地元で愛される店の看板メニューまで! 函館で食べたい“ローカルのおいしい”もの

フード
2024.10.25
美食の大地といわれる北海道の中でも、特にここ数年注目が集まっている道南エリア。その中心といえば函館。異国情緒とレトロが溢れる港町で、超定番から新しい流れまで、ご当地グルメを満喫しましょ。

【函館】海も山も美味が溢れる! この街の推しは“ローカルのおいしい”。

旅行 北海道

レトロな建物や教会、坂の上から見える港、美しい夜景…。旅心を誘う魅力がぎゅっと詰まった函館。東京から飛行機で約1時間30分、さらに空港から街の中心地まで車で20分程度というコンパクトな街は、週末の旅行にぴったり。そしてこの街を訪れたくなる一番の魅力といえば、豊かな食文化! 今回はそんな“ローカルフード推し”の旅をご提案。

まずは魚介! 市内はどこでも海に近いこの街は、名物であるイカはもとより、一年を通して旬の魚介類が食べられることでも有名。朝食は市場近くの食堂で、新鮮な魚介をのせたどんぶりなどをどうぞ。そして絶対食べたいのは、函館エリアのみで展開しているローカルチェーン店のフード。遊園地のような雰囲気が楽しいハンバーガーショップの『ラッキーピエロ』、そして元はコンビニなのに今やすっかりやきとり弁当のお店として愛されている『ハセガワストア』は、本当にここに来ないと食べられないスペシャルな味。オリジナリティ溢れるメニューは、飛行機で家までテイクアウトしたくなるほど魅力的。

そして忘れてはいけないデザートは、ソフトクリーム。本当にたくさんの種類があるのでいろいろ食べ比べるのがおすすめです。落ち着いてお茶をしたい人は、海を眺められる六花亭のカフェにどうぞ。天気が良ければ海の向こうに下北半島が。美味しいスイーツやカレーを頬張りながら、“函館にいる感”にたっぷり浸れます。

長く深く愛される、函館ローカルフード。

この街にいる間は、お腹がすく時間がないの?! 本当にそう思うくらい、食べたいものだらけ。上手にスケジュールを組んで、食べまくれ~!

きくよ食堂 函館朝市本店

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12月まではイクラが旬なので、特に美味!

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魚介の街・函館の本領発揮を味わえます。
朝市が有名な函館で昭和31年から食堂を構えるこちら。イクラに生うに、ホタテといった道産のおいしい魚介を、炭炊き蒸し釜戸で炊いたこちらも道産のお米にたっぷりのせた「巴丼」が大人気。また、絶対食べてほしいのが近海モノの活イカの刺し身。透明度、コリコリの食感、とろっとした甘み…、驚きの味わい!! 魚介好きな人は悶絶間違いなし。

函館市若松町11‐15 TEL:0138・22・3732 営業時間6:00~14:00 年始以外無休 元祖函館 巴丼¥2,728 活イカ刺し身時価

コーヒールーム きくち

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シャリシャリの食感、唯一無二のおいしさ。

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昭和から愛される街の喫茶店、自慢の一品。
湯の川温泉エリアにある、黄色い建物が目印の喫茶店の人気メニューはモカソフト。コーヒーは、函館を代表するコーヒー豆店『珈琲焙煎工房 函館美鈴』の豆をドリップしたものを使用。シャリシャリッとした独特の食感がクセになるおいしさ。昭和の雰囲気漂う店内で食べるのもオツですが、おすすめはテイクアウト専用窓口からの購入。空港から近いので道中にぜひ。

函館市湯川町3‐13‐19 TEL:0138・59・3495 営業時間9:30~19:00(テイクアウト窓口) 無休 モカソフト¥300(テイクアウト価格)

六花亭 漁火通(いさりびどおり)店 喫茶室

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ふわふわで優しい、極上のロールケーキ。

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美しい海の景色とともに老舗自慢の味をどうぞ。
北海道の名店・六花亭の、函館における2軒目の直営店。2021年のオープン以来、津軽海峡が見渡せる絶景が楽しめる喫茶室が大人気。おすすめは、これまで限られた店舗での提供だった「極楽ロール」、2種類の味が楽しめるカレー「パセリ&ポロシリカレー」など。狙い目は閉店間際の時間帯。秋冬は夕日が特にきれいだそう。1階ではお菓子の買い物も。

函館市金堀町9‐18 TEL:0120・12・6666 営業時間10:00~16:30 水曜休(喫茶室/1階の売店とは営業時間と定休日が異なる。また季節によって変更も) 極楽ロール¥300 イチゴジュース¥530 パセリ&ポロシリカレー¥1,300

ラッキーピエロ ベイエリア本店

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ごまたっぷりのバンズが甘辛な唐揚げと合う!

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地域密着バーガーショップ、ニックネームは“ラッピ”。
観光客はもちろん、地元の人にも愛されている、行列必至のバーガーショップ。全てのメニューは注文が入ってから手作りで、1番人気は中華風のタレを絡めた鶏唐揚げとレタスやマヨネーズを挟んだ「チャイニーズチキンバーガー」。ボリュームたっぷりなのにペロリと食べられる魅惑の味です。店舗ごとにインテリアが異なり、こちらのショップはブランコに座れるテーブルも。

函館市末広町23‐18 TEL:0138・26・2099 営業時間10:00~21:00(フード20:30LO、ドリンク20:45LO) 無休 チャイニーズチキンバーガー¥462 ラキポテ¥440 オリジナルウーロン茶(S)¥198(すべて店内価格) 道南に17店舗。

ハセガワストア 中道店

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弁当箱についた溝、その秘密はぜひお店で。

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やきとり弁当ですが上にのるのは豚串です。
もともと“ハセスト”は函館ローカルのコンビニで、「やきとり弁当」は1978年に酔客のオーダーに応えた形で誕生し、今やお店の看板メニューに。道南エリアでは“やきとり”というと豚串のことだそうで、オーダーが入ってから店内で肉を焼くので常にできたてが食べられます。肉厚の豚肉はご飯と相性抜群。冷めてもおいしいので、お土産にもぴったり。

函館市中道2‐14‐16 TEL:0138・54・1521 24時間営業 やきとり弁当/タレ(小)¥560 函館市内と近郊に13店舗。

※『anan』2024年10月30日号より。写真・千倉志野

(by anan編集部)

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