…4尾 にんじん…20g たまねぎ…30g サラダ油…適量 赤唐辛子(生)…1本 糸唐辛子…適量 A[溶き卵…1個分 小麦粉…大さじ3 片栗粉…大さじ1 水…大さじ2 塩…小さじ1/4] タレ[しょうゆ…大さじ1 みりん、酢、ごま油…各小さじ1] 唐辛子粉(あれば)…小さじ1/3 いりごま…少々

作り方
1、春菊は根元を落とし、長さ2cm程度に切る。にんじんは皮をむき千切り、たまねぎ
は薄切りにする。赤唐辛子はヘタと種を取り除き輪切りにする。
2、ボウルに1とAを入れ、軽く混ぜる。
3、フライパンにサラダ油を入れて中火にかけて熱し、2の生地を入れて直径5cm程度に丸くのばし、エビをのせ、軽く焼き目がつくまでじっくり両面焼く。
4、器に盛り糸唐辛子といりごまをのせ、混ぜ合わせておいたタレを添える。

PROFILE プロフィール

キム・ヨンジョンさん

韓国料理研究家。韓国料理教室「Hansamo」主宰。著書に『ヨンジョンの幸せ韓国ごはん』(マイナビ出版)、『韓国屋台気分』(成美堂出版)など。YouTubeも人気。

写真・高杉 純 レシピ作成、料理作製・キム・ヨンジョン スタイリスト・官野亜海

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