ほろ苦い甘さとなめらかな口溶けに夢中。
カカオ分の高いチョコレートにナツメグをさりげなく効かせた、すっきりとビタースイートな味わい。口の中でとろけるなめらかな舌ざわりに、ピーカンナッツのしっとり&さっくりとした食感が小気味いいアクセント。
ビターチョコレートのテリーヌ(日持ち:冷蔵庫で2~3日)
【材料】(5×10.5cm 2個分)
チョコレート(カカオ80%以上)…160g
無塩バター…60g
卵(Mサイズ)…1個
板ゼラチン…1g
きび砂糖…15g
ピーカンナッツ…30g
ナツメグホール…適量(パウダーの場合はふたつまみ)
オレンジピール…適量
【準備】
- ピーカンナッツを170度のオーブンで8分焼いておく。
- 板ゼラチンを水で戻し水気を切っておく。
- オレンジピールを刻んでおく。
- 型にオーブンシート、またはセロファンを敷いておく。
- 卵を卵黄と卵白に分ける。
【作り方】
- ボウルにチョコレートとバターを入れ湯せんで溶かし、卵黄を加えてゴムベラで混ぜ、ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜたら湯せんからはずしておく。
- 別のボウルに卵白ときび砂糖を入れ、ハンドミキサーでしっかりとメレンゲを立てる。
- 1に2を2回に分けて加え、その都度ゴムベラで大きく混ぜ、オレンジピール、ピーカンナッツ、すりおろしたナツメグをさっと混ぜたら、型に流して冷蔵庫で1時間冷やす。
【使用材料】
マチのある蝋引き紙袋、水引・麻紐各 約25cm、ホッチキス
【包み方】
- テリーヌ1個をラップで包み、蝋引きの紙袋に入れて口を1~2回折り返して閉じる。
- 水引と麻紐を、紙袋の中央で上からかぶせるように前後に垂らし、ホッチキスで留めて固定する。
【ポイント】
色違いや素材違いの紐でアクセントをつけると、何でもない紙袋が洒落た雰囲気に。
長田佳子さん 菓子研究家。「foodremedies」主宰。“体に負担をかけるものではなく、人を癒してくれるお菓子”をテーマに、ハーブやスパイスをはじめ厳選した素材を使ったお菓子が好評。近著に『季節を味わう癒しのお菓子』(扶桑社)。
※『anan』2021年1月20日号より。写真・山口 明 スタイリスト・中里真理子 構成、文・野尻和代
(by anan編集部)