チョコレートの新しい魅力を知るなら、ショコラトリーが提案するバーへ。お酒との組み合わせ方ひとつで、チョコレートの甘さと苦味、香りと余韻が表情を変え、互いを引き立て合う。そんな至福のペアリングが叶う、昨年オープンしたばかりの3軒をご紹介します。

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    ① JOHN KANAYA 恵比寿店

    エレガントな空間で遊び心あふれるペアリングを キルホーマン マキヤーベイとボンボンショコラ カサブランカのペアリングセット ¥1,100。

    日本の洋酒を使った、ラグジュアリー ボンボン ジャパニーズ ¥3,564。1/18から販売。なくなり次第終了。

    お酒に合うチョコレートやクッキーも販売。

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    当代きってのハイカラな文化人として知られた、鬼怒川金谷ホテルの創業者・金谷鮮治氏。そのエスプリを受け継ぐショコラトリーは、金谷氏がコレクションしていたフランスのステンドグラス作家ガブリエール・ロワールによるスカルプチャードグラスや、バーカウンターを備えたシックな佇まいが印象的だ。

    「金谷鮮治は、世界の一流を知り尽くした人でした。フランスを訪れるたびに本場のショコラを買い求め、お酒や葉巻を嗜んだそう。“彼が今の東京にバーを作るなら?”と想像しながら、世界観を構築しました」

    そう語るのは、監修したクリエイティブディレクターの松崎梨絵さん。

    「金谷氏が愛したチョコレートやお酒といった嗜好品を文化として楽しめる場にしたくて、バーカウンターを設けました。女性が少し苦手意識を持ちがちなウイスキーも、チョコと合わせることで角が取れてまろやかに。チョコもまた、口溶けや香りの余韻まで変わってくるんです」

    お酒のセレクト基準は、チョコとの相性はもちろん、造り手の目が行き届いた小規模生産者のものであること。骨董店で探し集めた美しいアンティークグラスに注がれる一杯が、より特別なひとときにしてくれる。

    「おひとりで来られる女性も多く、隣の席の方と、お酒やチョコをきっかけに自然と会話が生まれることも。単に味覚を満たす場所ではなく、人と人とのコミュニケーションが生まれる。それがバーの魅力ですね」

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    JOHN KANAYA 恵比寿店

    店内に飾られているのは、金谷鮮治氏がかつて手がけたレストラン『西洋膳所JOHN KANAYA麻布』をイメージしたアート。

    東京都渋谷区恵比寿南2-7-4-1F TEL. 03-6273-1971 ショップ11:00~19:00、ペアリングバー14:00~18:00 日・祝日休

    ② MAISON CACAO 鎌倉本店

    甘さの奥行きを知る大人のマリアージュ ショコラ・コキーユ クラシック(1粒)×いちじくのネグローニ ¥1,760。

    マスカットの華やかな香りを引き出すペアリング。アロマ生チョコレート マスカット(3粒)×アップルミントのモヒート ¥1,980。

    ブランドカラーの深い青が美しいバーカウンター。

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    鎌倉発のアロマ生チョコレートブランド『メゾンカカオ』。去年11月、その本拠地・鎌倉に、クラシカルな白亜の洋館をリノベーションしたフラッグシップショップが誕生した。異なる世界観で彩られた3フロアの中でも、ひときわ印象的なのが最上階の3階だ。昼はカフェ、夜はメキシカン・フレンチとお酒を楽しめる空間へと表情を変え、併設されたバーカウンターでは、創業者・石原紳伍さんの発想力が光る、チョコレートのためのカクテルが楽しめる。

    たとえば、極限までなめらかにしたみずみずしいガナッシュを閉じ込めた「ショコラ・コキーユ」には、ビターなカクテル、ネグローニを。やわらかな甘さのチョコレートをネグローニのほろ苦さが包み込み、カカオの余韻はより深く、エレガントな大人のデザートへと昇華する。

    チョコレートの可能性を広げてくれるペアリングは無限大。バーテンダーに相談しながら、好みを見つけて。

    information

    MAISON CACAO 鎌倉本店

    1階は出来たてのスイーツを販売するショップ。2階はこれまでのコレクションを展示したショールーム。

    神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-33 TEL. 0467-50-0611 1・2F 10:00~18:00、3Fカフェ 12:00~16:00、ディナー&バー 17:00~22:00 1・2F無休、3F火曜休

    ③ La Maison du Chocolat ニュウマン高輪店

    唯一無二の味覚体験でショコラの新境地に出合う キャビアと金箔を贅沢にあしらった、タルトショコラ キャビア¥4,070、マティーニ ショコラ¥2,020。

    マティーニ ショコラはエスプレッソとV.S.O.P.ブランデーを合わせた芳醇な味わい。1杯ずつ丁寧に作られる。

    パリのアパルトマンを訪れたような心地よさと、洗練されたラグジュアリー感漂う空間。

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    1977年創業、パリのラグジュアリーショコラメゾンとして有名な『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』。ブランド内で世界初のカフェやバーカウンターを併設し、“ショコラの可能性を追求した新しい味覚体験”をテーマに、チョコレートを主役にしたこれまでにないメニューを楽しめる。

    その挑戦が、フレンチの食材とチョコレートを組み合わせるというアプローチ。一見大胆に思えるが、「タルト ショコラ キャビア」を口にすると納得。ダークチョコレートの甘さと苦味に、キャビアの塩味とミネラル感が重なり、互いの輪郭を引き立て合うバランスが絶妙。そこへ「マティーニ ショコラ」をひと口。カカオの風味にブランデーの熟成香が重なり、味わいは一段とまろやかに広がっていく。

    ニコラ・クロワゾー氏とウイスキーエディター、バンジャマン・クエンツ氏が監修した、3種類のウイスキーとチョコレートのペアリングが堪能できる「夜間飛行」も注目。

    information

    La Maison du Chocolat ニュウマン高輪店

    昨年9月にオープン。店舗は、メゾン史上最大規模となる200平方メートルを超える広さ。

    東京都港区高輪2-21-2 ニュウマン高輪 South 2F TEL. 03-6409-6267 ランチ 11:00~14:00、アフタヌーンティー 14:00~17:00、アフターファイブ 17:00~20:00 休みは施設に準ずる。

    写真・田尻陽子 取材、文・岡井美絹子

    anan 2479号(2026年1月14日発売)より
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    No.2479掲載

    チョコレートLOVE 2026

    2026年01月14日発売

    毎年恒例の「チョコレート」特集。メゾンの新作や最新トレンドリサーチから、ショコラトリー併設のバーやホテルのアフタヌーンティーなどおでかけして味わうショップ情報まで、50軒以上の気になるチョコレート情報を集めました。

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