真野(以下M):最近、行列で話題のキッチンカーがあるの。切り口も見目麗しい、台湾名物のサンドイッチ。
編集N(以下N):台湾中部(北斗)が拠点の老舗チェーンで、香港や韓国にも進出して、韓国ではすでに国民的サンドイッチになっているとか。でも台湾でサンドイッチとは…?
M:実はこのサンドイッチは台湾の歴史にルーツがある独特のスタイル。フランスや日本の食文化の影響を受けてできたものなのだそう。
N:封を開けたら、これで1ピースなんですね! 結構ボリューミー。
M:ねー、大口開けないと(笑)。しっとりしたパン、ハム、薄焼き卵、チーズにジャム、それに間に挟んだマヨネーズやバタークリーム…創業時から変わらないレシピで、本来の味わいを再現しているの。特に1番人気のハム、チーズ、卵が3層になった「満漢(マンハン)」が私好み。満漢とは中国語で「何でも入っていますよ」、という意味だそう。その名のとおり、全部入りのサンドはひと口頬張ると甘いとしょっぱいが絶妙なバランスで口の中に広がる。初めて食べるのにどこか懐かしささえ感じられて、何ともクセになる。
N:まさかの甘いクリームがハムと不思議と合う! そしてこの度、満を持して高田馬場にお店ができます。
M:ピクニックの差し入れには食べ比べできるボックスもありますよ。
右から、ハム、チーズ、いちご各¥320、満漢¥390、左奥上・ブルーベリー¥320、下・全粒粉ハム¥350。※価格は変更の予定あり。台湾で70年以上続くサンドイッチ店。抹茶やタロイモなど、日本限定の味わいも期間限定で登場予定。
洪瑞珍 東京都新宿区高田馬場2‐8‐5‐1F TEL:03・6709・6476 無休 4/26オープン予定。キッチンカーでの販売はインスタグラム(@hungruichen.japan)でチェック。
真野知子 ギフトコンシェルジュ。手土産など日常的なギフトからハレの日まで多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。
編集N サンドイッチに合う台湾水出し茶のボトル販売も。青茶が美味でした!
※『anan』2023年4月26日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美
(by anan編集部)