握りたて、大きい、具だくさん! ブーム真っ只中の“おにぎり専門店”3選

フード
2023.11.10
味&食べるスタイルの個性が加速。今の日本は“おにぎり戦国時代”! 今年巷を賑わした注目フードとして、ここでは、おにぎり専門店に注目します。

おにぎり専門店

・ブームのきっかけは’18年のミシュラン。
・まろやかな味わいのおにぎりが人気。
・インバウンドも注目。海外出店も増えそう?!

ミシュランガイドブックに老舗のおにぎり屋が掲載され、おにぎりの再評価&魅力発見がブームのきっかけ。より味わいがまろやか&複雑になり、店の個性も際立つように。外国人旅行者からの支持も高く、今後は日本を飛び出し海外でも人気が高まる予感!

極上の具材が織りなす、まろやかな味わいが魅力。

2018年、ミシュランガイドに『おにぎり浅草 宿六』が初めて掲載されたことが、おにぎりブームのきっかけ。

「その頃からカウンターで握りたてが食べられる名店『ぼんご』に行列が絶えなくなりました。ここ2年ほど新たなスタイルの店が増加しています」

とブームを解説するのは、おにぎり事情に詳しい中村祐介さん。最近は味や素材のバリエーションも広がり、高価格帯のおにぎりも売れるようになって、人気もうなぎのぼり。

「白飯に具材が1つというタイプも支持は高いですが、数種類の具材が織りなす味わいや、米が出汁で炊かれたものなど、まろやかな味も人気なのが昨今の特徴。いずれも個性的で、私が特に注目しているのが、“具だくさん&大きい系”の『おにぎり・とん汁 山太郎』、数種の具材のマリアージュが魅力の『TARO TOKYO』、そしてカフェ的空間でおにぎりを楽しめる『コーヒーとおにぎり PAMOJA』。そのお店にしかない唯一無二の味を楽しんでください」

こだわりのコーヒーと優しいおにぎりの融合。

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スポーツジムを経営する店主が、アスリートサポートで訪れ縁ができたアフリカ、コーヒー、そしておにぎりという、好きなものを詰め込んだカフェ。パワーフードのおにぎりは、おかずとセットのプレートなら栄養バランスもばっちり。ほろほろと崩れる優しい食感のおにぎりは、常時約20種類の味が揃う。バランスプレート(おにぎり1個+肉 or 魚 or Veganと総菜)¥1,600 コーヒー(L)¥800 おにぎりは各種¥250から単品購入も可能。

コーヒーとおにぎり PAMOJA 神保町店 東京都千代田区神田猿楽町1‐2‐6 ビラビスタ猿楽町1F 8:30~16:00 、おばんざいBAR18:00~22:00(日・祝日11:00~、おばんざいBAR~21:00) 不定休

自分のおにぎりが、目の前で握られる喜び。

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人気店『ぼんご』で修業をした店主が営む、握りたて、大きい、具だくさんがモットーのカウンタースタイルのお店。ずっしり重いお米の中と上には具材がたっぷり。定番に加え、ヤンニョムチキンなど“今どき”な味も多数。具材は23種類あり、ミックスも可能。ライブ感溢れる雰囲気も楽しい。左から、明太マヨ¥400 すじこ¥650 肉そぼろ卵黄¥400 とん汁¥360(とん汁1杯につきおにぎり20円引き/3個セットまで)

おにぎり・とん汁 山太郎 東京都豊島区雑司が谷2‐10‐7 TEL:03・6823・7549 11:00~15:00、16:30~18:30 不定休

食材×食材が生むマリアージュに大興奮。

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店頭に並ぶたくさんのおにぎりのコンセプトは、“食材のマリアージュ”。どれも具材の種類&組み合わせがユニークで、「こんなおにぎり、見たことない!」と興奮が止まりません。どの味も白米、玄米、黒米が選べ、そして海苔は別添えなので常にパリパリの食感が楽しめるなど、至れり尽くせり。日々新しい味を研究しているそうで、ついつい通ってしまいそう。左から、ホタテ塩麹バター¥300 天然 焼き紅鮭¥250 出汁パンチ×3¥280

TARO TOKYO ONIGIRI 人形町ファクトリー 東京都中央区日本橋小網町16‐14 神明日本橋ビル別館1F TEL:03・5801・9977 8:00~16:00(土曜~14:00) 日・祝日休

一般社団法人おにぎり協会・中村祐介さん おにぎりの素晴らしさを国内外に広めるために、協会を設立。情報発信やコンサルも行い、ミラノ国際博覧会の日本館でのイベント出演&ブース出展経験も。www.onigiri.or.jp

※『anan』2023年11月15日号より。写真・坂本美穂子 撮影協力・UTUWA

(by anan編集部)

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